破魔矢の正しい飾り方や2024年の方角と飾る場所はどこがベスト?

破魔矢の飾り方

破魔矢の飾り方や2024年の方角といつまで飾るの?

初詣で購入する機会が多い破魔矢ですが、縁起物ということは知っていても、飾る意味や効果は詳しくわからないという方も多いのではないでしょうか。

また、購入して持ち帰った破魔矢をどのようにして飾ったらよいのかわからず、とりあえず目の付くところに置いているという方も多いようですが、せっかくなら少しでも効果がある飾り方や方角などを知りたいですよね。

そこで今回は、破魔矢の正しい飾り方について調べてみました。

破魔矢を飾る期間や、処分の方法なども合わせてご紹介します。

目次

破魔矢の正しい飾り方は?

破魔矢は本来、破魔弓とセットになって初めてその効果を発揮すると言われているため、飾る時は破魔弓と一緒に購入するのが正しい飾り方と言えます。

しかし、正月に神社やお寺に行っても破魔矢しか売っていません。

その理由については後述していますが、破魔矢のみの場合は、飾る時に破魔矢を直置きすることになるため、これはあまりよい飾り方とは言えません。

初詣にて破魔矢を購入した時は、破魔矢を直接置かずに済む破魔矢立てを利用するのが良いでしょう。

破魔矢立てはホームセンターや通販などで購入することができるので、初詣で破魔矢を購入する予定のある方は事前に破魔矢立てを購入しておくことをお勧めします。

また、破魔矢は矢が下、もしくは横を向いているのが正しい向きとなります。

矢が上(天)を向いていると神様に向かって放つことになってしまうので、矢が上を向かないように注意して下さい。

なお、破魔矢の先が尖っていないのは、あくまでも邪気や邪念と言った目に見えないものを祓うためであり、人や物などが対象ではないからです。

破魔矢の由来や飾り方について詳しく説明されています。

破魔矢の由来には諸説があるが、一つの説として、江戸時代から明治の初めにかけて、男の子の初正月の祝いとして飾り弓に矢を添えたものがお祝いの品として贈られ、これが簡略化されて破魔矢となったというものがある。

弓矢は昔から魔を払うものとして伝わっており、宮中の儀式や神社の神事でも使用されている。

破魔矢の飾り方としては、家の中から外に向かって、または神棚に立てかけて飾る方法がある。

  • 破魔矢の由来には諸説があり、一つの説は男の子の初正月の祝いの飾り弓からきている。
  • 弓矢は古くから魔を払うものとして知られ、宮中の儀式や神社の神事で使用されている。
  • 破魔矢の飾り方は、家の中から外に向けて飾るか、神棚に立てかけて飾る方法がある。
  • 破魔矢は悪いものを家の中に入らせないための魔除けとしての役割がある。
  • 初詣で破魔矢を受け取った際は、自宅で鬼門や喧嘩の方向に向けて飾ることで家を守ることができる。

2024年の破魔矢を飾る正しい方角は?

2024年は卯年、方位は東になりますので、その反対側、戌の方角=西北西微北(300度)方位に向けるのが正しいです。

初詣で購入した破魔矢を飾る場合、方角は特に気にしなくて良いという説もありますが、破魔矢は矢の先を凶となる方へ向けると良いと言われているため、その年の凶の方角を向くように飾るのがよいでしょう。

これは、破魔矢を凶の方角に向けることによって、邪気や邪念、邪心などを祓ってくれると言われているからです。

破魔矢は購入して飾るだけではその効果を得ることができないので、しっかりとその年の凶の方角へ向けるようにしましょう。

2024年以降の凶の方角は次のようになっているので、破魔矢を飾る際の参考になさって下さい。

2024年(辰年) 西北西 (300度)

2025年(巳年) 北北西 (330度)

2026年(午年) 北 (0度)

2027年(未年) 北北東微(30度)

2028年(申年) 東北東(60度)

2029年(酉年) 東 (90度)

2030年(戌年) 東南東 (120度)

なお、新築の家を建てる際の上棟式で破魔矢を飾る時は、鬼門(北東)と裏鬼門(南西)に矢を向けます。

この場合は、棟上げまで順調に進んだことへの感謝と、完成までの工事の無事を願う意味合いが込められているため、その年の凶の方角を気にする必要はありません。

破魔矢は、お正月に神社で受けられるもので、その由来や飾る場所、方角についての疑問を解説しています。

破魔矢の由来にはいくつかの説があり、元々は弓や矢としての役割があったとされています。

また、男の子の初正月や初節句に贈る縁起物としての役割もあったと言われています。

現在、破魔矢は魔を破るものとして信仰されており、家庭で飾る際の方角や場所についてもアドバイスがされています。

特に、鬼門や裏鬼門の方角、または玄関に向けて飾ることで、悪いものが家の中に入ってこないようにするという信仰があると説明されています。

  • 破魔矢はお正月に神社で受けられるもので、魔を破るためのものとして信仰されている。
  • 破魔矢の由来には、弓や矢としての役割や、男の子の初正月や初節句に贈る縁起物としての背景がある。
  • 家庭で破魔矢を飾る際の方角や場所には特別な決まりはないが、鬼門や裏鬼門の方角、または玄関に向けて飾ることが推奨されている。
  • 破魔矢を家の中に飾ることで、悪いものが家の中に入ってこないようにするという信仰が存在する。
  • 神主は、神社で破魔矢を受け取った際には、家の神棚や床の間などで1年間飾ることをおすすめしている。

破魔矢の凶の方角

  • 子年(2020年など) ……午の方角=南(180度)
  • 丑年(2021年など) ……未の方角=南南西微西(210度)
  • 寅年(2022年など) ……申の方角=西南西微南(240度)
  • 卯年(2023年など) ……酉の方角=西(270度)
  • 辰年(2024年など) ……戌の方角=西北西微北(300度)
  • 巳年(2025年など) ……亥の方角=北北西微西 (330度)
  • 午年(2026年など) ……子の方角=北 (0度)
  • 未年(2027年など) ……丑の方角=北北東微東 (30度)
  • 申年(2028年など) ……寅の方角=東北東微北 (60度)
  • 酉年(2029年など) ……卯の方角=東 (90度)
  • 戌年(2030年など) ……辰の方角=東南東微南 (120度)
  • 亥年(2031年など) ……巳の方角=南南東微東 (150度)

破魔矢を飾る場所はどこがベスト?


破魔矢を飾るのは神棚が良いでしょう。

破魔矢は神具のため、適当な場所に置いたりせず、神棚にお祀りする必要があります。

しかし、最近の家には神棚がないと言うことも珍しくありません。

神棚がない場合は、床の間に飾るのと良いでしょう。

床の間はその家の中で上座にあたるため、神具を飾るにはふさわしい場所だからです。

しかしこれも、床の間がない家も増えていますよね。

その場合は、家族が集まるリビングや、邪気の侵入を防ぐという意味で玄関に飾るのが良いとされています。

神様を見下ろさないようにという意味で、大人の背丈よりも高い場所に置き、前もって綺麗に掃除しておきましょう。

なお、破魔矢は正月の縁起物というイメージがありますが、そもそもは男の子が生まれた家の初節句に贈る品物であったり、上記でも触れた通り上棟式に立てる風習があります。

この他に家内安全や商売繁盛を祈願して飾る場合もありますが、飾り方については初詣で購入する破魔矢と変わりません。

https://sk-imedia.com/29055

破魔矢はいつまで飾るの?

初詣で購入した破魔矢は、その年一年のお守りになります。

そのため、飾るのは翌年のお正月までと言うことになります。

なお、男の子の初正月(後に詳しく記述)で贈られた(購入した)破魔矢の場合は、基本的には松の内に飾り、後は片付けて翌年になったらまた12月13日の事始め以降に飾るとよいでしょう。

節句の時も同様で、初詣の破魔矢とは違い、購入の年のみの限定的な飾り方はしません。

なお、初正月や初節句で購入した破魔矢も年中飾っていても支障はありません。

節句の際には五月人形の脇飾りとして飾ると、より一層お祝いムードが高まります。

破魔矢を飾る意味や効果は?


破魔矢は書いて字の如く、魔物を破る矢という意味があります。

そのため、厄除け、魔除けのお守りとして初詣に神社やお寺で購入する方が多いと思いますが、事の始まりは男の子の初正月に贈る縁起物でした。

初正月とは、男の子が生まれて始めて迎える正月のことを言います。

日本では昔から、この初正月に男の子には破魔矢を、女の子には羽子板を贈り、成長や幸せを願う風習がありました。その由来となったのが、正月の神事として行われていた破魔打です。

破魔打は元は年占(その年の農作物や漁業の豊作を占うもの)と呼ばれる正月遊戯で、二組が対抗して弓射を競い、勝った方がその年は豊作となるとしたものです。

その際使われていた矢を破魔矢、弓を破魔弓、的を破魔と呼んでいました。

それがやがて、正月に男の子の成長を願って弓や矢を贈る風習へと変わり、さらに初詣の際の縁起物として、神社やお寺で破魔矢を購入するようになったと言われています。

破魔矢の処分の方法は?


初詣で破魔矢を購入した場合は、一年後に購入した神社やお寺に返納します。

神社やお寺には破魔矢やお守りを収める「奉納所」や「古札所」があるので、そちらに納めればOKです。

なお、基本的には破魔矢は購入した神社、お寺に返納するのが礼儀となっていますが、諸事情で難しい場合は他の神社やお寺に返納してもよいでしょう。

ただし、神社で購入した破魔矢をお寺に(その逆も同様に)返納するのは避けて下さい。

神社は神社に、お寺はお寺に、がルールとなっています。

また、奉納所や古札所がない場合は、社務所や寺務所で引き取ってもらえます。

破魔矢の返納を無料で受け付けているところもありますが、神社やお寺によってはお焚き上げ料や焼納料を納めるところもあります。

金額については神社やお寺によって異なるため、事前に確認しておくことが必要です。

自分の思う金額で良いところもあれば、破魔矢の値段と同程度、もしくは返納初穂料が明記されているところもあります。

破魔矢の飾り方のまとめ

破魔矢は初詣の際に神社やお寺で購入するものと、男の子の赤ちゃんの初正月や初節句のお祝いとして贈られるもの、新築の家の上棟式の時に飾るものがあります。

初詣で購入した破魔矢は、翌年に神社やお寺に返納してお焚き上げ、もしくは燃納してもらいます。

破魔矢は魔除けとして飾られる縁起物のため、飾るのは神棚が基本となります。

神棚がない場合は、リビングや玄関などでもよいですが、大人が見上げるような高い位置に飾るようにしましょう。

また、破魔矢の矢はその年の凶の方角に向けることで、魔除け、厄除けの意味があるため、購入した年の凶の方角を確認し、矢が下、もしくは真横を向くようにして飾って下さい。

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