蕁麻疹に効果のある食べ物や飲み物の特徴と栄養素!
皮膚に突然、強い痒みが起こる蕁麻疹。
紅斑と呼ばれる赤みを帯びた湿疹がぽつんと出ることもあれば、地図のように広がって腫れるものまでその形状は様々。
ただし、そのどれもが出現から数分~数時間で消え、しかも跡形もなくなってしまうため「あれは何だったんだろう」と思いながらも、ひとまず様子を見る方がほとんどだと思います。
一過性の蕁麻疹の場合はそれで済みますが、中には慢性的に蕁麻疹を繰り返す方もいらっしゃいます。
いくらやがて消えてしまうとは言え、何度も繰り返してしまうのは心配になりますよね。
蕁麻疹の診断は医師でも難しく、蕁麻疹が出ている最中に診てもらうことが第一になりますが、それでも原因を特定することは安易ではないと言われています。
しかし、蕁麻疹は原因と思われるものを避けたり、体質を改善することで発症を防ぐことができると言われています。
体質改善には食生活の見直しが欠かせませんが、蕁麻疹に効果のある食べ物や飲み物には一体どのようなものがあるのでしょうか。
そこで今回は、蕁麻疹によいと言われている栄養素や、その栄養素を含む食べ物や飲み物をご紹介したいと思います。
蕁麻疹に効果のある食べ物や食品・食材おすすめ15選!
ここでは、腸内環境を整える作用のある食べ物を中心に、蕁麻疹に効果のある物を合わせてご紹介したいと思います。
ヨーグルト
腸内環境を整えると言えば、善玉菌のエサとなる乳酸菌を多く含むヨーグルトが真っ先に思い浮かびますよね。
最近は様々なタイプの乳酸菌が配合されたヨーグルトが販売されているので、自分のお腹に合うものを見つけてみましょう。
納豆
また、原料の大豆には食物繊維が豊富に含まれていることから、腸内環境を整える効果が期待できます。
キムチ
韓国料理でお馴染みのキムチも発酵食品のため、乳酸菌が豊富に含まれています。
キムチに含まれる植物性乳酸菌は、牛乳が原料のヨーグルトよりも生きて腸に届きやすいと言われています。
また、キムチは乳酸菌の数も多いことから、「発酵食品の王様」とも呼ばれています。
味噌
大豆を原料に発酵して作られる味噌も、乳酸菌が多く含まれます。
その数はヨーグルトを上回るとも言われていますので、毎日味噌汁などで摂取するのがよいでしょう。
ぬか漬け
日本の伝統食であるぬか漬けも、気軽に乳酸菌を摂取できる食品となっています。
ただし、塩分も多く含むため食べ過ぎには注意しましょう。
わかめ
わかめには水溶性の食物繊維が多く含まれることから、便をやわらかくして排出を促す働きがあり、腸内環境を整えるのに役立つと言われています。
こんにゃく
こんにゃくには、グルコマンナンという水溶性食物繊維が多く含まれています。
ただし、グルコマンナンはこんにゃく製造過程において、不溶性食物繊維に変化してしまいます。
不溶性食物繊維は、摂り過ぎてしまうと便を固めてさらに便秘を促してしまう恐れがあるため、こんにゃくを食べて便秘になってしまったという方は注意をして下さい。
ごぼう
腸内環境を整えるにはとてもよい食品と言えますが、日本人女性は水溶性食物繊維の不足が便秘の原因である場合が多いことから、こちらもこんにゃくと同様に摂り過ぎには注意をして下さい。
たまねぎ
たまねぎには、水溶性食物繊維と、善玉菌のエサとなるオリゴ糖が多く含まれています。
小豆
小豆は昔から、小豆に含まれるサポニンや食物繊維の働きによって解毒やむくみ取りに効果があると言われています。
なお、餡などにして食べるのではなく、茹でた煮汁を飲むのがよいと言われています。
バナナ
バナナには食物繊維やオリゴ糖が多く含まれており、腸の調子を整える作用があると言われています。
りんご
りんごには、水溶性食物繊維の一種であるペクチンやポリフェノールが含まれていることから、腸内環境を整えるのに効果的だと言われています。
青魚
いわしやサバ、さんまなどの青魚には、EPAやDHAといったオメガ3脂肪酸が多く含まれています。
えごま油
えごま油には、オメガ3脂肪酸の一つであるα-リノレン酸が含まれています。
α-リノレン酸は体内でEPAやDHAに変換され、血中の善玉コレステロールを増やす働きがあります。
善玉コレステロールが増えると、腸内の善玉菌も増え、腸内環境を整える効果があると言われています。
レモン
レモンに含まれる水溶性食物繊維のペクチンには、腸内で便をやわらかくして排出する働きがあると言われています。
レモンをそのまま食べるのはちょっと・・という時は、お水にレモン汁を入れて飲んでもOKです。
蕁麻疹に効果のある飲み物おすすめ5選!
ここでは、蕁麻疹に効果があると言われている飲み物をご紹介したいと思います。
甜茶
甜茶に含まれるポリフェノールには、アレルギーや蕁麻疹の原因であるヒスタミンの放出を抑制する働きがあることから、蕁麻疹を予防、改善する効果があると言われています。
コーヒー
コーヒーに含まれるポリフェノールには、ヒスタミンの働きを抑える作用があると言われています。
ただし、コリン性蕁麻疹のように交感神経の興奮によって蕁麻疹を引き起こすものは、コーヒーに含まれるカフェインによって症状を悪化させる恐れがあります。
ルイボスティー
ルイボスティーに含まれるフラボノイドには、アレルギー症状を抑える作用があると言われており、蕁麻疹にも効果があるとして注目されています。
どくだみ茶
どくだみ茶は、十薬という名で呼ばれるほど薬効の多いお茶です。
中でも、毒素や老廃物を排出するデトックス作用に優れており、腸内環境を整えてくれる効果が高いと言われています。
乳酸菌飲料
乳酸菌を手軽に摂取したい場合は、乳酸菌飲料を利用するのがよいでしょう。
ヨーグルトと同じように、含まれる乳酸菌の種類が異なるため、自分に合ったものを探してみましょう。
蕁麻疹に効果のある食べ物や飲み物を選ぶ時のポイント!
蕁麻疹に悩んでいる方のうち、70%はその発症原因がよくわからないと言われています。
蕁麻疹は元々、イラクサ(蕁麻)の葉に触れることでかゆみや発疹が出ることからその名が付けられました。
私達の皮膚は、外部からの刺激から体を守る役割を果たしていますが、真皮層にある肥満細胞が何らかの刺激を受けると、ヒスタミンという物質が放出されて蕁麻疹を引き起こすと言われています。
蕁麻疹を起こしやすい要因には、食べ物を始め、薬剤や日光、温度差、皮膚のこすれ、運動、発汗などがあり、例えば肌への衣服の刺激が原因と考えられる場合には、刺激の少ない素材を用いた服を着るなどの対策を行います。
また、蕁麻疹の発症とアレルギーには関係があると言われており、アトピーを持っている人は蕁麻疹が出やすいと言われています。
近年、アレルギー発症の予防や改善に腸内環境を整えるのがよいということがわかっていることから、蕁麻疹も同様に腸内環境を整える働きのある食べ物や飲み物を摂るのがよいと言われています。
蕁麻疹に効果のある栄養素や食べ物や飲み物の特徴
腸内環境を整えることで、蕁麻疹になりやすい体質を改善することができるかも知れません。
では、腸内環境を整えるには、どのような栄養素を摂取するのがよいのでしょうか。
・乳酸菌
・オリゴ糖
・食物繊維
・オメガ3脂肪酸
・ポリフェノール
まとめ
今回ご紹介した食べ物や飲み物の中には、それ自体はアレルゲン(アレルギーの原因)になりやすいものも含まれています。
特に、特定の食品を摂取した場合に蕁麻疹が出る場合は、その食品に含まれる成分に原因がある可能性がありますので、蕁麻疹の改善に食べ物や飲み物を取り入れる時は、蕁麻疹が出る状況をよく把握することが大切です。
また、体調を崩している時などは、普段は何ともない食品にアレルギー反応を示すことがあるため、食べ物や飲み物を摂取する時にはくれぐれも注意をして下さい。
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