厄払いの封筒を連名で出すときの書き方!そもそも連名でも大丈夫?

厄払いの封筒を連名で出すときの書き方がよく分からないですよね。

そもそも連名で大丈夫なのか知りたいです。

厄払いは厄年に行く場合が多く、厄払いの封筒を連名で出すことは少ないのではないでしょうか。

しかし、連名で出すときに書き方を知らないと不安ですよね。

そこで今回は、厄払いの封筒を連名で出すときの書き方を調べてみました。

目次

厄払いの封筒を連名で出すときの書き方

厄払いの封筒を連名で出すときの書き方は、連名で出す方との関係性や人数などによって変わります。

夫婦で連名で出す時、家族で連名で出すとき、兄弟(姉妹)で連名で出すときそれぞれの書き方をご紹介します。

夫婦で連名


厄払いの封筒の表面に名前を書きます。

水引よりも上の中央部分に「初穂料」もしくは「御初穂料」と書き、水引よりも下の中央に夫の名前をフルネームで書きましょう。

続いて、夫の名前の左側に妻の下の名前を書きます。

この時、名字は書かずに、夫の名前の横に妻の名前のみを書きましょう。

家族で連名


「初穂料」の書き方は夫婦の場合と同じです。

水引よりも下の部分の中央には、世帯主(代表者)の名前をフルネームで書きます。

その左隣に妻、続いて子どもの順で書きましょう。

この時も、名字は書かずに名前のみを書くようにします。

ただし、連名で名前を書けるのは3名までとなっているので、4名以上の連名の場合は、世帯主のみ名前を書いて左側にその他一同と書きます。

兄弟で連名


兄弟や姉妹で連名で書く時は、年齢の上の子どもを代表者として書き、下の年齢の子どもはその左隣に書きます。

結婚して名字が変わっているなどの場合でも、年齢の上の子どもが代表者となり、年齢が下の子どもの名前は左隣に書きましょう。

厄払いの封筒を連名で出しても大丈夫?


厄払いの封筒を連名で出しても大丈夫なのでしょうか?

厄払いの封筒は一般的にのし袋と呼ばれるもので、神様への感謝の気持ちとしてお供えするものになります。

そのため、極力失礼のないようにするのが、正しいマナーと言えるでしょう。

連名については、神社や神職によって考え方や捉え方が違い、一概に「厄払いの封筒を連名で出すのは間違い」「厄払いの封筒を連名で出してもよい」とは言えないようです。

とは言え、厄払いの封筒を連名で出したからと言って、厄払いを拒否されたり、受付をしてもらえないと言ったことはないようですね。

ただし、厄払いの封筒は一人一つずつ用意するのが良いとしている神社もあります。

そのような場合は「できればおひとりずつで出して下さい」と言われるかも知れません。

厄払いは厄年以外にも様々な理由で受けると思いますが、連名で出してしまうと祈祷の後に授与される記念品が一人分となってしまうケースもあるようですよ。

お守りやお札は一人ずつ欲しい時は、やはり一人で一つの封筒を使用した方が間違いがないかも知れませんね。

神社によって対応が異なりますので、詳しいことは厄払いをする神社に問い合わせてみるとよいでしょう。

連名にする時はどんな場面?


連名にする時はどんな場面が多いのでしょうか?

一般的に厄払いをするのは厄年に当たる場合がほとんどですよね。

夫婦や家族、兄弟(姉妹)の中に厄年がかぶる人がいる時は、厄払いを一緒に行うことがあり、それなら厄払いの封筒を連名にしようと思いやすいのではないかと思います。

また、夫や家族が厄年で厄払いをするから、せっかく神社に行くのだから妻は子授祈願をしたい、父親が厄年だけど子どもが受験を控えているから合格祈願をしたい、と言ったケースもあるでしょう。

同じ厄年であれば、厄徐祈願(厄払い)なので連名でも問題ありませんが、今の例のように夫は厄払いで妻は子授祈願、父親は厄払いで子どもは合格祈願と言った場合は、祈祷の種類が異なりますよね。

このような時は、連名にするのは良いとは言えないとされていますよ。

さらに、同じ厄払いであっても名字が違う兄弟や姉妹などでは、封筒は分けて出した方が良いという神社が多いです。

連名か、連名を避けるかについては難しい側面もありますが、よく分からない時は連名を避けて一人ずつ封筒を出した方が間違いはないと言えそうです。

厄払いの封筒の基本的なマナー


厄払いの封筒の基本的なマナーをご紹介します。

厄払いで使用する封筒はのし袋と言います。

のし袋にはご祝儀用(入籍や結婚、七五三などのお祝い事用)と不祝儀袋用(葬儀や法事などの弔事用)がありますが、厄払いはご祝儀用ののし袋を使います。

ご祝儀用ののし袋は、封筒の右上にのし(熨斗)を呼ばれる飾りがついています。
(不祝儀用にはついていません)

また、水引の色が赤白や赤銀などがご祝儀用になりますよ。

不祝儀用の水引の色は黒白や双銀などになり、ご祝儀用とは異なります。

のし袋はコンビニやスーパーなどでも手軽に購入することができ、より豪華なものであれば文具店での購入になります。

厄払いについては結婚式用のような豪華なのし袋を選ぶ必要はありません。

ご祝儀袋は金額と水引の豪華さが比例するように合わせるのがマナーであるため、厄払いの金額であれば豪華にするのは返ってマナー違反となってしまう可能性があります。

なお、神社によっては厄払いの封筒はのし袋ではなく、白い封筒でもよいというところもあるようです。

初穂料を入れる封筒の種類とその選び方


初穂料を入れる封筒の種類とその選び方について調べてみました。

初穂料とは厄払いの時に払うお金を入れる封筒のこと。

つまり、厄払いの封筒ということになりますね。

初穂料を入れる封筒はご祝儀用ののし袋になることは、先ほどご説明しました。

ご祝儀用袋は水引によって種類がいくつかあるのですが、厄払いで使用するのは蝶々結び(花結び)のタイプになります。

蝶々結びは結び目が解けやすいことから、お祝い事の中でも一度ならず二度、三度あっても喜ばしい時に使用されるものになりますよ。

厄払いは厄年のたびに行う方が多いので、蝶々結びの水引を選ぶのが正しいマナーになります。

水引には結び目が硬く、一度結んだら二度と解けない結び切りがありますが、厄払いでこちらを選ぶのは正しいとは言えません。

また、水引は本数によって意味が変わり、基本は5本になります。

3本は簡易版、7本は豪華版と覚えておくとよいでしょう。

水引の本数が10本のものは、5本×2という意味で主に結婚式のお祝いで使います。

10本の水引には「両家がお互いに手を結び合った形を表す」ものなので、厄払いの水引としてはふさわしいとは言えないでしょう。

まとめ

厄払いの封筒を連名で出すときの書き方を調べてみました。

夫婦、家族、兄弟(姉妹)それぞれの書き方を参考にしてみて下さいね。

なお、厄払いの封筒を連名で出すのか、一人ずつ封筒を出すのかについては、神社によって見解や対応が異なります。

連名で出しても多くの神社では大丈夫のようですが、記念品が人数分行き渡らないケースもあるようなので、心配な方は詳しいことは直接尋ねてみるのがよいかも知れません。

神社に問い合わせるのが難しい場合は、連名を避け、一人ずつ封筒を用意しておけば間違いがないと言えるでしょう。

とは言え、連名で出したからと言って厄払いができない、ということはほとんどないようなので、あまり難しく考えすぎて厄払いをすることが嫌になってしまった・・なんてことは避けて下さいね。

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