桃の節句のお祝いやマナーについて!
女の子の成長をお祝いする桃の節句では、ハマグリやちらし寿司といった行事食を作り、家族や身内、親戚、知人を招いて祝いの席を行う場合も多いでしょう。
しかし、招待される側として、桃の節句のお祝いの品って一体どのようなものがよいのか、またはお祝いの金額の相場っていくらなのかと疑問に思うことも多いと思います。
さらに、招待する側(節句を迎える子供の親)としても、内祝いってするべきなの?お返しする場合の金額の相場は?と気になることがあると思います。
そこでここでは、今さら人には聞けない桃の節句のお祝いについて詳しく調べてみようと思います。
お祝いの金額の相場は?渡すタイミングはいつ?
桃の節句のお祝いの金額の相場は、立場によって異なります。
祖父母は5~30万円、親戚や兄弟間は5,000~1万円、友人・知人は3,000円~5,000円といったところが一般的な相場と言われていますが、とりわけ祖父母は高額な金額となっています。
これは、桃の節句では通常、母方の祖父母が雛人形を贈るというのが風習となっているからです。
また最近では、父方の祖父母が母方と雛人形代を折半したり、それ同等のお祝いを包むこともあるようです。
また、雛人形を贈る場合は遅くても2月の中旬には飾れるように贈るのがよいでしょう。
もしくは現金を贈る場合にも早めに贈るのがマナーと言えます。
と言うのも、お雛様は元々、子供の厄災を身代わりになって引き受けてくれるものであるため、少なくとも3月3日の一週間以上前から飾るのがよいとされているからです。
一夜飾りや日数が短いと厄払いの効果が薄れるそうなので、気を付けましょう。
桃の節句のお祝いを贈るときのマナー
桃の節句のお祝いと言えば、祖父母から贈られる雛人形があります。
しかし、アパートやマンション住まいの家庭では、7段飾りのような雛人形を贈られても飾るスペースがないという問題が起こります。
お孫さんのために張り切って豪華な雛人形を贈ってあげたいというお気持ちは察しますが、個々の住宅事情に合わせた雛人形を贈るのがよいでしょう。
また、節句のお祝いについて、基本的に内祝い(お返し)は必要ないとされています。
祝いの席を設けているのであれば、そこに招待した時点でお返しは済んだことになりますが、どうしてもお返しがしたいと言う場合は、頂いたお祝いの3分の1~半額でお返しの品と送りましょう。
その際、祝いの席の記念写真を一緒に添えて送る、より喜ばれると思います。
お祝いに喜ばれるものは?
桃の節句のお祝いにやはり喜ばれる品と言えば「雛人形」でしょう。
以前は、母方の祖父母からのお祝いとして雛人形が贈られていましたが、最近は雛人形が高額なことから父方の祖父母と折半して贈るパターンも増えているようです。
また、兄弟や親戚としてお祝いを贈る品としては、かわいらしい洋服やおもちゃなどが喜ばれるようです。
その際、節句を祝う本人以外に幼い兄弟がいる場合には、その兄弟分もお菓子やおもちゃを用意していくと感謝されます。
そして、桃の節句の内祝いとして一般的なのは紅白砂糖や赤飯となりますが、こちらも最近はそれに捉われずに贈る相手が好きなお菓子や日用品をお返しする場合もあるようです。
まとめ
いかがでしたか?
桃の節句のお祝いに対するお返しの品は、地域によっては「菱餅」や「ひなあられ」のように限定されているケースもあるようです。
地元以外に住居がある場合は、そのようなしきたりがあるのか確認してみるのも大事でしょう。
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