ピロリ菌の検査や除菌費用と保険
あまり意識的な予防はしていないけれど、あまり危険視されていないけど、いつあなたが発症するか分からない「ピロリ菌」。
そして誰でも簡単に発症してしまう「ピロリ菌」。
ピロリ菌は、細菌がなかなか生息しにくいとされる胃の中で生息できる菌です。
そして胃の状態を悪化させ、私たちに「不快症状」、さらには「病気」という形で存在をアピールしてきます。
今回、そんなピロリ菌に関しての知識、そしてもしもの場合の費用など調べておきましょう。
ピロリ菌って何?感染経路は?
感染経路のお話の前に、ピロリ菌がどれだけ身近なものなのか・・・一体なんなのか?
実は、こんなにも早い時期から感染のおそれがあるの?
そんなことを先にしっかり頭に入れておきましょう。
ピロリ菌は、ほとんどが5歳以下の幼児期に感染すると言われています。幼児期の胃の中は酸性が弱く、ピロリ菌が生きのびやすいためです。そのため最近では母から子へなどの家庭内感染が疑われていますので、ピロリ菌に感染している大人から小さい子どもへの食べ物の口移しなどには注意が必要です。ピロリ菌の正式名称は、「ヘリコバクター・ピロリ菌」。食べ物や飲み水から感染する経口感染がほとんどで、多くが幼少時に感染すると考えられています。日本の場合は衛生環境が十分整っていなかった時代に生まれた方の感染率が高く、50歳以上の約80%の人はピロリ菌を保菌していると言われています。現在は生活環境が改善され、生活習慣も衛生的に変化してきたため、ピロリ菌保菌者は減少傾向。現在は国民の約半数程度の感染に減少しているとされています。現在の家庭内では、ゴキブリがピロリ菌を運んでいる可能性が指摘されているので、ピロリ菌予防のためにも駆除するようにしましょう。
出典元:AllAbout 健康・医療 ピロリ菌の原因・症状・病気 ピロリ菌の原因・感染経路
5歳?そんな幼少期に感染のおそれがあるの?
戦前、戦後・・・戦時中、生活環境が大きく関係しているという事実。
50歳以上の発症率の高さに驚きです。
ピロリ菌、ヘリコバクター・ピロリ菌の活動場所、生息場所は「胃」。
では、どのように私たち人間の体に、胃に入り込むのでしょうか。
発症率の高さ、そして時期。
予防できるなら、予防したいのがピロリ菌ですが、実は、感染経路はまだはっきりわかっていません。
しかし!!!
口から入れば、感染することは間違いないとゆうことは分かっているようです。
- 飲み水や食べ物を通じて感染
- 親から子への口移しから感染
- キスから感染
そして生活環境が整備された現代日本では感染しないと言われていますが、以前は
- 生水を飲んで感染
このような感染経路に注意が必要だと言われています。
ピロリ菌の検査方法はどうするの?
実際、どのような検査法があるのでしょう?
内視鏡を使ってピロリ菌検査
内視鏡検査で、胃炎や潰瘍の病気があるかどうかを直接観察。
そして、胃粘膜を採取し検査する方法。
培養法
胃の粘膜を採取、すりつぶしてピロリ菌の発育環境下で5〜7日培養。
迅速ウレアーゼ試験
採取した粘膜を特殊な反応液に添加、ピロリ菌の有無を判定。
組織鏡検法
特殊な染色をしてピロリ菌を顕微鏡で探す組織診断方法。
内視鏡を使わない検査
内視鏡を使わない検査方法、内視鏡検査を受けずに済むメリットがあります。
尿素呼気試験法
診断薬を服用し、服用前後の呼気を集めて診断。
抗体測定
ピロリ菌に感染すると、抵抗力として菌に対する抗体をつくる作用を使って検査します。
この抗体の有無を調べる方法。
糞便中抗原測定
糞便中のピロリ菌の抗原の有無を調べる方法。
除菌費用はいくら?保険は適用されるの?
費用は?どれくらいかかってくるのでしょう?
【検査に必要な費用】
- 初診料:約2,800円
- ピロリ菌検査(尿素呼気法):約5,800円
合計すると約8,600円ですね。
しかし病院によって料金に違いがありますので、受診する病院でしっかり確認してください。
先に出した数字は自己負担分!
以前は、胃潰瘍など病気でない場合は保険適用外!
しかしピロリ菌の存在が、発症率が確認された背景もあり、2013年2月22日から慢性胃炎にも、保険が適用されるようになりました。
つまり、3割負担になるということは、5,000~6,000円で検査除菌が出来るようになります。
そして検査結果から、ピロリ菌感染、除菌が必要な場合には、
- 抗生物質その他の薬剤:約6,000円
投薬期間が終わり再検査、
- 診察料:約1,000円
- 検査費:約6,000円
目安にしておくといいと思います。
まとめ
今回、胃の状態を悪化させ、不快症状、そして病気の発症原因になるピロリ菌や諸費用についてまとめました。
少しでもピロリ菌に関しての知識を持ち、そしてもしもの場合の費用、参考にして欲しいと思います。
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