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正月飾りの正しい処分方法!神社へ持っていく?自宅で塩をかける?

正月飾りの正しい処分方法!処分し忘れた場合の解決法は?

神社へ持っていくのが良いのか、自宅で塩をかけるのか悩んでいる方も多いと思います。

正月飾りは歳神様をお迎えするためのもの。

そのため、松の内が終わった後は正しい方法で処分をしたいですよね。

そこで今回は、正月飾りの正しい処分方法について調べてみました。

正月飾りの正しい処分方法!


正月飾りの正しい処分方法は2通りあります。

一般的には、どんど焼き(地域によってはどんど焼きや左義長など呼び方が変わります)に持って行きお焚き上げをしてもらいますが、神社に行けない場合は自宅での処分が可能となっています。

ここでは、どんど焼きに持って行って神社で処分する方法と、自宅で処分する方法をご紹介します。

神社で処分する方法

正月飾り歳神様をお迎えするために使うものなので、最後まで丁寧に扱いたいと思いますよね。

そのような時は神社に持って行って、お焚き上げをしてもらいましょう。

お焚き上げとは、正月飾りを集めて燃やすことです。

神社でのお焚き上げでは、特に予約など必要がないことがほとんどですが、予約制の場合もあります。

また、どんど焼きは行っていなかったり、どんど焼きが終わった後でも正月飾りを納めさせてくれる神社もあります。

なお、地域によっては神社ではなく、町内会などで行うところもあるようです。

お住まいの地域がどのようになっているのか、事前に確認してみましょう。

自宅で塩をかけて処分する方法

神社に正月飾りを持ち込めなかった時は、自宅にて処分をすることができます。

自宅での処分の方法は、通常のゴミと同じように捨てるだけです。

ただし、正月飾りは歳神様をお迎えするために使ったものなので、他のゴミと一緒に出すのは気が引ける方も多いですよね。

正月飾りを自宅で処分する時は、半紙など白い紙を用意して塩を盛り、分解した正月飾りを包んで指定のゴミ袋に入れて捨てます。

地域によってゴミの分別が違うので、正月飾りの素材を確認して燃えるゴミ、燃えないゴミに分けて出すようにしましょう。

正月飾りを処分する日は種類によって違う!


正月飾りを処分する時期はいつなのでしょうか?

一般的に正月飾りは小正月と呼ばれる1月15日に、どんど焼きが行われる場合が多いです。

ただし、神社や地域によっては日付が前後することがあるので、必ず事前に問い合わせておくとよいでしょう。

また、正月飾りは松の内に飾るものですが、関東と関西(※)では松の内の期間が異なります。

関東では1月7日までが松の内となっているので、どんど焼きが行われる1月15日までは正月飾りを保管しておく必要がありますね。

これとは反対に、関西では松の内が1月15日となっています。

1月15日いっぱいまで飾ると、その日のどんど焼きには間に合わなくなってしまうことがあります。

このように、正月飾りを処分する時期については、地域によってかなり違います。

また、正月飾りの種類によって処分する日が違います。

門松としめ縄飾りは「松の内」後に処分

門松・しめ飾りは、「松の内」と呼ばれる期間が終わったら処分します。

松の内とは、正月をお祝いする期間のことです。

これは地域によって異なり、7日、または15日に片付けるところが多いようです。

関東では、7日の七草粥を食べたあとに片付ける風習があるのだそう。

関西では、15日に片付けることが多いそうです。

松の内は地域によって異なるため、お住まいの地域の風習を調べて取り外すようにしましょう。

鏡餅は「鏡開き」の日に食べて処分

鏡餅を処分するタイミングは「鏡開き」のとき。

無病息災を願い、お雑煮やお汁粉にしていただきましょう。

こちらも地域によって異なるのですが、一般的には1月11日。

関東では松の内が終わったあと、1/11が鏡開きの日になります。

関西は、松の内の最終日である1/15が、鏡開きの日です。

鏡開きも地域によって日にちが異なるので、確認しておきましょう。

ちなみに、鏡餅は刃物を使って切ってはいけないとされています。

最近の鏡餅は個包装でプラスチック製の餅型容器に入っているのでそのまま使うことができるようになりましたが、ご家庭でついた餅など大きな鏡餅は、木槌などで割っていただくようにしましょう。

破魔矢は「1年飾ってから」その後処分

神社などで破魔矢をいただいたら、1年ほど飾ってから処分しましょう。

他の正月飾りと違い、正月以降も飾るのが一般的です。

破魔矢は、厄除けや魔除けのお守りなので、1年間家を守ってもらうことができます。

破魔矢は、神棚や家族が団らんするスペース、玄関に1年ほど飾ったら、神社に納めて処分してもらいましょう。

どんど焼きに出せなかったときの対処法!


どんど焼きに出せなかったときの対処法をご紹介します。

門松しめ縄破魔矢については、どんど焼きでの処分ができなかった時は、自宅での処分方法(ゴミと一緒に出す)となります。

しかし、鏡餅についてこの限りではありません。

鏡餅は正月飾りの中で唯一、食べられる物になりますよね。

また、松の内が終わるまでの期間、鏡餅は歳神様にとって拠り所となるものです。

そのため、鏡餅には歳神様の霊力が宿っていると言われており、食べることでその力を頂くことができます。

このようなことから、鏡餅だけは他の正月飾りとは違い、食べて処分をします。

鏡餅を食べることを鏡開きと言い、通常は1月11日(※)に行われます。

鏡開きはどんど焼きよりも先になるので、処分が早くなりますね。

なお、刃物で切るのは縁起が悪いので、木づちなどで叩いて割りましょう。

木づちがない場合は、レンジで温めてから手で引きちぎってもOKです。

現代は市販されている鏡餅を飾ることも多いですが、市販されているタイプは個別包装になっており、切れ目があらかじめ入っているので、手で簡単に割ることができますよ。

(※)地方によって鏡開きの時期に違いがあります。関東や九州、東北など遠くの地方では1月11日ですが、関西は1月15日もしくは1月20日となっています。

また、京都の一部の地域では1月4日に行うところもあるようです。

正月飾りを処分し忘れた時の解決方法は?


正月飾りを捨て忘れたときの処分方法をご紹介します。

正月飾りをどんど焼きに持ち込めなかった場合は、自宅でゴミと一緒に出す方法を先ほどご紹介しました。

しかし、歳神様のために用意したものを、ゴミと一緒に捨てるのはどうしても耐え難いと考える方もいますよね。

そのような時は、神社に問い合わせてみましょう。

神社には「古札入れ」があり、古くなったお札を入れるとお焚き上げをしてもらえます。

その古札入れに、正月飾りを入れても引き受けてもらえる場合があります。

ただし、全ての神社で必ず、古札と一緒に正月飾りをお焚き上げしてくれるわけではないので、正月飾りを持ち込もうと思っている神社ではどのような対応をしているのか、事前に確認するようにして下さいね。

また、古札入れに正月飾りを入れる時は、ビニール袋ではなく紙に包むようにして下さい。

ビニール袋はお焚き上げで燃やすことができないので注意が必要です。

正月飾りは使い回してもOK?


正月は来年も使い回してもOKなのでしょうか?

この疑問に対する答えは、「NO」です。

正月飾りは歳神様をお迎えするために用意するもの。

そして、どんど焼きで焚き上げることで無病息災を願います。

このようなことから、今年使った正月飾りを来年も使うのは止めた方がよいでしょう。

何より、歳神様に失礼ですよね。

丁寧に扱って傷や汚れがなく綺麗な状態だとしても、来年の正月は新しい正月飾りを購入して飾ることをお勧めします。

なお、正月飾りを販売している業者さんの中には、「毎年使える」ことを強調している場合もあるようです。

物として程度が良ければ使い回せるのは間違いありませんが、正月飾りがどのような理由で飾られるのかを知っていたら、正月飾りは毎年買い替えることが常識と言えますよね。

ただし、風習に対する捉え方は人によって違いますし、エコや環境の保全が謳われる昨今では「使える物は来年も使い回すべき」という考え方もあるでしょう。

そのため、正月飾りの使い回しについては、個人の見解や意見によって決めてもよいかも知れません。

まとめ

正月飾りの正しい処分方法について調べてみました。

正月飾りはどんど焼きか、もしくは自宅での処分が主となりますが、どんど焼きに間に合わなかった場合でも神社によっては古札と一緒に炊き上げてくれるところもあります。

また、正月飾りを自宅で処分する時は、お住まいの地域のゴミ出しのルールに沿って出すようにしましょう。

鏡餅のみ、鏡開きの日に食べることが処分になります。

歳神様の霊力を頂き、一年を健康に過ごしましょう。

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