百寿祝いは誰が祝うの?押さえておきたい最低限のマナー!

百寿祝いは誰が祝うのでしょうか。

百寿を迎える方のお子さん、お孫さん、親戚などがそれぞれ百寿祝いを計画してしまうと、何回もお祝いをすることになり百寿を迎える方には負担となってしまいます。

お祝いを計画するのは誰が適任なのでしょうか。

また、百寿祝いを行うにあたって、押さえておきたいマナーを知りたいですよね。

そこで今回は、百寿祝いは誰が祝うのかなど、知っておくべき最低限のマナーを調べてみました。

目次

百寿のお祝いは誰が祝うの?


百寿祝いは誰が祝うのかについては、特に決まりはありません。

つまり、誰が祝ってもよいのですが、それだと冒頭に述べたように何回もお祝いを開くことになりかねません。

そこでここでは、一般的に主催者となり得る立場の方をご紹介します。

子供

百寿を迎える方のお子さんは、百寿を迎える方にとって最も身近な存在と言えますよね。

そのため、百寿祝いの多くはお子さんが主催となって行われることが多いです。

百寿を迎える方のお孫さんも、百寿祝いの主催となることが多いです。

理由としては、百寿を迎える方のお子さんが70~80歳が多く高齢となるので、場合によってはお孫さんの方が取りまとめや準備を進めやすいということがあります。

親戚

百寿を迎える方の兄弟や姉妹、義理の息子や娘などの親戚が百寿祝いを主催することも多いでしょう。

ただし、百寿を迎える方の兄弟や姉妹も高齢の可能性が高いため、実際にはその子供や孫などが主催者となる場合が多いでしょう。

有志

知人やかつての教え子、元部下、近所の人などが集まって、百寿のお祝いを行うことがあります。

百寿祝いを始めとした長寿祝いは本来は身内のお祝いとなるので、有志が集まってのお祝いを行う場合は、日程は家族の予定を優先して決めるとよいでしょう。

百寿祝いをするタイミングは?


百寿祝いをするタイミングは特に決まってはいません。

ですが、百寿祝いは100歳をお祝いする長寿祝いなので、誕生日に合わせることが多いようです。

また、遠方から人が集まる場合などでは正月やゴールデンウイーク、お盆などの長期休暇に合わせたり、敬老の日なども百寿祝いの日取りとして選ばれやすい日になりますよ。

百寿祝いは必ずこの日に行わなくてはいけないというわけではないので、百寿を迎える方の体調などによって臨機応変に日取りを決めるのがよいでしょう。

百寿のお祝いはどこですると喜ばれる?


百寿のお祝いはどこですると喜ばれるのでしょうか。

ここでは百寿祝いにおすすめの場所をまとめてみました。

自宅

住み慣れた自宅は、体調に不安を抱えている方でも安心してお祝いを楽しめる場所ですよね。

元気な方であっても外出による心身の負担は大きくなる年齢です。

自宅でのお祝いでは食事を用意する必要があるものの、小さなお子さんがいても気を遣うことがないですし、疲れたらすぐに横になれるのでおすすめです。

レストラン

レストランや料亭での食事は特別感があり、百寿のお祝いを行うにはぴったりですよね。

百寿祝いなどの長寿祝いのプランがあるお店なら、ちゃんちゃんこなどの無料の貸し出しを行っていることもあります。

ホテル

レストランと同様にホテルでのお祝いも、百寿という記念すべき日をお祝いするのにふさわしいと言えるでしょう。

長寿祝いのプランがあるホテルなら、細かい準備の必要がないので家族も一緒に楽しむことができますよ。

また、部屋があるので疲れたら横になれるのもポイントが高いですよね。

百寿祝いに誰を呼ぶべき?


百寿祝いなどの長寿祝いは、一般的には身内で行うものです。

気心の知れた家族や親戚のみであれば、百寿を迎える方の負担も少なくお祝いができそうですよね。

ただし、百寿を迎える方が百寿をきっかけに、普段はあまり会えない遠方の親戚や知人などとの再会を願っているのであれば、それを叶えてあげるのがよいのではないでしょうか。

百寿祝いに誰を呼ぶかは家族などが決めることではなく、百寿を迎える方に尋ねて気持ちを確認するのが最も良い方法と言えます。

百寿祝いにかける費用はどのくらい?


百寿祝いにかける費用は、10,000~100,000円程度が相場となります。

金額にかなり差があるのは、お祝いを「どこで」「何人で」行うかによって、差が出るからです。

自宅にて家族3人で行うのであれば、食事の量も少なめでよいですし場所代なども必要ありませんよね。

これに対して、家族5人でホテルに1泊するとなると、1人10,000~20,000円の予算なら50,000~100,000円程度が必要になりますよね。

百寿祝いの予算があらかじめ決まっているのであれば、予算に応じたお祝いを計画することが必要となりますよ。

百寿祝いで押さえておきたいマナー!


百寿祝いを行うときに、気を付けておきたいマナーはあるのでしょうか。

百寿祝いに押さえておきたいマナーをご紹介します。

老いを感じさせない

老眼鏡や杖、補聴器などの贈り物は実用的ではある反面、贈られた側は自分の年齢を感じてしまうため、百寿祝いの贈り物としてはふさわしくありません。

同様に「朽ちる」や「弱る」「落ちる」など、マイナスなイメージを持たせる贈り物やメッセージも控えるようにしましょう。

縁起の悪いものは避ける

贈り物やコーディネートとして花を飾ることがありますが、菊は葬儀に使われる花のため避けて下さい。

また、椿は首から花が落ちるため縁起が悪いと言われていますし、シクラメンは死苦ラメンと読めることから同様にお祝いの席にはふさわしくありません。

この他には櫛は苦死、ハンカチは手布(てぎれ)と読むので、こちらもお祝いの時には避けた方がよいでしょう。

熨斗をつける

百寿祝いの贈り物には熨斗をつけましょう。

身内に贈る物には熨斗は必要がないと思う方も多いですが、せっかくのお祝いですので熨斗をつけて丁寧な形で贈るのがよいマナーと言えます。

百寿祝いを成功させるポイント!


長寿祝いの中でも百寿祝いは、本人以上に家族や親戚にとっても感慨深いものですよね。

お祝いを成功させたいと思っている方は多いと思いますが、百寿祝いを成功させるにはどうしたらよいのでしょうか。

百寿祝いを成功させるポイントをまとめてみました。

お祝いは本人の意思を確認する

長生きは素晴らしいことですが、中には「長寿祝い」に対して否定的な考えを持っている方もいます。

それは「長寿祝いをすると早死にする」という言い伝えがあるからです。

そのため、百寿祝いを行う時は必ず本人に確認するようにしましょう。

また、百寿祝いは嬉しいけれどちゃんちゃんこや頭巾に抵抗があるという方もいます。

お祝いの内容についても、確認をしておくと良いでしょう。

桜を取り入れる

百寿祝いの百はももと読めることから、桃色→桜を連想する方が多いです。

百寿祝いのお祝いの場は桜をイメージしてコーディネートしてみたり、贈り物に桜の柄や絵などを取り入れてみると、百寿祝いの特別感がアップするのでおすすめですよ。

百寿祝いにオススメのプレゼント!


百寿祝いに贈り物を贈るなら、どんなものをプレゼントすると喜ばれるのでしょうか。

百寿祝いにオススメのプレゼントをご紹介します。

・花
・湯飲みやコーヒーカップ
・嗜好品(お酒や和菓子など)
・趣味のもの
・桜の柄やモチーフのもの

プレゼントの料金相場はどのくらい?


百寿祝いのプレゼントの金額相場は5,000~30,000円程度になります。

なお、百寿を迎える方との関係によって金額は異なり、お子さんは20,000~30,000円程度、お孫さんは10,000~20,000円程度、親戚や知人などは5,000~10,000円程度となります。

そもそも百寿をお祝いした方がいいの?


「人生100年時代」と言われる日本においても、100歳を迎えることは大変珍しいことです。

そのため、周囲は「盛大にお祝いをしてあげるべき」と考えてしまいがちですが、百寿を迎える方の気持ちを大切にすることが何よりも重要になります。

体調などによっては、人が集まって賑やかな状況が辛くなる場合もありますよね。

百寿祝いは、周囲が「やるべき」「やりたい」と決めるのではなく、百寿を迎える方の意思や気持ちを尊重するようにしましょう。

まとめ

百寿祝いは誰が祝うのか特に決まってはいませんが、長寿祝いは基本的には身内の行事になるので百寿を迎える方のお子さんやお孫さんが中心となることが多いでしょう。

百寿祝いを行う時は、百寿を迎える方の気持ちを何よりも優先し、お祝いの規模や内容などを決めることが大切です。中には百寿祝いは必要がないという方もいます。

その時は、百寿祝いではなく、お誕生日のお祝いとして行うのがよいかも知れませんね。

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