戌の日に安産祈願をする理由!誰と行ってどこでしたらいいの?

なぜ戌の日に安産祈願をするのか知っていますか?

安産祈願は誰と行ってどこでしたらいいのでしょうか。

そもそも戌の日はどのような日なのでしょう。

そこで今回は、戌の日の安産祈願について詳しく調べてみました。

目次

戌の日に安産祈願をする理由

なぜ戌の日に安産祈願をするのでしょうか?

戌の日とは日を十二支で表したものになります。

十二支は現在は干支を数える時に使うくらいで、あまり馴染みがないかも知れませんね。

昔は干支(年)だけではなく、日を数える時にも十二支を用いていました。

子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の順で回り、それぞれ子の日、丑の日、寅の日・・と呼びます。

ウナギを食べる日として有名な土用の丑の日も、十二支による日の表し方の一つです。

十二支による日は12日で一周となり以後も同じ順番を繰り返すので、一ヵ月に同じ日が2~3回やって来ます。

そのため、一の酉、二の酉などと呼んでいたようです。

十二支が動物であることを知っている方は多いと思いますが、戌の日の戌とは「犬」のことです。

戌(犬)は多産で、しかも他の動物に比べて比較的お産が軽いと言われています。

戌の日に安産祈願をするのは、このような犬の特徴にあやかったもので、戌の日にお参りをすることで出産を安心安全に行うことができたり、子宝に恵まれると言われているからです。

戌の日の安産祈願は誰と行けばいい?


戌の日の安産祈願は誰と行けばいいのでしょうか。

戌の日の安産祈願は、誰と行かなければいけないと決まっているわけではありません。

とは言え、一般的には夫婦と双方の両親、もしくはどちらかの両親が同席することが多いようです。

もちろん、必ず両親が同席する必要はありません。

遠方に住んでいるなどの理由で両親が駆け付けられない場合は、夫婦だけで行くこともあるでしょう。

夫婦でも都合がつかないなどで、奥さんが兄弟姉妹、友人と行くこともあるようです。

祖父母が同席しても何の問題もありませんし、体調不良などの不安があれば妊婦さんが無理をする必要もなく、旦那さんと両親と言った組み合わせで行くこともあります。

このように、戌の日の安産祈願は誰と行っても基本的には大丈夫です。

ただし、奥さん(妊婦さん)のみで旦那さんの両親や親戚と安産祈願に行く時は少し注意が必要かも知れませんね。

妊婦さんにはストレスなどをなるべくかけないよう、旦那さんが配慮するようにしましょう。

戌の日の安産祈願はどこでしたらいいの?


戌の日の安産祈願はどこでしたらいいのでしょうか?

戌の日の安産祈願は神社やお寺を行うことができます。

安産祈願と言えば全国的に水天宮が有名ですよね。

水天宮は神社なので、安産祈願=神社と思っている方が多いのですが、お寺でもお参りが可能となっていますよ。

近くに神社がない場合などは、お寺でのお参りを検討してみましょう。

戌の日に安産祈願へ行く時の服装


戌の日に安産祈願へ行く時の服装をご案内しますね。

戌の日に安産祈願へ行く特の服装は、基本的には自由になっています。

特に決まった服装はないのですが、神社やお寺に行く時はスーツなどのフォーマルな服装をする方が多いと思います。

しかし、妊婦さんは体を締め付ける服装は避けた方がよいでしょう。

ワンピースなどゆったりとできる服装で構いません。

旦那さんはスーツでの参加が望ましいですが、奥さんに合わせてスーツを外しても問題はありませんよ。

ただし、派手な色や柄、露出の激しい服装は避けた方がよいでしょう。

紺や黒のような落ち着いた色合いの服装を心がけて下さい。

また、足元は革靴やヒールである必要はありませんが、サンダルは避けて下さい。

神社やお寺にふさわしくないのが主な理由ですが、妊婦さんの場合、転倒などの思わぬ事故が起こる可能性があります。

神社やお寺は足場が悪いこともあるので、スニーカーなど履き慣れて歩きやすいものを選ぶようにしましょう。

腹帯や妊婦帯ってなんのこと?


腹帯や妊婦帯ってなんのことでしょうか?

腹帯は戌の日に安産祈願の時に、妊婦さんのお腹に巻くさらしのことを言います。

安産祈願でさらしを巻く儀式を「帯祝い」と言い、儀式で使用するのは「祝い帯(岩田帯)」と呼ばれる長いさらしになります。

昔はこのさらしを、儀式後の日常生活でも巻いていましたが、一度解けると巻くのが大変だということで開発されたのが妊娠帯です。

しかし現在では、腹帯と妊婦帯の違いは単に発売しているメーカーの違いとなっています。

基本的には全く同じ物と考えてよいでしょう。

安産祈願の初穂料の相場は?


安産祈願の初穂料の相場はいくらなのでしょうか。

初穂料とは神様に収める謝礼のことで、祈祷の種類によって異なります。

安産祈願の場合、3,000~10,000円が相場と言われていますが、初穂料は特に決まっていない神社が多いです。

初穂料は志(こころざし)であるからです。

そのため、「いくら包めばいいのか」と不安がある場合は、祈祷をしてもらう神社に尋ねてみるのがよいでしょう。

神社によっては明瞭に金額が決まっているところもあれば、「みなさん大体〇〇円くらいをお包みしているようです」と教えてくれることもあります。

なお、初穂料は祈祷の前に社務所にて納めますが、のし袋に入れて納めるところと、現金のまま持参がOKのところがあります。

こちらも併せて事前に聞いておくと安心かも知れませんね。

安産祈願で必要なものは?


安産祈願で必要なものは、次の2つです。

・初穂料

・腹帯

腹帯は神社によっては初穂料に含まれるところもあります。

持参した腹帯はお祓いを受け付けていないケースもあるので、必ず事前に確認しておくのがよいでしょう。

また、安産祈願では必要はないのですが、絶対に持って行ってもらいたいものに母子手帳があります。

母子手帳はお腹の中の赤ちゃん、そしてお母さんの健康状態を示す大切なもの。

万が一、急な体調不良などがあって病院に運ばれた時に、医師や看護師は母子手帳の情報を元に治療を決めることがあります。

妊婦さんは体調が安定せず、思いもかけないことで具合が悪くなることもあるので、安産祈願に限らず外出する時は母子手帳と健康保険証、おくすり手帳などを持ち歩くようにしましょう。

どうしても戌の日に安産祈願へ行けない時は?


どうしても戌の日に安産祈願へ行けない時はどうしたらよいのでしょうか?

安産祈願は戌の日以外にも行っています。

何よりも優先されるのは妊婦さんの体調なので、予約をしているからと言って無理はせず、体調の良い日に振り替えるようにしましょう。

その場合、縁起を担ぐなら大安などの吉日を選ぶのもよいかも知れません。

しかし、吉日(特に大安)は神社やお寺が混み合いやすいので、この場合も体調を最優先することを忘れないで下さいね。

妊婦さんの体調が優れず安産祈願が難しい時は、旦那さんなどに代理で行ってもらうこともできますよ。

それも無理なら、郵送で受け付けてくれる神社やお寺もあるようです。

まとめ

戌の日に安産祈願をするのは、戌(犬)が多産で比較的お産が軽いから、それにあやかって行うということがわかりました。

戌の日の安産祈願は戌の日参りとも呼ばれ、妊娠5ヶ月に入った最初の戌の日に行うのが一般的です。

しかし、必ずその日に安産祈願を行わなければいけないという訳ではありません。

そもそも安産祈願に必ず妊婦さんが行く必要はありません。

体調不良などで行くのが難しい時は、旦那さんや両親などに頼み、無理をしないようにしましょう。

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