喜寿祝いに食事会を開きたいと思う方は多いですよね。
しかし、喜寿祝いの食事は何が良いのか、予算はどのくらいなのか悩んでしまうのではないでしょうか。
喜寿祝いにオススメの食事や、おおよその予算がわかっていると安心です。
そこで今回は喜寿祝いの食事について調べてみました。
喜寿祝いで食事をするオススメの場所や、喜寿祝いの食事会を開くタイミングなども併せてご紹介します。
喜寿祝いの食事は何がオススメ?
和食の中でも特に懐石料理と呼ばれるものは、お祝いムードが高く、特別感があるので良いでしょう。
鯛の尾頭付きや海老、昆布など縁起物として知られているメニューも多く、一般的な認知度も高いのですよね。
特に喜寿を迎える方は昔からの風習を長く経験している分、懐石料理を目にすると、お祝いされているという気持ちを強く感じやすいと思います。
とは言え、喜寿祝いの食事は必ず和食でなければいけないというわけではありません。
何より大事なのは喜寿を迎える方の気持ちや好みです。
高齢の方=和食好きのイメージがありますが、洋食や中華が好きという方も以外と多いもの。
懐石料理にしか特別感を出せないということはなく、高級中華やステーキなどでもお祝いムードを高めることはできますよ。
喜寿祝いの食事の予算はどのくらい?
ただし、食事の予算は開催する場所や料理、人数によって大きく異なるので、実際の金額にはかなり差があると考えて下さい。
例えば、自宅で料理やお寿司、ケーキなどを準備すると、1人あたり数千円~5千円程度で行うのが可能です。
自宅で準備をする時には人数が多いほど、1人あたりの予算は安く押さえられますよね。
これに対して、ホテルや料亭の喜寿祝いのプランを利用すると、1人あたり1~3万円。
仮に家族5人で利用すると、5~15万円になります。
中には10万円のプランがあるところもあるので、喜寿祝いを「どこで」行い、「何を」食べるかによって、食事の予算は大きく変わると思っておくのがよいでしょう。
ただし、喜寿祝いの食事の1人あたりの予算を5千円ほどで押さえるなら自宅で開くしかない、ということでもありません。
ホテルや料亭、レストランでもランチなら5千円で、豪華な食事プランが可能なところもありますよ。
喜寿祝いで食事をするオススメの場所は?
喜寿祝いで食事会を開くことになったら、次に悩むのが場所ではないでしょうか。
それぞれにメリットやデメリットがあるので、希望に合わせた場所を選ぶことが重要になります。
ここでは、喜寿祝いで食事をするオススメの場所を調べてみました。
ホテル
いつもと違う非日常や特別感を味わうなら、ホテルでの開催が良いですよね。
ホテルでの喜寿祝いのメリットは、プロの料理人が作る豪華な食事を食べられることや、食事の後に温泉を楽しんだり、移動が楽ですぐに部屋に戻って休めることです。
また、ホテルの中には喜寿祝いを始めとした長寿祝いのプランを用意しているところがあり、プランを利用すると紫のちゃんちゃんこや頭巾の無料貸し出しや、家族写真のサービスなどが受けられます。
ホテルのデメリットには料金が高いことが挙げられます。
宿泊費用も込みなので、予算を大きくオーバーしてしまう可能もあります。
料亭
普段使いのお店ではないので、料亭で喜寿祝いを開くというだけで特別感があります。
また、和食の懐石料理なので、年配の方には喜ばれる傾向があります。
料亭の中にも、長寿祝いのプランの設定があるところもあるので、予約の時に尋ねてみましょう。
ただし、料金はホテルと同様に高いことや、小さなお子さんやお孫さんがいると周囲に気を遣って、ゆっくりと食事ができない可能性もあります。
個室があれば個室を予約したり、足腰が悪い方がいる場合は座敷ではなく掘りごたつやテーブル席を選ぶのがよいでしょう。
レストラン
レストランのグレードによって予算が立てやすいのがレストランです。
料理の準備やテーブルの設置、後片付けなどが不要なので、食事会の前後を家族でゆっくりと過ごしたい時におススメです。
ただし、料亭と同様に小さなお子さんやお孫さんが同席する場合は、周囲への気遣いが必要となるでしょう。
また、自宅から遠いお店にしてしまうと、移動に疲れてしまうこともあるので注意して下さい。
自宅
料理を準備したり、会場の設営などの手間がありますが、家族と和気藹々とした雰囲気で楽しめるのが自宅開催の最大のメリットです。
また、喜寿を迎える方の好みに合わせた料理を出すことができるので、食べられないものが多い場合は自宅で好きなものを食べた方がよいかも知れませんね。
食事をするタイミングはいつがいいの?お祝いのその日がベスト?
喜寿祝いの食事は、お祝いのその日に行うケースが多いようです。
正月やお盆、誕生日や敬老の日、夫婦の結婚記念日など、喜寿祝いを行う日は人それぞれで違いますが、家族や親戚が集まりやすいタイミングに食事会を開くのが一般的のようですね。
そもそも喜寿祝いは「この日に行わなくていけない」と決まっていないので、正月やお盆、ゴールデンウィークなど人が集まりやすいタイミングを優先して開くことも珍しくありません。
年を重ねると体調に波が出やすくなるので、何より本人の体調や都合に合わせて臨機応変に対応することが大切です。
喜寿祝いの基本的なマナー
せっかくのお祝いの場の雰囲気を下げてしまわないよう、しっかりと基本的なマナーを守ってお祝いしましょう。
必ず本人の意思を確認する
喜寿を迎える方には内緒で喜寿祝いを計画して、驚かせようなどと考えるのは避けて下さい。
サプライズは、喜寿祝いを肯定的に捉えている人にとっては嬉しいものになりますが、中にはそうではない方もいるからです。
現在の77歳は心身が若く、自分はまだまだ現役世代と考えている人も少なくありません。
それなのに長寿祝いをされてしまうと、年寄扱いをされてしまったと悲しくなってしまう方もいるようです。
喜寿祝いは必ず本人に、開催してもよいか尋ねてから開くようにしましょう。
プレゼントを贈る時も老いを感じさせるものは避け、若さを感じさせるものが喜ばれますよ。
喜寿のテーマカラーは紫
長寿祝いにはそれぞれテーマカラーがあり、喜寿は紫になります。
テーブルや部屋の設営は紫をメインにコーディネートをすると、お祝いムードが高まります。
プレゼントも紫を意識するのが良いでしょう。
ただし、紫と白の組み合わせは不祝儀(葬儀やお通夜など)を感じさせてしまうため、避けた方がよいとも言われています。
縁起の悪いものは避ける
死(4)や苦(9)を連想させる品物は、喜寿祝いのプレゼントに不向きです。
また、ハンカチは手切れを、お茶は香典を連想させるので、こちらも喜寿祝いに贈らない方がよいと言われています。
お茶は特に高齢の方には喜んでもらえるイメージがあるので、贈らないように注意して下さい。
まとめ
喜寿祝いの食事は和食がオススメですが、喜寿を迎える方の食の好みに合わせるのが何より大切です。
ホテルや料亭、レストランでの開催は準備の手間がなく、主催する側は楽で良いのですが、食べ物の好き嫌いが多い方だと外食が苦痛になることもあります。
また、座敷に長く座れない方もいますよね。
喜寿祝いの食事を検討する時は、このような点も含めて、喜寿を迎える方が楽しく過ごせる場所を選ぶようにしましょう。
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