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小正月とは?どんな食べ物や行事や風習があるの?

小正月の意味や由来は?小正月に食べる行事食は何?行事や風習は?

お正月と言えば、新年の幕開けをお祝いしながらおせち料理やお酒に舌鼓を打ち、子供達はお年玉を楽しみ待っている様子が思い浮かびますよね。

日本国内誰も行う伝統行事ですが、では、小正月と聞いて何が思い浮かぶことはあるでしょうか。

正月に「小」という文字がついた小正月。あまり見聞きした記憶のない言葉のような気がしますが、実はとても重要な意味を持っています。

そこで今回は、小正月について調べてみました。

小正月とは一体どのような行事なのか、由来や食べ物など、小正月にまつわる話をご紹介したいと思います。

小正月とは?意味や由来は?

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明治初期に新暦が採用されると、現在の1月1日が正月となりました。

この時、

元日から松の内までを「大正月」

1月15日を「小正月」(厳密には14日の日没から15日の日没まで)

と呼ぶようになったと言われています。

ちなみに、松の内は元は1月15日までを指していましたが、現在では1月6日(ないし7日)の地域が多くなっています。

このことから、1月1日~6日(7日)までを大正月、1月15日を小正月というのが一般的です。

なお、小正月を以って正月は終わりと考えられています。

また、小正月は女正月とも呼ばれますが、これは年末から大正月に忙しく働いた女性(主婦)も、小正月の時期には体を休めたり、実家に帰省してゆっくりと過ごすように、という意味があるようです。

小正月はいつ?

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小正月は1月15日です。

小正月とは、旧暦の正月のことを指します。

旧暦(太陰太陽暦)では、月の満ち欠けで1ヶ月を決めており、満月を1日としていました。

そして、一年で最初に満月が見える日を元日としていたのです。

つまり、現在の小正月旧暦の正月だったというわけです。

旧暦の正月を現代の暦に直すと、1月15日(14~16日)が該当となるのですが、新暦と暦の正月を区分するために、1月15日を小正月と呼ぶようになったと言われています。

小正月に食べる行事食は何?

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小正月には、小豆粥を食べる習慣があります。

小豆の朱色には、昔から邪気を祓う力があると言われており、一年の家族の健康を願う意味を込めて小豆粥を食べたそうです。

また、お祝いごとがあると赤飯を炊きますが、これも元は災いを避ける力のある朱色の小豆を入れたご飯を食べることで、転じて福を呼び込む、という意味があると言われています。

なお、小豆粥は平安中期の「枕草子」にも記載されていることから、古くから食べられていたことがわかっています。

小豆粥の作り方

小正月の行事は?どんなことをするの?

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小正月には、「削り花」や「粟穂稗穂(あぼひぼ)」「まゆ玉」を神棚などに飾り、豊作を祈願します。

また、歳神様を迎える際にお供えしたしめ縄門松などを、お寺の境内や田畑で焼き払う「どんど焼き」も行われます。

どんど焼きは無病息災を願う行事と言われ、どんど焼きの煙に乗って山へ帰る歳神様にあやかって、どんど焼きの炎にあたると若返るとか、焼いた餅を食べると病気にならないと言われています。

なお、どんど焼きを15日に行わず松の内が明けた8日に行うところもあるため、お住まいの地方によって事前に確認することが必要です。

まとめ

いかがでしたか?

小正月は、小さい正月と書きますが、実際には現在の正月の元祖ともいうべき日だったのです。

また、新暦になり1月1日に正月を行うようになってからも、多くの地域では小正月の行事が残って引き継がれています。

来年は是非、正月だけではなく小正月にも意識を傾け、日本の奥深い伝統や風習を感じてみるのもよいかも知れませんね。

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