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卒寿祝いの食事は何がおすすめ?予算はどのくらいがベスト?

卒寿祝いの食事は何がおすすめで、予算はどのくらいがベストなのでしょうか?

人生100年時代と言われる日本においても、卒寿を迎えることは大変喜ばしいこと。

そのため、身内などに卒寿を迎える方がいると盛大にお祝いを計画することもありますよね。

中でも多くの人が集まってお祝いができる食事は、卒寿祝いには欠かせないイベント。

どこで行うのがよいか、予算はどれくらいにするか、悩んでいる方も多いでしょう。

そこで今回は、卒寿祝いでおすすめの食事や、一般的な予算について調べてみました。

卒寿祝いの食事は何がおすすめ?


卒寿祝いの食事は、卒寿を迎える方の好みや健康状態に合わせたものを選ぶのが良いでしょう。

卒寿祝いは日本のお祝いなので、食事も和食にした方がよいと思われがちですが、卒寿を迎える方が洋食や中華が好きならその希望を叶えてあげるのがよいと思います。

また、持病がある方には味付けや食材への配慮が必要ですよね。

食べ物を噛む力や飲み込む力が弱っている方には、やわらかい食事を用意するのが良いでしょう。

とは言え、現代の90歳は一昔前に比べて元気で若い方が多いです。

長寿祝いの食事=薄味でやわらかいものと決めつけてしまうのは、「年寄扱いされている」と感じる方もいるので注意して下さいね。

卒寿祝いの食事予算はどのくらい?


卒寿祝いの食事予算は10,000~30,000円程度が相場と言われています。

ただし、実際には食事をする場所や人数によって、その金額にはかなり差があると思った方がよいでしょう。

自宅で身内のみ5人で食事をする場合なら、料理を作る手間はあるものの食事の金額は押さえることができますよね。

お寿司などの出前をとっても、外食に行くよりも予算は低めになります。

一方で、高級レストランや料亭での食事になると、1人あたりランチで5,000円以上、ディナーは1人10,000円以上が必要になります。

家族5人で行くと金額は25,000~50,000円以上になり、大きく予算を超えてしまいます。

親戚なども呼んで大人数で盛大に行うことになれば、この倍以上はかかってしまうかも知れません。

予算内で収まらないのであれば、高級レストランや料亭での食事ではなく自宅での食事に切り替えるか、参加する方から会費をもらうことも検討する必要もあるでしょう。

食事はどこですると喜ばれる?


卒寿祝いの食事はどこですると喜ばれるのでしょうか。

ここでは、卒寿祝いの食事におすすめの場所をご紹介します。

ホテル

ホテルや旅館での卒寿祝いの食事は、家族などが食事の用意や後片付けをしなくてもよいので、卒寿を迎える方との大切な時間を過ごすことができます。

食事が済んだ後は部屋でゆっくりと過ごしたり、温泉があれば温泉も楽しめます。

90歳のお祝いということもあり、遠方へ行くのは体力などで不安もありますが、近場なら気軽に旅行気分を味わえますよね。

また、ホテルや旅館の中には長寿祝いのプランがあるところもあるので、プランを利用するとちゃんちゃんこや頭巾の貸し出しが受けられたり、ケーキや花束などを用意してもらうこともできます。

レストラン

レストランでの食事も、ホテルや旅館と同様に食事の用意や後片付けの心配がありません。

食事の内容も普段とは違うので特別感がありますし、レストランにも長寿祝いのプランがあるところもありますよ。

料亭

レストランよりも敷居の高い料亭ですが、和の雰囲気は日本発祥の長寿祝いにぴったりと言えますよね。

一般的に料亭へ行ったことがあるという方は少ないと思うので、卒寿祝いを料亭で行うのは思い出深いものになると思います。

料亭にも長寿祝いのプランがあるところもあるので、料亭での食事を検討している時は尋ねてみると良いでしょう。

自宅

卒寿祝いになると、外での食事よりも自宅で気を遣わずに食事をする方がよいと思う方が多いようです。

自宅なら好きな時に横になって体を休めることができますし、小さなお子さんがいても他のお客さんに迷惑がかかるなどの心配もありませんよね。

食事も卒寿を迎える方に合わせることができますし、お店への移動などの負担もありません。

食事をするタイミングはいつがいいの?お祝いのその日がベスト?


卒寿祝いの食事をするタイミングは特に決まっていません。

しかし、卒寿祝いが90歳のお祝いなので、90歳の誕生日にお祝いをして、その日に食事も行うという流れが多いようですね。

長寿祝いは奈良時代に中国から日本へと伝わったと言われていますが、卒寿自体は日本独自のお祝いになります。

日本では長く数え年で年齢を数えていたので、今でも数え年の90歳でお祝いを行う方もいますが、満年齢の90歳で行う方もいます。

こちらに関してもどちらで行っても良いので、卒寿を迎える方の体調などに合わせて予定を立てるのが良いでしょう。なお、誕生日以外にお祝いや食事をしても、もちろん構いません。

卒寿祝いに多くの人が集まるという場合には、正月やゴールデンウィーク、お盆など長期休みを利用してお祝いをすることもありますよね。

また、卒寿を迎える方の体調次第では、お祝いと食事が別になることもあるでしょう。

当日になって気分があまり優れないなどがある時は無理をさせず、プレゼントを渡すだけにして、食事会は改めて行うなど、卒寿を迎える方の体調を第一に考えるようにして下さいね。

卒寿祝いの基本的なマナー


卒寿祝いを行う場合に、気を付けておきたいことなどを知りたいですよね。

ここでは、卒寿祝いの基本的なマナーをご紹介します。

本人の意思や気持ちを確認する

超高齢化社会の日本においても、90歳を迎えるということは大変おめでたいことですよね。

そのため、周囲の人はお祝いを盛大に行ってあげたいと思うかも知れません。

しかし、卒寿を迎える方の中には、長寿祝いをされてもあまり嬉しいと思えない方もいます。

理由は様々にありますが、長寿祝いをすると早死にすると言う言い伝えや、長寿祝いをされると年寄扱いされた気持ちになって落ち込んでしまうなどがあるようです。

そのため、卒寿祝いを行う時は必ず本人に確認をして、本人が乗り気でなければ行わないようにして下さい。

体調を最優先にする

レストランや料亭を予約する時は、移動に時間がかかる場所は避けましょう。

食事会自体も長くなると疲れやすくなってしまいます。

また、レストランや料亭では座敷だと、足腰に負担がかかることが多いので、テーブル席を選ぶようにします。

2階以上の会場の場合は、エレベーターがあるかなども確認しておく必要があるでしょう。

他のお客さんがいると落ち着いて食事が摂れない方もいます。

ゆっくりと静かに食事をするなら個室がおすすめですよ。

老いを感じさせるものはNG

老眼鏡や杖、補聴器などを贈るのは実用的な面もありますが、これらのような老いを感じさせるものを贈ってしまうと、気分が落ち込んでしまう方もいるので避けて下さい。

贈り物には熨斗をつける

親しい間柄の贈り物の場合、熨斗はつけないという方もいるかも知れません。

しかし、熨斗(正しくは贈り物に白い紙と水引き、熨斗という飾りを含むもの)は神様へのお供え物が始まりとされており、長く日本の文化において丁寧な贈り物をする時には欠かせないものと言えます。

長寿祝いはその方への尊敬や敬意を示すものでもあるので、贈り物にはきちんと熨斗をつけて贈るのが良いでしょう。

まとめ

卒寿祝いの食事は、卒寿を迎える方の好みや体調に合わせることが大切です。

卒寿祝いの食事予算は10,000~30,000円程度が相場と言われていますが、人数やどこのお店を選ぶかによって大きく変わることがあるでしょう。

現代の90歳は一昔と比べて若い方が多いですが、体調や持病などを十分に考慮した上でお祝いを行って下さい。

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