米寿祝いの食事は何を選ぶとよいでしょうか。
予算はどのくらいがベストなのか知りたいですよね。
長寿祝いの中でもおめでたい雰囲気のある米寿祝いをどうするか、特に食事に悩んでいる方も多いでしょう。
そこで今回は、米寿祝いの食事について調べてみました。
米寿祝いの食事は何がオススメ?
米寿祝いの食事は、米という字が入っていることから、お米を使った料理が良いと言われています。
特にお寿司やお赤飯は、お祝いの席にぴったりの料理と言えるのではないでしょうか。
米寿祝いは88歳をお祝いするものですが、これは米という字を分解すると八十八となることが由来となっています。
そもそもの長寿祝いの発祥は中国で、奈良時代に還暦(60歳)や古希(70歳)が日本に伝わったと言われています。
77歳の喜寿以降の長寿祝いは日本で誕生したもので、米寿もその一つ。
先ほど、米寿の米と言う字を分解すると八十八になるのがその由来と言いましたが、八という字は末広がりを意味し、日本では古くから縁起の良い数字として知られていました。
また、農作中心であった日本にとってお米はとても大切な神様への献上物であったことから、長寿祝いの中でも八が入っている米寿祝いは、大変に縁起の良いお祝いと言われています。
米寿祝いの食事予算はどのくらい?
米寿祝いの食事予算は、5,000~100,000円程度となります。
かなり幅広いですが、それには理由があります。
米寿祝いの食事予算は、「どこで」「何人が」食べるかによって差が出てしまいます。
自宅で料理を準備する場合、例えばお寿司は出前を取ったとしても、材料込みで5,000~15,000円程度で収まるでしょう。
人数によって多少前後しますが、おおよそこれくらいの予算があれば、豪華な料理を用意できるはずです。
次に高級レストランや料亭での食事の場合は、ランチなら1人5,000円程度、ディナーなら1人10,000~20,000円程度になります。
仮に家族5人でお祝いを行うとすると、予算は25,000~100,000円ほどになってしまいます。
もちろん、上記の予算よりも押さえてお祝いをすることも可能ですが、長寿祝いにふさわしい特別な料理や長寿祝いのプランを利用すると、これくらいの料金がかかってしまうと想定しておく必要があるでしょう。
食事はどこですると喜ばれる?
米寿のお祝いの食事のオススメの場所をご紹介します。
ホテル
ホテルや旅館で米寿のお祝いをすると、食事だけではなく宿泊もセットになりますよね。
88才はまだまだお若いですが、心身に疲れが溜まりやすい年齢ではあるので、外出が億劫になる方もいるでしょう。
しかし、ホテルや旅館なら食事の後に、すぐに部屋で休むことができます。
温泉付きであれば温泉に入ってリラックスすることもできますよね。
旅行は難しいという場合でも、ホテルや旅館に泊まるだけで旅行気分を味わうことができます。
また、ホテルや旅館の食事には、米寿などの長寿祝いのプランが用意してあるところもあります。
長寿プランを利用すると食事の内容が長寿祝いにちなんだものになったり、ちゃんちゃんこや頭巾の無料貸し出しや、ケーキや花束の用意などもしてもらえることがありますよ。
豪華な食事の準備や後片付けの手間がなく、家族みんなで心ゆくまで米寿のお祝いをすることができます。
レストラン
米寿のお祝いの食事に、高級レストランを選ぶのもよいでしょう。
いつも行く行きつけのレストランよりも、ワンランク上の格式あるレストランだと、よりお祝いの特別感が出ますよ。
レストランはフレンチ、イタリアン、中華など米寿を迎える方の食の好みに合わせてセレクトするのがよいでしょう。
また、レストランによっては長寿祝いのプランがあるところがあるので、そのようなお店を選んでみるのもよいかも知れません。
家族でゆったりとした時間を過ごすなら、個室があるところを選ぶのもオススメですよ。
料亭
料亭はレストランよりも一般の方が足を踏み入れない場所ですよね。
それゆえに特別なお祝いというイメージがあり、落ち着いた上品な雰囲気は長寿祝いに向いています。
料亭では和食の会席が出されるので、日本の伝統行事にふさわしい食事を楽しむことができます。
なお、座敷が多いので、足腰の弱い方がいる時はテーブル席や掘りごたつの席を予約するのがよいでしょう。
自宅
自宅で行う米寿祝いの食事は、家族の人が食事を準備したり後片付けをする手間がありますが、米寿を迎える方にとっては移動のわずらわしさもなく、リラックスした空間でお祝いを楽しむことができるメリットがあります。
また、黄色のちゃんちゃんこや頭巾は周りが思っている以上に、着るのが恥ずかしいと思っている方も多いもの。
しかし自宅なら、他の人の目が気にならないので、イベントを楽しく行うことができますよね。
参加者に小さなお子さんがいても、泣き声や騒ぎ声が他の方に迷惑になる心配もないですし、疲れたら部屋ですぐに休むこともできます。
米寿を迎える方への負担を減らすために、自宅で米寿のお祝いをする方は多いようですよ。
食事をするタイミングはいつがいいの?お祝いのその日がベスト?
米寿のお祝いの食事をするタイミングはいつがよいのでしょうか?
一般的には米寿のお祝いは88才の誕生日に行うことが多く、食事も誕生日に合わせて行っています。
ただし、米寿のお祝いの食事は必ず誕生日に行わなくてはいけない、というわけではありません。
大切なのは、米寿を迎える方の体調や気持ちに配慮する必要があるということ。
体調が優れない、他の日にして欲しいなど本人に希望がある場合は、それらを優先するのがよいでしょう。
遠方から親戚などが多く集まる予定の時は、誕生日ではなく、正月やお盆、ゴールデンウィークなど、人が集まりやすい時期を選ぶこともあるようですよ。
米寿祝いの基本的なマナー
米寿祝いを行う時に、何か注意するべき点などはあるのでしょうか。
米寿祝いの基本的なマナーをご紹介します。
本人の意思を確認
88才を迎える米寿は本人のみならず、家族や親戚など周りの方にとってもおめでたいお祝いと言えます。
そのため、周囲が張り切ってお祝いの席を準備してしまいがちですが、長寿祝いに抵抗感が躊躇いを感じる高齢者は実は少なくありません。
そのため、米寿祝いを行う時は必ず事前に本人の意思を確認しておく必要があります。
サプライズ的に米寿祝いを行ってしまうと、本人が嫌な気持ちになってしまうかも知れません。
米寿のテーマカラーは濃黄色(もしくは金色)
長寿祝いにはそれぞれテーマカラーが決まっており、米寿は濃黄色もしくは金色になります。
米寿祝いの食事会を開く時に、テーマ―カラーに沿ったテーブルコーディネートをしたり、黄色の花をメインにした花束を贈るなど、色を意識してみるとより米寿祝いの特別感が出るでしょう。
まとめ
米寿祝いの食事は米寿を迎える方の好みに合わせて選びますが、「米」寿というお祝いなのでお米を使った料理でおもてなしするのがよいでしょう。
お寿司や赤飯がおススメですが、お餅は喉につかえやすいため、米寿祝いの食事に出す時は注意して下さいね。
また、予算については食事を食べる場所や人数によって5,000~100,000円と幅広くなります。
そのため、予算があらかじめ決まっているなら、予算に合った場所や人数で検討してみるのがよいかも知れませんね。
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