傘寿祝いのプレゼントの金額相場はどれくらいなのでしょうか?
また、プレゼントを贈る時期はいつなのか知りたいですよね。
家族や親戚などに傘寿を迎える方がいる場合、プレゼントは何にするか悩む方も多いでしょう。
金額相場や贈る時期などが分かれば、色々と計画が立てやすいと思います。
そこで今回は、傘寿祝いのプレゼントの金額相場や贈る時期について調べてみました。
傘寿祝いプレゼントの金額相場は?
傘寿祝いのプレゼントの金額相場は、5,000~30,000円です。
金額に幅があるのは、傘寿を迎える方との関係によって金額が変わるからです。
関係別の金額相場をまとめてみました。
子供からの場合
傘寿を迎える方があなたにとって両親、つまりはあなたが子供の立場の場合、傘寿祝いのプレゼントの金額相場は20,000~30,000円になります。
傘寿を迎える方にとって最も身近な存在である子供は、お祝いのプレゼントの金額相場も一番高くなることが多いでしょう。
孫からの場合
傘寿を迎える方が祖父母の場合は、お祝いのプレゼントの金額相場は10,000~20,000円になります。
ただし、同居をしている、頻繁に会っている、日ごろからお世話になっているなど、祖父母との関係がより近い時は両親と同額程度のお祝いを用意することもあるようです。
親戚からの場合
親戚からの傘寿祝いのプレゼントの金額相場は、5,000~10,000円となります。
しかしこちらも、傘寿を迎える方の兄弟や姉妹など近しい間柄であれば、金額は高くなる傾向にあるでしょう。
反対にあまり会わない関係なら、複数の親戚と合わせてプレゼントを贈る事も少なくないですし、1人あたりの金額が2,000~3,000円程度になることもあるようです。
知人や部下、生徒などからの場合
知人や部下、生徒(元生徒も含む)などからの傘寿祝いのプレゼントの金額相場は、5,000~10,000円になります。
こちらも関係性によって差があるため、目安として覚えておくのが良いでしょう。
一般的には関係性が深くなるほど、プレゼントの金額も高くなります。
プレゼントを贈る時期はいつ?
最も多いのは、傘寿祝いのお祝いの席で渡すため、お祝いの日=贈る時期と言えるでしょう。
傘寿祝いは80歳のお祝いなので、80歳の誕生日にお祝いの会を開くことが多く、必然的に誕生日にプレゼントを贈ることになります。
ただし、本人(傘寿を迎える方)や集まる人などの予定などによって、誕生日を過ぎてからお祝いの会を開くことがありますよね。
あらかじめそのような案内がされている場合は、後からプレゼントを渡しても大丈夫ですが、基本的には誕生日の前に渡すのがマナー。
お祝いの会に行けない時は、誕生日の前日までにプレゼントが届くように手配をしておきましょう。
傘寿祝いのプレゼントを贈るときの注意点
傘寿祝いのプレゼントを贈るときには、何か気を付けておくべきことはないのでしょうか。
傘寿祝いのプレゼントを贈るときの注意点を調べてみました。
老いを感じさせるものはNG
傘寿祝いは長寿祝いの一つですが、現代の80歳は心身ともに若い方が多く、中には年寄扱いをされることを好まない人もいます。
杖や老眼鏡などの高齢者向けのアイテムは、実用的な反面、贈られた方は自分の老いを感じてしまうものです。
本人が希望している場合は良いですが、それ以外は若々しさを感じるものをプレゼントすると良いでしょう。
縁起の悪いものは避ける
「死」や「苦」は縁起の悪い言葉なので、これらの言葉が入ったプレゼントは避けて下さい。
例えば、花の中でもシクラメンは「死苦ラメン」となり、お祝いのプレゼントには不向きと言われています。
他には櫛(くし)には「苦」と「死」の両方が入っているので絶対にNGですし、日本茶は葬儀の香典返しによく使われるのでこちらも傘寿祝いのプレゼントには不向きになります。
傘寿祝いにオススメのプレゼント5選!
傘寿祝いには何を贈ると喜ばれるのでしょうか。
傘寿祝いにオススメのプレゼントをご紹介します。
傘
80歳のお祝いを傘寿と言うようになったのは、傘の略字である仐が八十と読めることから。
そのため、傘寿祝いに傘をプレゼントする方が多くいます。
雨傘だと雨の日にしか使えないので、日傘と兼用のものが特に喜ばれるようです。
花
傘寿祝いは濃黄色がテーマカラーなので、黄色の花をメインにした花束を贈ると傘寿祝いならではの特別感が出ますよ。
また、胡蝶蘭も喜ばれる花のプレゼントの一つ。
高級感があり上品な胡蝶蘭は、お花のお世話が好きな方なら鉢植えでプレゼントするのがおススメです。
食器類
普段使いできる湯飲みやコーヒーカップ、お皿など、食器類のプレゼントも傘寿祝いに喜ばれます。
また、名入れ箸も傘寿祝いを始めとした長寿祝いでは定番のプレゼント。
毎日使う食器類をプレゼントすれば、使うたびに嬉しい記憶が蘇りますね。
嗜好品
甘い物に目がない方なら、和菓子や洋菓子の詰め合わせのプレゼントが喜ばれます。
傘寿祝いで贈る時には、いつも飲んでいる銘柄、食べているメーカーよりもワンランク上の高級ブランドを選ぶのが良いでしょう。
ファッション小物
マフラーやストール、手袋、帽子など、普段使いできるファッション小物も、傘寿祝いのプレゼントで喜ばれます。
ファッション小物を選ぶ時のポイントは、年齢よりも少し若く見えるものを選ぶこと。
そして、カシミアやシルクなどの高級素材を使っているものが特に喜ばれます。
プレゼントを贈るときのマナー!
普段はあまり風習や伝統などを意識しないという方も、傘寿祝いは昔からのマナーを気にして臨みたいものですよね。
傘寿祝いのプレゼントを贈るときのマナーをご紹介します。
熨斗をつける
傘寿祝いのプレゼントをごく親しい身内に贈る場合、熨斗は必要がないと思うかも知れません。
しかし、80歳を迎えた方に贈るのはプレゼントだけではありませんよね。
尊敬や敬意を込めて、プレゼントには熨斗をつけましょう。
熨斗紙でもOKとする方がほとんどですが、会社関係者や恩師などに贈る時は、簡易的な熨斗紙ではなく、紙と水引きと熨斗の丁寧な包装がおすすめです。
現金を贈るのはマナー違反となることも
傘寿祝いのプレゼントに何を選んでよいか悩んでしまった時、現金をお祝いとして包めば、本人が好きな物を買えると考えるかも知れません。
しかし、日本では、目下の者が目上にお金を贈るのはマナー違反と考える場合があります。
(地域などによって違います)
どうしてもプレゼントの品物が見つからない時は、カタログギフト贈ると本人が品物を選べますし、マナー違反にもならないのでおすすめですよ。
まとめ
傘寿祝いのプレゼントの金額相場は5,000~30,000円になります。
金額は傘寿を迎える方との関係によって異なり、関係性が深いほど金額は高くなる傾向にあります。
ただし、高いプレゼントをすればよいということではありません。
予算が少なくても、相手に心のこもったプレゼントを贈ることが大切ですよね。
何を贈るか悩む時は、直接本人に聞いて欲しいものを尋ねてみてもよいでしょう。
また、傘寿祝いのプレゼントを贈る時期は、80歳の誕生日が良いでしょう。
誕生日に渡すことができない場合は、誕生日前日までに届くように手配して下さいね。
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