紀寿の意味や由来は?読み方は?年齢は何歳なの?

紀寿のお祝いの色は?祝い方やマナーを教えて!

長寿のお祝いの一つに紀寿が存在しますが、紀寿そのものが良くわからないという人も多いでしょう。

そこで、今回はこの紀寿とはどのような意味があるのか、読み方や祝い方はどうなっているのか、マナーや風習はあるのか、いったい年齢や満年齢や数え年ではいくつのお祝いなのか、お祝い色はどうなっているのかを調べてまいります。

はっきり言ってわからないことだらけという人が多い長寿祝いなのでいろいろと調べていく必要があるでしょう。

目次

紀寿の意味や由来は?


紀寿の意味は分かりやすく記載すると「1世紀を体験したことのお祝い」となります。

紀寿の「紀」は100年を意味する1世紀の「紀」になりますので、100回目のお祝いという意味があるのです。

ただし、この100歳の長寿祝いは紀寿以外にも「百賀」「百寿」「上寿(じょうじゅ)」「大齊(たいせい)」などいろんなものがありますので注意しましょう。

やはり100歳のお祝いというのはかなり特別なものがありますので、それだけ呼び方もたくさんあるのです。

紀寿といわれて100歳をイメージできないという人でも、百寿という言葉に言い換えるとすぐに100歳と結び付けられる人も多いでしょう。

100歳の長寿祝いの一つ前が99歳の長寿祝いである白寿なので、そのつながりで覚えている人も多い言葉となっております。

長寿祝いも還暦から始まって喜寿古希傘寿白寿などいろいろとありますが、100歳という区切りとなる紀寿はかなりインパクトがあるため、お祝いも盛大になる傾向があります。

ちなみに、「上寿(じょうじゅ)」は荘子の「盗跖篇第二十九」において「人上寿百歳、中寿八十、下寿六十」という言葉からきており、100歳は上で80歳は中で60歳は下という扱いになっているのです。

シンプルに和訳すると100歳は1000人に1人もいないほどすごい人となりますので、上という表現がされているのでしょう。

この荘子の教えを見てもわかるように、100歳に到達するというのは非常にまれなことでありされだけでも「上」の存在として敬われるような素晴らしいことという考え方が根付いているのです。

紀寿の読み方は?年齢は何歳?


紀寿の読み方は「きじゅ」です。

ただし、別名で「百賀」「百寿」「上寿(じょうじゅ)」「大齊(たいせい)」などいろいろとあるので注意しましょう。

また、数え年で100歳のお祝いというのが一般的でしたが、現代ではお誕生日に100歳のお祝いをするというスタンスになっているところが多いので、100歳になったときにお祝いするというスタイルにしたほうがいいでしょう。

また、「百寿」は「ひゃくじゅ」と読む人もいれば「ももじゅ」と読む人もいるので読み方にも注意してください。

漢字変換では「ひゃくじゅ」だと高確率でできるのですが、「ももじゅ」だと変換できないことが多いのでおそらく「ひゃくじゅ」のほうが読んでいる人が多いと思われます。

紀寿も漢字変換では喜寿が変換ででるけど紀寿はでないことが多いので、単語登録しておきましょう。

お祝いの色は何色?


喜寿のお祝いは百寿という百という漢字にちなんだ白がお祝いの色として使われることが多いです。

神聖さを表す「白」がやはり100歳の長寿祝いにはぴったりなのでしょう。

また、このようなお祝いにはぴったりな色として黄色ではなく金色を用意することもあるようです。

他には、百寿が「ひゃくじゅ」ではなく「ももじゅ」という呼び方をすることから桃色を紀寿のお祝いとして用意することもあります。

他には紅白や金銀といったペア色に拘る人もいるといわれています。

調べてみたところの100歳のお祝いで使う色は、このように白・紅・金・銀・桃となっており一つの色に絞りたくないという人はこれらの色を組み合わせることになるでしょう。

ただし、お祝いする側が盛り上がってされる側が盛り下がるのはNGですので、その人に会うカラーというものをしっかりと判断したうえで色を決めましょう。

白・紅・金・銀・桃全部使ってミックスされるとなかなかぐちゃぐちゃになってしまいますので、一つに絞るのも有効です。

紀寿の祝い方は?マナーは?


紀寿の祝い方として風習は先ほど紹介した色にちなんだプレゼントをすることです。

後は、親戚や家族が集まってお食事会をするというのが一般的となっております。

ただし、お祝いされるのは100歳になった方となりますので、その人の考え方を主体としてください。

昔の長寿祝いは家族だけではなく親せきを大勢集めて盛大に行ったのですが、このスタイルを嫌う人も現代ではかなり多いのでどの程度の規模で行うのを本人が望んでいるのか、そこを理解してあげる必要があります。

大勢を読んで派手にするのがお好みという方は、親戚だけではなくご近所も招いて盛大に行うのが理想となりますが、あまり派手なのを好んでいないという場合は家族だけで集まってお祝いするといいでしょう。

若いうちはドッキリのような盛大な誕生日会でもどんとこいというスタイルで動くことができますが、齢100歳になってしまいますとそういったハプニング付きの誕生日会についていく体力はありませんので、おとなしめのものにすることも重要になってくるのです。

お祝いは数え年?満年齢どっち?


満年齢とは誕生日を基準とする考え方で、誕生日前だから99歳、誕生日後だから100歳という考え方ができます。

数え年とは生まれた最初の年齢を「1歳」と考えてお正月が来ると1歳年を取るという計算方法です。

一昔前はこの数え年で年齢も計算していたのですが、今では満年齢で計算するのが当たり前となっておりますので、満年齢で考えたほうがいいでしょう。

お祝いするときは満年齢を意識して行動するのが正解になったとお考え下さい。

お祝いのプレゼントはどうしたらいい?


長寿祝いのプレゼントはその長寿祝いに即した色を用いたものが基本となります。

その色をベースにして地味なものではなく若々しいイメージを持つことができるものを用意するといいでしょう。

それか、100歳の記念をイメージできるものをプレゼントするのも正解です。

例えば、似顔絵付きの湯呑を用意するとか、名前入りの食器を用意するとか、百寿のお祝いに100年前の新聞を用意するというやり方があります。

昨今では、その人にまつわる新聞を取り寄せてプレゼントの一つにするという方法も流行っているので、思い出話をするための材料として活用してみてはいかがでしょうか。

また、その人の好みとなるお茶などの食べ物や飲み物をプレゼントするのも正解ですが、出来れば思い出としてはっきりと残せるような茶器や傘や座布団といった物のほうがいいという声もあります。

個人的にはその人が本当に喜んでくれるものなら何でもいいと思っていますので、消耗品と物をセットにしてプレゼントするスタイルにしてみてはいかがでしょうか。

先ほど紹介した新聞も物として非常に有用なので、セット運用してみてください。

まとめ

以上、いかがでしょうか。

今回は100歳のお祝いである紀寿改め百寿を紹介しました。

長寿祝いでこれだけ別名を持っているのは紀寿だけなので、どれだけ特別なのかがこの呼び名の多さからもわかってきます。

日本における歴代最高齢は117歳と120歳に到達している人は公式発表ではありません。

100歳以上の長寿祝いには108歳の茶寿、111歳の皇寿、119歳の頑寿、120歳の大還暦とまだまだあるのですが、120歳の大還暦に到達するのは今の人類では難しいのかもしれません。

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