安産祈願は戌の日以外でも大丈夫なのでしょうか?
日取りの仕方を知りたいですよね。
お腹の赤ちゃんの無事の成長と出産を願う安産祈願。
縁起の良い戌の日に行いたいものですが、都合などにより安産祈願を戌の日以外に行く方もいるでしょう。
その場合、日取りをどうしたらいいのか悩むもの。
そこで今回は、安産祈願の日取りについて調べてみました。
安産祈願は戌の日以外でも大丈夫?
そもそも安産祈願をどうして戌の日に行うのかご存知でしょうか?
戌の日の戌とは犬のこと。
犬は多産で安産であることから、犬にあやかることで無事の出産を願うのが戌の日の安産祈願になります。
つまり、安産祈願を戌の日に行うのは、験担ぎの意味合いがあるのですね。
とは言え、赤ちゃんの無事を願って縁起の良い戌の日に安産祈願をしたいと思っても、体調などの都合で難しい場合もあります。
安産祈願は必ず戌の日に行わなくてはいけない、というわけではないので、戌の日以外にお参りをしてももちろん大丈夫ですよ。
戌の日の安産祈願が難しいなら、他の縁起の良い日にお参りをしましょう!
なお、戌の日は十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)による日付の表し方で、十二の通り12日に一度巡ってきます。
その日がダメでも一ヵ月に2~3日は戌の日が巡ってくるので、別の戌の日を選ぶこともできますね。
戌の日以外に縁起のいい日は?
戌の日の安産祈願が難しい場合、他の日にお参りをしても問題はありません。
ですが、せっかくなら縁起のいい日に安産祈願をしたいと思いますよね。
戌の日以外で安産祈願にオススメなのは大安です。
大安は六曜と呼ばれる暦注(暦に掲載される吉凶占い)の一つで、日本で最も知名度のある吉日と言えます。
六曜や暦注にあまり詳しくなくても、大安が縁起の良い日と言うことは多くの方が知っていますよね。
大安は入籍や結婚式の日取りにも選ばれる良き日なので、案座祈願の日取りにもとても向いています。
戌の日のような多産や安産の犬にあやかるという意味はないものの、大安には何をしても上手くいく日・成功する日という意味があるので、安産祈願の日取りに悩んだ時は大安を選ぶのがよいでしょう。
また、大安以外にも天赦日や一粒万倍日など他にも吉日はあるので、「戌の日に行かなければいけない」「大安に行くべき」と、妊婦さんを追い詰めたり焦り過ぎないようにして下さいね。
安産祈願にオススメの日取りの仕方
先ほど、戌の日に安産祈願ができない場合は、六曜の大安が吉日なので安産祈願にオススメですとお伝えしましたよね。
安産祈願はお祝い事の一つと言えるので、縁起の良い日(吉日)に行うのは日取りの仕方として問題はありません。
しかし、それよりも大切なことがあります。
それは妊婦さんの体調です。
いくら大安で縁起が良い日であっても、妊婦さんの体調が優れない時は安産祈願は中止するようにしましょう。
安産祈願は妊婦さんの健康があってのもの。
無理をして妊婦さんのみならず赤ちゃんに何かあっては、本末転倒どころではありませんよね。
妊娠中は、昨日は体調が良くても、今日は体調が悪いと言った具合に日によって波があります。
絶対に無理はせず、体調の良い日を見計らって安産祈願に行くようにしましょう。
安産祈願に行くタイミングはいつ?
安産祈願は妊婦さんの体調が最優先されます。
それを踏まえた上で、安産祈願は妊娠5ヶ月に入った最初の戌の日に行うのが良いと言われています。
戌の日に安産祈願をするのは、これまで解説した通りとなるので割愛しますね。
妊娠5ヶ月というのは一般的に安定期と呼ばれる時期で、妊娠初期につわりがあった妊婦さんでも体調が落ち着いてくるタイミングとなります。
また、お腹も妊娠後期ほど大きくなっていないので動きやすいなど、安産祈願へ行くには良いタイミングとされていますよ。
しかしこれも、体調については妊婦さんそれぞれ個人差があり、妊娠5ヶ月に入ったら必ず落ち着くわけではありません。
あくまでも目安として覚えておいて、体調の良い日を選んで行くのがよいでしょう。
安産祈願の服装は何を着たらいい?
安産祈願は神社もしくはお寺で行いますが、本殿や本堂に入るわけではないので正装をする必要はないと言われています。
とは言え、神前(または仏前)に行くため、普段着のようなカジュアルな服装はNGとされていますよ。
ただし、安産祈願についてはこの限りではありません。
なぜなら、お参りをするのが妊婦さんだからです。
安産祈願へ行くタイミングにもよりますが、妊婦さんはお腹が大きくなるのでお腹周りや締め付けられる服装は避けた方がよいと言われています。
神社やお寺でふさわしいとされるフォーマルな服装は、体の締め付けが強いものもあるので、無理に着るのは止めた方がよいでしょう。
また、マタニティ用フォーマルもありますが、一度のお参りのためにわざわざ用意するのはもったいないと考える方も多いようですね。
そのような場合はワンピースを着るのがお勧めです。
ワンピースはお腹周りが緩いので締め付けを心配する必要がありません。
ただし、派手な色や柄は避け、紺や黒などの落ち着いたものを選ぶようにしましょう。
肌の露出が激しいもの、ミニスカートなども控えるようにして下さい。
靴はフラットなパンプスが良いですが、神社やお寺は足元が悪いところも多く、履き慣れないと転倒や事故の原因になりかねないので、スニーカーなど履き慣れた靴でも構いません。
スニーカーを履く場合は汚れがなく、綺麗なものを選ぶようにしましょう。
安産祈願に腹帯をつけた方がいい?
安産祈願とは別に、戌の日に行う帯祝いという儀式があります。
帯祝いではお腹を支える腹帯を祈祷し、それを巻くことで赤ちゃんの健康や無事の出産を願いますよ。
しかし、妊婦さんなら誰もが必ず帯祝いを行うわけではありません。
中には帯祝いは行わずに安産祈願だけをして帰る方もいます。
その際、腹帯をお腹に巻いて安産祈願をすると、腹帯も一緒にご利益を受けることができると言われています。
安産祈願で腹帯は必ずつけなくてはいけないものではありませんが、出産まで肌身につけて過ごすのであれば、安産祈願の時にも身に付けて一緒にお参りをするのがよいかも知れませんね。
自分だけではなく腹帯もお参りすることで、心強い気持ちになると思いますよ。
まとめ
安産祈願は戌の日以外でも大丈夫ということがわかりました。
戌の日に安産祈願をするのは、戌(犬)が多産で安産だからです。
しかし、体調や都合などによって戌の日に安産祈願ができない妊婦さんもいるでしょう。
そのような場合は、大安などの吉日を選んで安産祈願をするのもオススメですよ。
ただし、大安はお参りに行く人が他の日よりも多いと言われているので、大安に安産祈願をする時は転倒などに十分に気を付けて下さいね。
人が多いと具合が悪くなってしまう方は、大安も避けた方がよいかも知れません。
安産祈願は必ずこの日に行かなくていけないというものではありません。
妊娠初期であっても妊娠後期であっても、戌の日や大安以外でもあっても、体調が良いタイミングがあればその日に行って神様にお参りをするとよいでしょう。
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