お年玉は何歳まで上げればいいのか?相手はどういう人が対象?
お正月を迎える準備と言えば、まずは大掃除にお節料理、お正月飾りに年賀状と言ったものが思い浮かびますが、忘れてはならないのが『お年玉』です。
子供にとっては、メインイベントとも言うべき期待と喜びに溢れたものとなっていますが、あげる側の大人からすると毎年の事ながら何かとお金の掛かる年末年始ゆえに、頭の痛い出費となってしまいます。
どうせあげるなら快く手渡したいですが、お年玉は一度限りではなく毎年続くものであるため、最初に大きな金額を渡してしまうと、後が大変になります。
では、世の中の一般的なお年玉の相場や年齢別の金額の目安を追ってみましょう。
何歳から何歳まであげるの?相手はどういう人まで?
お年玉を何歳から何歳まであげる、という明確な決まりはありませんので、その人それぞれの考え方によるものが大きいと言えます。
新生児・乳児の時に子供の両親に「〇〇ちゃんのために使いなさい」と言って渡す方もいらっしゃるようですが、
平均して幼稚園入園くらいからお年玉として渡す方が多いようです。
また、いつまでという期限に対しても
- 高校卒業までと言う方が4割
- 20歳もしくは大学卒業までと言う方も4割
となっていますので、ご自身の懐事情に合わせて考えるのがよいのではないでしょうか。
そして、お年玉を渡すのは親戚や親しい間柄にある方の子供のみです。
目上の方の子供(たとえば会社の上司の子供)にはお年玉としてお金を渡すのは失礼になるため、その場合は「お年賀」として品物を渡すのがよいでしょう。
また、自分の両親に渡す時は「おとしだま」ではなく「お年賀」としてお金を包むようにしましょう。
年代別お年玉の相場や金額の目安
生まれたばかりの赤ちゃんや乳児にはお金を渡してもわからないという事から、あげないという方も多いようですが平均すると
- 幼稚園入園前の子供には500円~1,000円
- 幼稚園児には1,000円~2,000円
という方が多くいらっしゃいます。
また、乳児や幼児にはお金は渡さずおもちゃかお菓子をあげているという方も多いようです。
そして、
- 小学校低学年は1,000円~3,000円
- 小学校高学年は3,000円~5,000円
が平均となっていますが、年齢別にお年玉を渡す相場を出す計算式として『年齢×500円』という式があるようです。
この式に8歳(小学校2年生)を当てはめてみると、8×500で4,000円となり、これが適当な金額という事になります。
また、中学生の平均は5,000円となっていますが、小学生の時は5,000円から10,000円の割合が10%程度だったのに対し
中学生になると30%弱にまで増えています。
なお、高校生・大学生は10,000円が相場となっています。
お年玉袋の表の書き方は?
お年玉を渡す際には、ぽち袋と呼ばれる専用の袋を使います。
これには最初から「おとしだま」と印刷されている場合が多く、その際は空いている左側に渡す子供の名前を書くのがよいでしょう。
〇〇ちゃんへ、と言った感じです。
まとめ
子育て真っ只中の30~40代夫婦より金銭的に余裕のあるシニア世代には、かわいがっている孫だから、と、ついついたくさんあげたくなってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、あまりに大金を渡してしまうと年齢に応じたお金の使い方が出来なくなるため、やはり年齢に合った金額を渡すのがよいでしょう。
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