頻尿に効果のある食べ物や飲み物の特徴と栄養素!
一日に何度もトイレに行く。
夜、寝ている時にもトイレに行きたくなる。
このような症状がある場合は、頻尿の可能性があります。
個人差や水分の摂り過ぎなどによって一概には言えませんが、昼間に8回以上トイレに行く、もしくは夜間に2回以上トイレに起きる場合は頻尿の疑いがあると言えるでしょう。
特に夜間頻尿があると、寝不足になったり、寝ぼけたままトイレに行くことになるので思わぬ事故に繋がることもあるため、できるだけ早いうちに改善したいもの。
でも、トイレの悩みって人に相談するのはちょっと恥ずかしかったりもしますよね・・。
そこで今回は、頻尿に効果のある食べ物や飲み物、その栄養素について調べてみました。
トイレの回数が多くなると、極力水分を摂らないように対策をする方がいらっしゃいますが、それでは脱水症状が心配になります。
毎日の食生活で改善できるなら、ぜひ知りたいと思いませんか?
頻尿に効果のある食べ物や食品・食材おすすめ15選!
食事療法は、すぐに効果が現れるものではありませんが、私達の体は毎日摂取する食物から作られています。
つまり、食によってある程度体質を改善することは可能というわけです。
頻尿に悩んで外出もままならないという場合は、まずは食生活から変えてみましょう。
くるみ
くるみに含まれるビタミンEやα-リノレン酸には血行を促進する作用があることから、腎臓の機能を高め頻尿を改善する効果があると言われています。
ぎんなん
ぎんなんには、筋肉の収縮を促すマグネシウムと、血行促進作用のあるギンコロイドという成分が含まれています。
かぼちゃの種
炒って香ばしくしたものをおやつなどで食べている方も多いかぼちゃの種ですが、ペポカボチャと呼ばれる西洋かぼちゃの種子には、ビタミンEやオレイン酸といった血行促進作用のあるものや、女性ホルモンのバランスを保つ働きのあるポリフェノールの一種・リグナンが含まれていることから、昔から頻尿に効果がある食品として知られています。
ボタンボウフウ
沖縄に自生しているセリ科の植物で、長命草という名で呼ばれている食品です。
屋久島原産のボタンボウフウには、イソサミジンという成分が含まれていますが、このイソサミジンに排尿障害を改善する効果があると言われています。
山芋
山芋にはマグネシウムが豊富に含まれていることから、膀胱の筋肉の収縮を促進し頻尿を改善する効果があると言われています。
ごま
ごまは、その小ささからは想像もつかないほど栄養を豊富に含んでいる食品です。
頻尿に効果のある栄養素としては、ビタミンEやマグネシウム、鉄分、カルシウムなどが含まれています。
また、ポリフェノールの一種であるゴマリグナンには女性ホルモンのバランスを整え、自律神経の乱れによる頻尿を改善する効果があると言われています。
しじみ
しじみというと、肝臓によい食品のイメージが強いですが、肝臓とともに体の有害物質を解毒する働きのある腎臓は、肝臓の働きが促されることでさらに機能を高めると言われています。
しじみには、肝臓の働きを助けるオルニチンやタウリンが含まれていることから、腎臓の機能にも作用し、頻尿に効果があると言われています。
ズッキーニ
ズッキーニはペポカボチャの一種のため、頻尿に効果があると言われています。
ただし、体を冷やす作用もあるため食べ過ぎや食べ方には注意が必要です。
にんじん
にんじんには抗酸化作用に優れたβ-カロテンが多く含まれており、血管の老化を防ぐことで血行を促す作用があると言われています。
また、鉄分も多いので造血作用も期待できると言われています。
きのこ
食物繊維が豊富に含まれるきのこは、血中のコレステロールを減らして血行を促進し、腎臓の働きをアップする効果が期待できます。
しょうが
体が冷えると腎臓の機能低下が起こりやすくなるため、体を温める作用のある食べ物を食べるのも頻尿には効果的と言われています。
しょうがは昔から体を温める効果があるとして知られていますが、これはジンゲロールという成分が含まれているからです。
ジンゲロールは加熱することでショウガオールという成分に代わり、体を芯から温めてくれる作用があります。
にんにく
にんにくに含まれる硫化アリルという成分には、血液をサラサラにして血行を促進する作用があると言われています。
トウガラシ
トウガラシに含まれるカプサイシンには、発汗作用によって体を温める働きがあると言われています。
納豆
納豆に含まれるナットウキナーゼという成分には、血中の血栓を溶かして血液の流れを促す作用があると言われています。
また、大豆が原料のため大豆イソフラボンが含まれており、女性ホルモンのバランスを整える効果もあります。
ただし、摂り過ぎると返って体に負担となる場合もあるため、食べ過ぎには注意して下さい。
はちみつ
はちみつには、老化の原因となる活性酸素を除去する作用のあるポリフェノールを始め、ビタミンEやマグネシウムなど、血行を促進し筋肉の収縮を促す働きのある栄養素が含まれているため、腎臓の機能を活性化し、頻尿を改善する働きがあると言われています。
なお、はちみつは1才未満のお子さんには与えないようにして下さい。
頻尿に効果のある飲み物おすすめ3選!
続いては、頻尿の時によいと言われている飲み物もご紹介したいと思います。
ノコギリヤシ茶
ノコギリヤシは北米に自生するセノレア・レペンスという植物で、この植物になる果実を煎じて飲むノコギリヤシ茶は頻尿などの排尿障害に効果があると言われています。
水
頻尿によって腎臓に負担が掛かっている時には、カフェインやカテキン、糖分の多い飲み物は控えた方がよいと言われています。
そのため、コーヒーや緑茶、紅茶、ジュースなどは飲まない方がよいでしょう。
そのような点で言うと、水はこれらの成分が含まれていないため、頻尿の時でも選びやすいと言えます。
麦茶
水と同じ理由で、麦茶もカフェインなどが含まれていないため、頻尿を防ぐことができると言われています。
頻尿に効果のある食べ物や飲み物を選ぶ時のポイント!
年を重ねると頻尿になりやすいと言われますが、これには加齢による腎臓や膀胱の機能低下が考えられます。
腎臓には血液中に含まれる老廃物を濾過し、尿として排泄するという重要な働きがあります。
しかし、腎臓の機能が衰えると、本来であれば睡眠中に尿を作る量をセーブするはずが、昼間と同じように作ってしまうため膀胱に溜まってしまい尿意を催してしまいます。
また、老化によって筋肉の収縮が上手く行われないと、膀胱で尿を溜めておくことができず、トイレに行く回数が増えてしまうと言われています。
そのため、頻尿を改善するには腎臓の機能や膀胱の筋肉の働きを活性化することが大切と言われています。
頻尿に効果のある栄養素や食べ物や飲み物の特徴
腎臓の機能をアップするためには、血液の流れを改善するのがよいでしょう。
なぜなら、血液には各器官や細胞に必要な栄養や酸素を送り届ける働きがあり、同時に老廃物を受け取って回収する働きも行っているからです。
血液の流れが悪くなると、この働きが上手くいかなくなり、当然ながら腎臓の機能も低下してしまうため、血行を促進する作用のある栄養素を摂取することは、頻尿を改善するのに役立つと言われています。
また、女性の場合は更年期障害などでエストロゲンが減り、ホルモンバランスが崩れることで、自律神経が乱れて頻尿になることもあるそうです。
そのため、頻尿にはエストロゲンに似た働きをする大豆イソフラボンの摂取がよいと言われています。
さらに、筋肉の収縮を促す作用のあるマグネシウムも、積極的に取り入れたい栄養素と言えます。
まとめ
頻尿になると思うように外出もできなくなり、気分も塞ぎがちになってしまいますが、毎日の食生活を変えることで少しずつ頻尿を改善することができるかも知れません。
特に、カフェインや糖分を含む飲み物の摂り過ぎは頻尿を招きやすいので、十分注意しましょう。
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