効果的なオロナインパック方法で鼻や顔全体の角栓スッキリ!
SNSを中心に、今話題になっている美容法があります。
それは「オロナインパック」です。
オロナインという名前にすぐにピンときた方も多いと思いますが、そうではない方でも、昔、転んで擦り剥いた時や、しもやけやひび割れになった時に、お母さんに茶色の蓋が目印の軟膏を塗ってもらった記憶はないでしょうか。
一家に一個、必ずといっていいほど常備されていた皮膚の万能薬、それがオロナインです。
しかし、そのオロナインをパックに使うとは一体どういうことなのでしょうか。
そこで今回は、オロナインパックの方法や効果について調べてみました。
オロナインパックとは?
オロナインパックとは、オロナインを使って毛穴の詰まりや黒ずみを取り除く美容方法です。
オロナインは本来、擦り傷や切り傷、ニキビ、軽いやけどなどに使用するもののため、本当に効果があるの?と疑ってしまいたくなりますが、実際に経験した方の多くが、「引くくらいに汚れが落ちた」「スッキリ具合がたまらなくてリピートしている」とその効果に驚いています。
オロナインパックの基本的なやり方
では、オロナインパックはどのように行えばよいのでしょうか。
ここでは、始める前に用意しておくものや、基本的なやり方についてご説明したいと思います。
用意するもの
基本のやり方
2.顔を拭き、水分をとったらオロナインを塗ります。この時、肌に薄く塗って馴染ませるというよりも、小鼻が真っ白になるくらいたっぷりと塗り重ねて下さい。
3.そのまま10分ほど放置します。
4.石けんなどを泡だて、オロナインを綺麗に洗い流します。洗い流す時もぬるま湯を使用して下さい。
5.毛穴シートを貼ります。
6.記載されている時間が経過したら、毛穴シートを剥がします。剥がす際は下から上へ剥がすようにしましょう。
これで終了です。
オロナインパックの効果を上げる方法
巷で噂のオロナインパックを早速試してみたけれど、思ったほどの効果が感じられなかった。
という方のために、ここではオロナインパックの効果を上げる方法をご紹介したいと思います。
1.蒸しタオルを使ってみましょう
毛穴の汚れが取れなかった原因には、毛穴の開きが足りなかったことが考えられます。
ぬるま湯で洗ったくらいでは、毛穴が開かないという場合には、蒸しタオルを使ってみましょう。
蒸しタオルは、レンジで簡単に作ることができます。湿らせて軽く絞ったタオルをくるくるとロール状にし、そのままレンジで40~50秒ほど加熱するだけでOK。
後は、タオルを開いて顔に載せて30秒から1分待ちましょう。
2.鼻にティッシュを詰めてみましょう
鼻の形状は人それぞれ。凹凸がはっきりしている場合は、パックと皮膚の間にすき間ができやすくなるため、しっかりと密着しないことがあります。
それを手軽に解消するには、ティッシュを使うのがお勧め。
適当にちぎってティッシュを鼻の穴に詰めると、鼻表面が固定され、パックが密着しやすくなります。
オロナインパックは毎日やるの?頻度はどれぐらいが効果的なの?
毛穴パック自体、肌に直接貼り付けることで負担が大きいですし、安易に使用頻度を増やすことで毛穴の開きが増長され、返って汚れが溜まりやすくなり黒ずみが目立つようになってしまいます。
そのため、週に一度を目安に行うのがよいでしょう。
つまり、オロナインパックはスペシャルケアとして行うのが正解です。
オロナインパックをする際のポイントと注意点
オロナインパックをする際には、次のポイントに注意して行うようにしましょう。
1.洗顔の時は必ずぬるま湯で行いましょう
オロナインを塗る前や塗った後、洗顔を行いますが、冷たい水や熱過ぎるお湯で洗ってはいけません。
冷たい水は毛穴を引き締めてしまい、汚れを上手くとることができませんし、熱いお湯は肌に必要な皮脂まで取り除いてしまうため、乾燥肌の原因になってしまいます。
毛穴を開くための適温は37度程度と言われており、ぬるま湯で洗うことでよりパックの効果を高めることができます。
2.オロナインはきちんと落としましょう
肌にオロナインの油分が残っていると、パックが密着しないため効果が薄れてしまいます。
また、水分もしっかりと拭きとるようにして下さい。
湿気があるとやはりパックがきちんと貼り付けられないため、十分な効果を得られません。
3.パックを長時間貼りっぱなしにしないようにしましょう
長い時間放置してパックがパリパリに乾いた方が、より肌に密着するため効果が高くなる、と思うかも知れませんが、時間はパックの説明書に記載されているのを守るようにしましょう。
パックを乾かしすぎてしまうと、剥がす時に角栓だけではなく皮膚も剥がしてしまうことがあり、トラブルの元となります。
また、敏感肌の方は記載されている時間よりも短めに行うなど、自身の肌質に合わせる工夫も必要です。
4.パック後は、必ず化粧水や乳液を使いましょう
角栓が取れた後の毛穴は、ぽっかりと穴が開いている状態になっています。
これをこのまま放置していると、そこに汚れが溜まってしまい、前よりも黒ずみが目立つようになってしまいます。
それを防ぐには、パック後のケアが大切です。
化粧水で毛穴を引き締め、乳液でしっかりと保湿をしてあげましょう。
佐伯チズ式オロナインパック「水溶きオロナイン」のやり方
肌の乾燥や肌荒れが気になる時、保湿成分や補修成分が含まれた美容液を利用する方は多いと思います。
しかし、美容液はどれもそれなりにお値段が張るし、そもそも何を選んだらよいかわからないという悩みも発生しがちです。
もっと手軽に、肌トラブルに対処できるアイテムがあればいいなと感じたことのある女性は、多いのではないかと思います。
そのような時にお勧めなのが、「水溶きオロナイン」です。
水溶きオロナインは、肌のコンディションが優れない時や弱っている時に、乳液や美容液代わりに使うことができるアイテムです。
あの美容研究家の佐伯チズさんも活用していることから、瞬く間に注目を集めました。
水溶きオロナインの作り方はとても簡単で、指でひとすくいしたオロナインと2~3滴の水を、手の平の上で混ぜ合せるだけ。
水を加えることでオロナインが乳液状になり、肌にしっかりと馴染みやすくなります。
なお、水溶きオロナインはオロナインパックのように洗い流さず、お風呂上がりのケアとして化粧水の後に使い、そのまま就寝して下さい。
参考資料:驚愕!水溶きオロナインの即効性! | こすめまにあ
オロナインパックは何故いちご鼻に効果があるの?
そもそもいちご鼻とは、開いた毛穴に皮脂や剥がれた角質、ゴミやホコリなどが詰まり、さらに空気に触れることで酸化して黒ずんだ状態のことを言います。
毛穴は鼻に無数にあるので、一つ一つが黒ずんでしまうと全体的にブツブツして見えるため、その様子がいちごに似ていることからいちご鼻と言われています。
いちご鼻が悪化してしまうと、皮膚科でのピーリングやレーザー治療といった専門の施術が必要となるため、早めの対処が必要不可欠なのですが、洗顔だけではなかなか改善しないという声もよく聞きます。
そのような中、ではなぜオロナインパックがいちご鼻に効果があると言われているのでしょうか。
実は、オロナインには毛穴の詰まりを改善する効果は、製造元である大塚製薬は明記していません。
オロナインはあくまでも、傷ややけどの治癒、肌荒れ(ニキビなど)に効果があるものとして販売されています。
しかしながら、保湿成分が含まれることから、塗ることで皮膚表面をやわらかくし毛穴を広げて詰りを取り除きやすくしている可能性はあります。
角栓もとれるオロナインパックはニキビにも効果的?
オロナインは、ニキビに効果があることは公式サイトにもしっかりと記載されています。
しかし、以外と知らない方が多いようです。
ニキビを改善するためには、炎症を鎮めてニキビの元となるアクネ菌を除去し、皮膚を再生させることが不可欠ですが、オロナインには消炎・殺菌作用、並びに保湿作用も含まれていることから、ニキビ改善には効果があると言えるでしょう。
ただし、オロナインで改善するのは赤ニキビと呼ばれているもので、皮膚が酸化し黒ずんでしまった黒ニキビや、皮脂が詰まった初期状態である白ニキビには効果がないと言われています。
また、オロナインをニキビに塗る時も、擦りこませたりはせず、ニキビの上に少量を載せるようにしましょう。
こうすることで、オロナインの消炎・殺菌成分が届き、ニキビを改善してくれます。
そもそもオロナインって何?
オロナインは、1953年に大塚製薬が販売を開始した皮膚疾患外傷治療剤です。
元々はオロナイン軟膏として販売されていましたが、1972年に現在のオロナインH軟膏に商標を変更しています。
この「H」は、主成分であるグルコン酸クロルヘキシジン液のヘキシジン(Hexidine)が由来となっており、グルコン酸クロルヘキシジン液は消毒液としてよく使用されている成分です。
つまり、オロナインは消毒・殺菌を主な目的として使われる医薬品ということになります。
なお、オロナインは湿疹や皮膚炎、虫刺されなどには使用しないように注意書きがされています。
皮膚疾患の全てに効くわけではないので、使用目的をよく考えて使うことが大切です。
オロナインの効能・効果
今回は、オロナインパックの方法を中心にご紹介していますが、オロナインには本来、様々な効能や効果があります。
あかぎれやしもやけに効く
寒い冬や空気が乾燥している時に、血行不良が原因で起こるのがあかぎれやしもやけです。
オロナインには保湿成分が含まれているため、水仕事の後やお風呂上がりに塗ることで皮膚を保護し、症状の悪化を抑え、改善します。
切り傷や擦り傷に効く
オロナインの消毒・殺菌成分が、患部を保護して化膿を防ぎます。
軽いやけどに効く
やけどは程度によって段階が分けられていますが、オロナインが有効なのは1度と言われています。
1度のやけどとは、赤くはなっているものの水ぶくれなどがない状態を言います。
この状態のやけどであれば、患部にオロナインを塗ってガーゼを被せておくことで化膿を防ぎ、自宅での治癒が可能となっています。
水虫に効く
水虫とは、白癬菌というカビの一種に感染・増殖することで、かゆみを引き起こす皮膚疾患です。
特に湿気の多い足の指の間に発生することが多いのですが、毎日お風呂上がりにオロナインを患部に擦りこむことで、殺菌効果によって水虫を改善することができます。
なお、オロナインによる水虫改善は、ジュクジュクとした水虫には効きません。
ニキビに効く
オロナインの消毒・殺菌作用により、ニキビの原因菌を除去し、炎症を鎮めて改善へと導きます。
オロナインパック以外のオロナインの使い方
オロナインの効果に、「やけど」があることから、日焼け後のケアにも有効と言われています。
使い方は、海などで強い日差しを長時間浴びた後、肌の火照りが治まってからオロナインを肌に直接塗って下さい。
いきなりオロナインを塗るのではなく、まずは肌をクールダウンさせてから塗るのがポイントです。
また、真っ赤になって腫れあがっていたり、水ぶくれになっている場合は、オロナインでは対処できません。
安易に使用すると症状が悪化してしまう恐れもあるころから、そのような場合は皮膚科へ行くようにしましょう。
まとめ
子供の頃はよくお世話になったオロナインですが、大人になるにつれその使用頻度が少なくなっている方も多いのではないかと思います。
しかし、今回ご紹介させて頂いたことで、改めてオロナインの凄さを感じたのではないでしょうか。
オロナインは医薬品のため、公式サイトなどに記載してある効能や効果については「効くかも知れない」ではなく「効く」ということが前提にあります。
ただし、オロナインパックについては効能や効果に直接謳われているわけではないので、明確に「効きます」とは言えません。
とは言え、多くの方がその効果を実感されていることから、小鼻の毛穴詰りに悩んでいる方は、オロナインパックを行ってみるのもよいのではないでしょうか。
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