バンザイ寝は病気のサイン?その原因と弊害や解消ポイント!

大人のバンザイ寝は危険かも!改善方法や対策!

子どもの時は、起きると最初に寝ていた向きとは真逆を向いていたり、布団から落ちていたりと、寝相が悪かった・・という方も多いのではないかと思います。

大人になると、そういった極端な寝相の悪さは解消されることが多いようですが、その代わり、気が付くと両手を上に挙げて、まるでバンザイするような形で寝ていた・・なんてことはないでしょうか。

このバンザイ寝、起きた時に腕がしびれたり、冷たくなっているといった症状だけではなく、実は体が疲れているサインや病気が原因の可能性があると言われています。

たかがバンザイをして寝ていただけなのに?と思うかも知れませんが、実際バンザイ寝をした時って起きても疲れがとれていなかったり、あちこち痛く感じることはありませんか。

そこで今回は、単なる寝相の悪さといって侮ってはいけない、バンザイ寝の対策や解消方法をご紹介したいと思います。

目次

バンザイ寝とは?


バンザイ寝とは、バンザイをした状態、つまりは両腕を頭よりも上に挙げた状態で寝ていることを言います。

人生において、高校や大学の合否発表日や、片想いの相手に告白した時、結婚式場など、様々なシーンでバンザイをすることがあると思いますが、まさか寝ている時にもバンザイをすることがあるとは、知りませんでしたよね。

このバンザイ寝、端から見ている分には腕が伸びていて気持ちよさそうに見えるものですが、実際にしてみると、腕がパンパンに張ったり、肩や首が痛くなるなど、とても目覚めのよい朝を迎えられるものではありません。

バンザイ寝になる原因は?


では、どうして無意識のうちにバンザイをして寝てしまうのでしょうか。

それには、次のような原因があると言われています。

①肩や首、背中などの筋肉が凝っている

長時間デスクワークなどをした時に、腕を真上に伸ばすと、凝り固まっていた肩や背中の筋肉が伸びて、気持ち良く感じますよね。

バンザイ寝になってしまう方は、この凝りが解消されないまま寝てしまうことで、寝ている時に少しでも楽な姿勢をとろうとバンザイになってしまうことが多いようです。

②呼吸が楽

これは背中などが凝っていることにも通じますが、猫背などの悪い姿勢でいると、胸が奥に入って肺や肋骨が狭まり、息がしずらくなります。

そのため、寝ている時に少しでも呼吸を楽にしようと、バンザイの格好をすることで胸を開いていると考えられます。

バンザイ寝を続けていると起こる体への弊害は?


毎日バンザイ寝を続けていると、体には様々な症状が現れるようになります。

①疲れがとれない

本来であれば一日の疲れをとるための睡眠のはずが、目覚めが悪い、起きても疲れが残っているように感じるなど、すっきりしない状態になってしまいます。

もし、自分ではちゃんと寝たつもりでも、このような症状がある場合は、知らない間にバンザイ寝をしている可能性もあります。

②いびきをかく

バンザイ寝は、筋肉のコリなどで狭くなった胸を開いて肺に空気を取り込みやすくするためにバンザイをするわけですが、バンザイをすると腕の重みで頭が下がったり、あごが引いてしまうなどの理由で気道が狭くなってしまい、いびきをかきやすくなると言われています。

③血行不良になる

ずっと同じ体勢を続けていると、血液の流れが悪くなり、血行不良が起こります。

血行不良になると、酸素や栄養の運搬が滞ってしまうため、代謝が悪くなったり、むくみや便秘などが起こりやすくなります。

また、冷えを誘発し、そのことがさらに血行不良と起こすといった悪循環になりやすくなります。

バンザイ寝を解消する為のポイント!


バンザイ寝は、寝ている時に無意識にしていることなので、それを意識して変えるというのは少し難しい面がありますよね。

そこで、バンザイ寝を解消するためには、バンザイ寝になってしまう原因を改善するようにしましょう。

例えば、長時間のデスクワークやパソコンの使用が原因の場合は、1時間に1回は休憩をとり、凝り固まった肩や背中を解すようにします。

また、ストレス解消に繋がる趣味や運動などを行い、自律神経の乱れを改善することも大切と言えます。

水泳やヨガなどは、肩周りを重点的に解すことができるので、肩コリや首コリに悩んでいる場合には特にお勧めの運動となります。

その他に、血行不良を起こさないために、お風呂に入る時は湯船にしっかりと浸かって、全身を温めることもよいでしょう。

忙しい時や夏場などは、ついシャワーで済ませてしまいがちですが、体の芯から温めることで血行が促進され、老廃物の排出が促されて肩コリや首コリが解消されやすくなります。

バンザイ寝の改善方法や対策


上記のような解消法を行っても、バンザイ寝が改善できない場合は、寝ている布団やベッドに注目してみて下さい。

敷き布団がやわらかすぎると、体が沈み込んでしまうため、バランスを取ろうとして腕を上げて寝ることがあるそうです。

いつも自宅で寝ている布団と、旅行などで泊まったホテルでは寝心地が違うと感じるように、寝具はよい睡眠を得るためにはとても大切だと言えます。

また、枕の高さが合っていない時も、肩コリや首コリが起こりやすくなり、バンザイ寝になりやすくなってしまいます。

バンザイ寝になりやすい人の特徴


長時間のパソコンやスマホの作業をしていると、前傾姿勢が続くため、背中が丸まったり猫背になりやすくなると言われています。

また、背中が丸まった状態でいると、胸が縮こまってしまうため、呼吸が浅くなり、自律神経の働きに乱れが生じてしまうこともあります。

このような方が寝ると、肩や首、背中のコリを少しでも解そうと、バンザイ寝になってしまうことが多いようです。

さらに、バンザイ寝をすると肩が首のコリが解消されるどころか、血行不良などによってますます筋肉が固くまってしまうため、もっと状態が悪くなってしまうと言われています。

なお、肩や首のコリや自律神経の乱れは、単なる姿勢だけの問題ではなく、ストレスが大いに関係していることがあるため、ストレスを感じやすい人もバンザイ寝になりやすいと言えるでしょう。

赤ちゃんのバンザイ寝は大丈夫なの?


バンザイ寝といえば、赤ちゃんの寝相はまさにそのものと言えるのではないでしょうか。

では、赤ちゃんもまた肩コリや首コリなどの疲労からバンザイをしているのかと言えば・・そうではありません。

赤ちゃんのバンザイ寝には諸説ありますが、体温が大人と比べて高いため、熱を放出するために本能的に布団から手を出して寝ているという説や、肺が未発達のため寝ている時にもしっかりと呼吸ができるようにバンザイをしている説、さらには、赤ちゃんの場合、寝ている時は手だけではなく足にも力が入っておらず、ガニ股になっていることから、力を抜いて寝るとバンザイ寝になってしまうと考えられています。

いずれの場合にしても、大人のようにバンザイ寝をしていることが体調不良などに繋がる恐れはないと言われています。

まとめ

大人のバンザイ寝は、「気持ちよさそうに寝ているな~」と捉えてはいけないことだということがわかりました。

朝起きて、腕が疲れていたり、しびれや冷えを感じたら、あなたも知らず知らずのうちにバンザイ寝をしている可能性があります。

寝ている自分を客観視するのはやや難しいため、そのような時は「バンザイ寝をしているのかも・・」と思い、今回ご紹介した解消法や改善方法をぜひ試してみて下さいね。

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