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書き初めの由来や意味と2023年はいつ?どんな言葉を書けばいいの?

書き初めの意味や由来と2023年はいつ書初めをすればいいの?

正月に行う書き初めには込められた意味があり、由来が存在します。

今回はこの書き初めの由来や意味について詳しく解説し、いつ行うのかも解説いたしましょう。

子供への説明を簡単にする方法や定番の言葉といった気になる情報も盛り込んでいきますので、ぜひご覧ください。

書き初めの由来や意味


書き初めは年の初めに1年の抱負や目標を記載するちょっとしたイベントです。

この書き初めの意味は目標や抱負を定めるために行うということもありますが、字の上達を祈願するというものもあります。

この書き初めの由来は平安時代の宮中行事であり儀式として扱われていたのですが、識字率が上昇し始めた江戸時代以降に庶民にも広まった日本全国に広まっていきました。

ただし、昔は儀式の部分も広まっていたので元日の朝に汲んだ水を神棚に供えて墨を摺って、新年の恵方の方角に向かって詩歌を書くというやり方だったのです。

今現在も儀礼めいた書き初めが宮中行事として行われており、そちらは吉書初め(きっちょはじめ)という名前となっております。

現代日本では字の状態という意味よりも目標や抱負を定めるために行うという人が多いのではないでしょうか。

書き初め2023年はいつ行うの?

書き初めは、2023年1月2日に行うのが、一般的です。

書道や茶道、三味線などのお稽古ごとは「1月2日から習い始めると上達する」と言われていて、この日を初稽古の日とする習い事は多いようです。

書き終わった書き初めはどうしたらいいのか?

書き終わった書き初めは、飾って読み返し、気持ちを新たにするといいでしょう。

そして、歳神様が滞在する期間といわれる「松の内」(1月7日、または15日)までは飾っておくとよいそうです。

書き初めは実はそこで書いたものをどんど焼きで燃やすまでが一連の行事となっているので、自分たちが行く予定のあるどんど焼きを行う日までには終わっていないといけないでしょう。

書き初めや古いお札が天高く舞い上がるほど願いが叶うとか字が上達するといわれていますので、子供たちと一緒にどんど焼きに行ってどこまで舞い上がったのか確認することを推奨します。

一昔前まではこのどんど焼きも1月15日の小正月に行われていたのですが、地方ごとにタイミングが異なるようになっているので確認したほうがいいです。

15日ではなく15日に近い日曜日にずらしているところが多くなっています。

ちなみに、小学校の課題で書き初めが用意されることが多いのですが、提出が終わって家に持ち帰りそのまま捨てる人も多いでしょう。

それは実は縁起が悪いことなので、どんど焼き前に提出できてかえってきている場合は燃やしてあげるように意識してください。

書初めを子供へ簡単に説明するには?


これはなかなか難しいですが、ある程度納得できる理由が用意できているのならその理由を中心に解説するといいでしょう。

まず、書き初めをする理由を聞かれたら「字が綺麗になりますようにという願いを込めているから、きっと上達する」ということと「目標や抱負をきちんと記載することで自分が今年1年何をやりたいのかはっきりさせることができる」ということを必ず説明してあげてください。

難しい言葉を使っても納得しにくくなってしまいますので、「目標をはっきりさせる」とか「字がうまくなるという願いが込められている」という言葉を簡潔に伝えることが大切です。

また、どんど焼きで燃やして高く舞い上がるとそれだけその願いが叶うようになると説明すると書いて終わりではないということも認識してくれるので、今部分もきっちりと伝えて上げましょう。

何らかのスポーツクラブに入っている子や部活動を行っている子ならば目標や抱負がはっきりしていることも多いでしょうし、それだけ書きやすくなるのが書き初めなのです。

書道用品や道具の選び方


書道用品は義務教育の宿題として用意されている場合、学校から指定されているものを用いるのが最適解となりますが、大人が改めて書き初めを行う場合一からそろえなければいけないケースが多いです。

学生時代のものを大事に保管している人もいるでしょうが、引っ越しや一人暮らしなどで紛失及び持っていないという人も多いでしょう。

用意する道具は「八つ切り(やつぎり)」という大きさの紙、書き初め用の太めの筆、名前を書くための細い筆、下敷き、硯、墨汁です。

この中で個人的に最も気を付けてもらいたいのが筆で、安すぎるのは選ばないほうがいいと思います。

せめて500円くらいの筆を用意しましょう。

駄目な筆ではうまく書くことも困難なので、やる気がそがれてしまいます。

逆に筆の質がいいと結構綺麗に書けますので、そこそこ質のいいものを用意してください。

ただし、筆は授業の時だけ使うような人でも2年も使えば駄目になるものが多いので、定期的に買い替えるようにしましょう。

書初めにはどんな言葉を書けばいい?


基本的には目標を記載するのが一般的です。

何らかの大会に出る予定があるなら「優勝」とか「入賞」と記載すればいいですし、大人の方々で特に浮かばないという人でも「身体健勝」とか「無病息災」といった体が元気であることを願って四字熟語を記載すればいいでしょう。

少年野球クラブの所属しているような野球少年ならば「130km/h投げる!」とか「ホームランを打つ!」でもいいですし、サッカークラブに所属しているなら「点をたくさん取る」とか「完封試合を続ける!」といった文章になってもOKです。

車の運転が多い仕事に就いている方は「交通安全」でももちろんOKとなっています。

このように実は書き初めは子供のほうがかなり書きやすく、社会人の大人のほうが書きにくいものとなっているので、大人の方々で久しぶりに書き初めをやろうと思うと詰まってしまう確率が高くなっています。

あまり何も浮かばないという人は四字熟語やことわざをいろいろと調べてその中から気に入ったものを選びましょう。

四字熟語なら日進月歩・切磋琢磨・一所懸命・一念発起・笑門来福などが候補になります。

努力や希望や未来といったシンプルな言葉でももちろんOKとなっています。

書初めの定番の言葉は?


目標を記載するのではない場合は定番の言葉をかくのが一般的です。

その中でも最も多いのは

  • 初春
  • 初日の出

という言葉です。

これは何も浮かばなかった時の定番となっています。

それ以外には

  • 未来
  • 努力
  • 平和
  • 希望
  • 健康

といった言葉が定番となっています。

四字熟語も定番ですが、難易度がかなり上がりますのでまずは二文字の熟語からチャレンジしてください。

そこで問題なければ

  • 一念発起
  • 初志貫徹
  • 獅子奮迅
  • 心機一転
  • 明鏡止水
  • 誠心誠意
  • 無病息災
  • 一期一会
  • 一日一生
  • 温故知新
  • 切磋琢磨
  • 有言実行
  • 文武両道
  • 大器晩成
  • 公明正大
  • 自重自愛

などの定番となっている言葉を記載すればいいでしょう。

ここまでの言葉でもしっくりこないという人はネット上にある四字熟語などをひたすら読みふけって、見つけるのがいいでしょう。

その中には必ず座右の銘となるものがありますので、時間がある時に目を通すことを強くお勧めします。

個人的にも参照にしているサイトはこちらの「座右の銘にしたい四字熟語一覧【公式】(http://4ji.za-yu.com/)」を活用してください。

カテゴリー別に四字熟語が分けられていますので、その中から自分の今の気持ちに即したものを直感で選ぶといいでしょう。

年間人気四字熟語ランキングなども記載してあるので、そちらから覗いてみるのも正解です。

過去には不撓不屈や一意専心、乾坤一擲や初診貫徹といった言葉が人気だったようです。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は書き初めにおける由来や意味やお勧めの言葉について記載しました。

書き初めは字がうまくなるようにという願いもありますが、自分の目標や抱負を見つめなおす時間でもありますので、大人であればあるほど実は難易度が高いのが書き初めだったのです。

なんとなく仕事をしているという人やなんとなく生活しているという人にいきなり書き初めを推奨すると多くの方が戸惑います。

自分が何のために働いているのか、生きているのかを今一度見つめなおすチャンスと考えて挑んでみてください。

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