風邪は万病の元!風邪のひき始めの対処が重要!
風邪は万病の元。聞いたことありますよね?
風邪、かかった本人ですら、もう早く治らないかな・・・。
と、あまり深刻に考えることはないかもしれません。
しかし、風邪は様々な病気のもと、たかが風邪という考えは良くないですよ、という意味、油断は禁物です。
そしてヒトは自分の体のことだから自分で分かる!という過剰な思いがあると思います。
それではダメなんです。
あなたの知らないところで、間違った感覚で風邪の治療、予防はさらに様々な病気を引き起こす原因があります。
今回は「風邪は万病の元」この言葉の意味を考えながら、しっかり勉強しておきましょう。
風邪のひき始めに効果的な7つの対処法!
高須幹弥(高須クリニック)
え、これ風邪?、でも薬は安易に飲まない方がいいんでしょ?
でも、すぐに病院に行けない・・・そんな時にぜひ!
1.風邪に効くツボ
意外に効果的、ツボ押しで早目の回復!
くしゃみ、鼻水に効くツボ
くしゃみが止まらない、鼻水がつらい~。
そんな時は、目頭内側にある清明(せいめい)、小鼻のふくらみの外側、迎香(げんこう)、そして、巨りょう(こりょう)。
首の裏側、大椎(たいつい)も効果的です。
【清明】
なんか目がぼやけてる、疲れてる、そんな時に押さえたことあるかもしれません。指の腹を当てて固定、押し込むように刺激してください。
【迎香】
小鼻の左右、最も広がったところのくぼみを、強く刺激してください。
【巨りょう】
鼻の左右、頬骨の高いところです、指の腹で少し強く刺激しましょう。
【大椎】
首の後ろ、首を前に倒して見て下さい、そして左右に振った時に動く骨があります。その骨のしたくぼみが出来ます。その部分を弱い力で長く刺激してください。他にもホッカイロや温かい缶コーヒーやドライヤーで温熱刺激も効果的ですよ。
鼻水を速攻で止める方法
寒気に効くツボ
ううううう~寒い・・・。
そんな時におススメのツボ、女性なら冷え症改善にも繋がるので寒い時期は、意識しておくといいですよ。
【ゆう泉(ゆうせん)】
このツボは足の裏、真ん中より少し中指よりにくぼみがあります、そこがゆう泉。ゆう泉を親指の腹を使ってギュギュっと押しましょう。棒などを使ってもOK!体内の新陳代謝があがり、体の中からぽかぽか、寒気やめまいに効きます。
のどの痛み、咳に効くツボ
喉がイガイガ、乾燥で咳も止まらない・・・
そんな時は喉元の近い場所にある水突(すいとつ)、天突(てんとつ)、気舎(きしゃ)。
そして首の裏側にある、風池(ふうち)。
手の甲にある合谷(ごうこく)が効果を発揮しますよ。
【水突】
左右の耳元から鎖骨の真ん中にかけて斜めの位置にある筋、指の腹で弱い力で刺激しましょう。
【天突】
首の付け根、左右の鎖骨に挟まれたくぼみ、強すぎず優しく刺激しましょう。
【気舎】
天突ツボの左右、指2本分のところにある鎖骨の位置、天突と同じ強すぎず優しく刺激しましょう。
【風池】
天突ツボのさらに指1本分の外側にあるくぼみ、親指の先をくぼみに当て、残りの指で頭を包み込むように強めに刺激しましょう。
【合谷】
手の甲側で親指と人差し指の間にある骨の付け根部分から少し外側にあります、酢浴、長めに刺激しましょう。
ノドの痛みを3秒で解消する「ツボ」
2.とにかく体を温めて免疫力を上げる
風邪をひいたかも、風邪ひきそう・・・。そんな時はとにかく体を温めましょう。
なんとなく体が熱く感じる症状があるかもしれません。
その時に汗をかく必要はありませんが、突然感じる寒気。
この寒気はまだ熱が上がってくる時です。
多少、熱くても少し厚着をしたり布団を増やしたりして体を温めます。
そして体を温めるときは必ず水分補給を忘れないようにしましょう。
3.お風呂に温もって温熱療法(但し注意が必要)
え?お風呂はだめじゃないの・・・?
はい、風邪の症状があるときのお風呂は避けなければなりません。
でも、それはどうしてでしょう?
それは、風邪などの発熱時に入浴やシャワーは、自分で感じるよりも体力を消耗します。
回復には体力が必要ですが、そこでお風呂に入るという行為は体力消耗に繋がるからです。
しかし、今回お風呂で体を温める行為を勧めているのは、熱が上がったり下がったり、繰り返す風邪で、発汗も多く気持ち悪く感じることはありませんか?
タオルで体を拭いても、まだ気持ち悪い、少しならお風呂に入れそう!と感じるなら、お風呂に浸かってさっぱりすることは問題ないということです。
しかし、湯ざめは避けましょう。普段より短めにするのも大切です。
東洋医学専門 町田の鍼灸院
4.睡眠と安静
ウイルスに立ち向かうためには、あなたの体内体力が必要になります。
ウイルス感染中に、頑張って無理して体を動かすと、体内の体力が落ち、ウイルスはますます活発に動き出します。体内の体力を上げるためには、反対に体はしっかり休ませましょう。
5.水分補給を行う
風邪をひくと、体の免疫機能を活発に働かせようとして、体温を上げ血流を促進し、自然と熱が出て体温が高くなります。
風邪で体温が高くなると、寝ている間も大量の汗を多くかきますよね。
大量の汗をかくということは水分が体から失われ始めます。
ここでしっかりと補給してあげないと、脱水状態に繋がってしまいます。
体は必死に活動しているのに、水分補給をしないと、今度は脱水症状が起こりうるのです。
体内が一生懸命活動しているなら、あなたはしっかり水分の補給に努めましょう。
6.栄養ある食事を摂る
風邪をひくと「しっかり栄養を摂りましょう」と言われますが、そもそも栄養のある、風邪に効く食事ってなんでしょう?このような記事を見つけました。
「体を温める食べ物」は風邪予防につながる~低体温者が増える現在~
体を温める食べ物を選ぶポイントを五つ挙げます。
1.寒い地方で産出された食べ物や冬が旬の食べ物
鮭やソバなどは寒い地方で取れる食材で体を温めます。果物は体を冷やす作用がありますが、例外としてリンゴ、サクランボ、ブドウ、プルーンなどの果物は体を冷やしません。2.色の黒っぽい食べ物や色の濃い食べ物、暖色(赤・黒・黄・橙色)の食べ物
黒豆、小豆、ヒジキなど黒に近い色をしているものは体を温めます。また、白米より玄米、緑茶より紅茶、白ごまより黒ごま、白砂糖より黒砂糖、白ワインより赤ワインなど色の濃いものは体を温めます。肉や魚も白身より赤身、肉ではレバーや羊肉はさらに体を温めます。3.地下でエネルギーを蓄えた食べ物
地面の下に埋まっているものは、体を温める性質を持っています。根菜類やイモ類は自ら熱を持っているので、太陽から逃れようと地面の下へ深く伸びようとします。根菜類がすべて体を温めるというわけではありませんが、加熱することで体を温める食べ物になります。4.水分が少なく硬い食べ物
軟らかい食べ物は、水や油分を多く含み体を冷やします。水分は体にとって大切ですが、摂取した水が尿や汗として排出されると水分が体にたまって体を冷やします。5.塩(ナトリウム)の多い食物
塩、みそ、しょうゆ、明太子、ちりめんじゃこ、肉、卵、チーズ、漬物、根菜類(ゴボウ、ニンジン、レンコン、ネギ、玉ネギ、ヤマイモ)やショウガ、ニンニクなども体を温めます。冬の食べ物は体の粘膜や抵抗力を強め、体の熱を逃がさないため風邪の予防にもなります。魚介や肉、根菜類や旬の野菜をたっぷり使ったスープや鍋などを中心にした食生活を心掛けましょう。さらに家族みんなで楽しく食べると心まで温まります。
意識すると、意識するだけ難しく考えがちですが、なんかこの記事を読むと納得って感じです。
やはり旬の食材、手に入りやすいですし、旬の時期は普段より美味しく頂けます。
色の濃い食材、味噌やしょうゆ、少し頭に入れておくと、簡単に手に入る食品ばかりで分かりやすいですよね?
風邪をひいてしまった時、なかなか思考回路が回りません。
でも旬の食材、濃い食品、味噌やしょうゆ、このワードだけでも頭に入れておくと良いと思いますよ。
医学的エビデンスから抗生剤や咳止めより効果的な食べ物を紹介します!
7.保湿やうがいをする
乾燥時期にはじめに感じる異変は、喉のイガイガが多くないでしょうか?
喉の痛みで乾燥を感じることもあります。もちろんうがいは大事です。
この時期はお茶を使ってうがいすると予防効果は高まります。
そして乾燥の環境を保ってしまうと、ウイルス増殖に間違いなく繋がってしまいます。
加湿器などの利用で湿度50~60度にしっかり保ちましょう。
風邪の引き始めに「葛根湯」は効果があるの?
「あれ、風邪引いたかな?」と思うような症状が現れても、病院に行くのは少し早い気がしたり、市販の薬を飲むのも躊躇ってしまうことがありますよね。
そのような時、葛根湯を飲むとよいという話を聞いたことがないでしょうか。
葛根湯は、葛の根を主成分として、麻黄(まおう)、生姜(しょうきょう)、芍薬(しゃくやく)、甘草(かんぞう)、桂皮(けいひ)、大棗(たいそう)と言った生薬が配合されている漢方薬です。
漢方薬は西洋薬とは違い、直接病原体に効くわけではありません。
そのため、効き目が現れるのが遅いと言われることもありますが、風邪の引き始めのように体の防御力を高めて自然治癒を目指す時には即効性を感じるケースもあります。
葛根湯の場合、配合されている生薬には体を温める働きや、発汗を促す作用があります。
体に風邪のウイルスが侵入すると、体の免疫機能が働いて体温を上げてウイルスを殺そうとしますが、その際葛根湯の成分によって体を温めることで、この働きを補助します。
また、発熱によって奪われる体力を発汗することで熱を下げ、体力の余分な消耗を減らす効果も期待できるのです。
葛根湯は、風邪の症状がはっきりと出てしまったタイミングでは、あまり効果が期待できないと言われていますが、引き始めに飲むことで免疫力を上げ、ウイルスの増殖を防ぐことはできると考えてよいでしょう。
風邪の引き始めの症状はどんな感じ?
このような症状があると人は「風邪を引いた」と判断しますよね。
病院に罹る人もいれば、市販の薬で治そうとする人もいますが、風邪の原因となるウイルスは数百種類に及ぶと言われており、特定をすることは現実的には不可能だと言われています。
つまり、薬はウイルスを撃退するものではなく、症状を緩和・改善するために飲むので、対処が遅れると症状が悪化したり長引いてしまうことがあります。
風邪は誰もがよく罹るため、どこか軽く見られがちですが、高熱が続くと体力の消耗が激しいですし、止まらない咳や鼻水は日常生活に大きな支障をきたします。
そのため、できれば引き始めに治してしまいたいものですよね。
しかし、風邪に罹った場合の症状についてはよく知っていても、風邪の引き始めの症状は詳しく知らないという方は以外に多くいます。
それでは適切な対処ができなくなってしまうので、風邪の引き始めにはどのような症状があるのか、あらかじめ知っておくことが大切です。
次のような症状がある場合は、風邪を引いているかも知れませんので、早めの就寝と栄養バランスのよい食事を心掛けるようにしましょう。
・くしゃみ
・鼻水
・寒気
・頭痛
・喉の痛み、イガイガ
・体が怠い
風邪をひいたら風邪薬は本当に効果があるのか?
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あ、風邪引いたかもしれない。
そんな時、自宅にある置き薬に手を出し、そのあとゆっくり睡眠。
朝を迎えて、よし完治!このような対処をしていませんか?
もしくは、なかなか重度かもしれない、と感じ医療機関受診、「あ~風邪ですね。薬出しておきますね」と、処方された薬を1日、2日飲んで、「よし!完治。」袋には余ったままの薬が残っていませんか?
よくよく見ると、そんな飲みかけで余った薬の袋がここにも、あそこにも・・・。
まず、注意して欲しいことは「置き薬」の処方。
しっかり、商品の説明を受け購入した薬かもしれませんが、その時その時の風邪の症状は違います。
この間、これで治ったから大丈夫だろう、という安易な考えは危険です。
薬の効力を感じることが出来なくなる、聞いたことありますよね?
同じ薬を飲むことで、その薬に対して体が反応できなくなることがあります。
すると、効果が実感できないという感覚が生まれてしまいます。
そして「処方された薬」。
その時の症状で医師が必要な薬を必要な日数、処方しています。
「もう治ったから、薬はいいや。」
処方された薬には勝手に止めてはいけない薬があります。
自己判断で急に止めてしまった場合に、治まっていた症状が急に悪化することがあるのです。
処方薬は日数通りに飲みきる!大事ですよ。
「風邪をひいた時のための風邪薬でしょ?」
もちろんそうです。
急な風邪に対処できるようにと常時してある置き薬なんですが、その症状によっては悪化の危険や、なかなか回復を感じられない場合もあります。
置き薬、しっかりと知識がある場合は問題ありませんが、不安を感じたら購入先に確認をとるといいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?風邪かも、風邪ひいた・・・
そんな時はまず薬に頼らず治せることが理想です。
そのためにも、まずは風邪のひかない予防が大事ですが、今回紹介した「ツボ」。
そして食事の知識を身に付けておくと長引く風邪に悩まされることはないかもしれません。
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