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春節と旧正月の違いを教えて!過ごし方や食べ物は?

春節と旧正月の違いについて!オススメの楽しみ方はこちら!

毎年1~2月になると、中国を始めとしたアジア各国の方が日本を訪れ、電化製品などを爆買いする光景がテレビのニュースで流れます。

その時、必ずと言ってよいほど『春節』や『旧正月』という言葉を耳にしますが、日本に住んでいる私達にとってはあまり馴染みのない言葉ではないかと思います。

どちらも同じ1~2月によく聞きますが、ニュースなどを見る限り、長期休みを利用して日本にやってきています。

年末年始の休みからそれほど日を空けないうちに、再び長期休みがあるなんてなんとも羨ましい話だと思いますが、実はそこには日本とは異なる事情がありました。

また、春節と旧正月は同時期によく耳にする言葉ですが、この2つに何か違いはあるのでしょうか。

そこで今回は、春節と旧正月について調べてみました。

春節と旧正月の違いや、過ごし方、楽しみ方、食べ物などをご紹介します。



春節と旧正月との違いは?


春節と旧正月は、どちらも毎年1~2月に行われていますが、この2つは実は同じもので呼び方が違うだけです。

しかし、その意味はやや異なり、使われている国が違います。

では、どうして同じ意味の言葉2つ存在しているのでしょうか。

春節、旧正月についてそれぞれ解説します。

春節

春節は、中国で一般的に呼ばれている旧正月の呼び名です。

中国では1912年に現在の新暦(太陽暦)が採用され、それ以前の太陰暦(旧暦)を「黄暦」や「皇暦」と呼んでいましたが、これらの暦には神仏信仰が反映されている背景があるため、中国当局が「農暦」と呼び方を変更しました。

これは旧暦が農業に関わる暦であったと国民に印象づけるのが目的だったのですが、その後さらに現在の呼び名である「春節」へと変更されました。

このようなことから、現在は春の到来をお祝いする日、つまりは新年の始まりという意味合いで春節と呼ばれるようになったと言われています。

旧正月

旧正月とは旧暦の正月のことで、明治6年の改暦以前の日本でも旧正月に新年のお祝いがされていました。

そのため、日本では今でも旧暦の正月を旧正月と呼びますが、中国や台湾などでは旧正月ではなく春節と呼びます。

なお、中国と同様に旧正月を盛大にお祝いする韓国では、春節とは呼ばずに、ソルラル(旧正月の意味)と呼びます。

中国の旧正月の過ごし方は?


多くは春節は家族水入らずで過ごすのが恒例となっており、普段はふるさとを離れて都市部に住んでいる方も、春節の時期には地方の実家に里帰りをして、家族や親戚と年末年始を迎えます。

春節に伴う人の移動は中国全土で延べ37億人とも言われており、中国では『春運』と呼ばれています。

なお、春節による休みは一週間あり、春節の前日の徐夕から7日間となりますが、春節による人の移動での混雑は1ヵ月ほど続くそうです。

中国の春節(旧正月)と言えば、日本に旅行でやってきて電化製品や食品、化粧品などを大量に買う、いわゆる「爆買い」のイメージが大きいですが、実はそのように春節を過ごすのは一部分の方。

とは言え、近年は国内外問わずに旅行に出かける人が増えており、2019年の春節では海外旅行に出かけた中国人の数は630万人にも上ったそうです。

中国の旧正月に食べる食べ物は?


日本では年始におせち料理を食べますが、中国でも春節に必ず食べる食べ物があります。



そこでここでは、中国で春節に食べる食べ物をいくつかご紹介します。

餃子

広大な中国では、北と南では春節に食べる食べ物が違います。

北京などの北方では、春節には家族揃って徐夕(日本で言うところの大晦日)に餃子を作って食べるのが昔からの風習です。

餃子の形が清の時代の貨幣に似ていることから、金運アップの願いが込められていると言われていますが、餃子の発音が子どもを授かるという意味の「交子」に似ているため、子宝祈願や子孫繁栄の意味も込められていると言われています。

一方で南方では湯圓(タンユエン)を食べるのが一般的です。

湯圓は餡子やゴマなどが入った団子で白く丸い形が幸せの象徴とされています。

なお、中国では餃子と言えば水餃子なので、春節で食べる餃子も日本で想像する焼き餃子ではなく、水餃子になります。

春巻

春節の時期に旬を迎える野菜やお肉を入れ、皮に包んで食べることから、中国では春巻は「終始一貫」という意味が込められており、一年の幸せを願う縁起物とされています。

正月もち

中国の南方で春節に食べられるのが正月もち(年糕)です。

年年糕とも呼び、年々仕事や生活の水準が高くなるという意味の『年々高』という言葉と発音が同じのため、運気上昇を願い食べられる縁起物となっています。
(ただし、お米が主な収穫物の南方に対し、北方では小麦粉がよくとれることから、正月もちは南方で食べられる食べ物と言われています)

元宵団子

元宵団子は元宵節(旧暦の1月15日)に食べられる食べ物です。

元宵節には湯圓も食べられるのですが、餅がきめ細かく、餡子がやわらかい湯圓に対し、元宵団子は団子生地の部分にドライフルーツが入っていて餡子がやや硬めなのが特徴となっています。

中国の旧正月の楽しみ方

春節には都市部に住んでいる人達も、一斉に地方の実家に戻り、家族や親戚と年末年始を過ごします。

日本では大晦日に紅白歌合戦を見て年越しをする方も多いですが、実は中国にも紅白歌合戦に似た番組(「春節聯歓晩会」)が放映されるので、その番組をみんなで見ながら年越しをする方が多いと言われています。

また、中国では日本と同じようにお年玉もあり、目上の人は目下の人に紅包(アンパオ)と呼ばれる赤い袋にお金を入れて手渡すのですが、日本よりも電子マネーの普及が進んでいる中国では、最近は新年の挨拶文も一緒に送ることのできるモバイル決済にて、お年玉を送る年配者が多いそうです。

このように聞いてみると、お正月の日付は違うものの、日本も中国も年末年始は似たように過ごすことがよくわかりますよね。

ただし、日本との大きな違いもあり、年が明けて新年になると中国のお祝い事に欠かすことのできない爆竹が、あちこちで一斉に鳴らされて大変な賑わいになります。

しかし、近年は防火や環境問題などへの配慮から、爆竹を鳴らすことを禁止されている地域が増えているそうです。

なお、中国でも新暦の1月1日は新年となりますが、旧正月のような大々的なお祝いは行いません。

休みも1月1日のみが祝日となるので、日本のような年末年始の盛り上がり方はしないようです。

まとめ

春節と旧正月はどちらも旧暦の正月を指す言葉ですが、中国では旧正月と呼ばずに春節と呼ぶことを意識的に広めたため、現在は春節が一般的に使われています。

ここ数年、春節になると大勢の中国人が旅行で訪日し、大量の買い物をする様子がテレビの報道などで知らされますが、大半の中国人は田舎に戻り、家族水入らずで過ごすのが恒例となっています。

その際には日本と同じように大晦日に歌合戦を見て、年が明けると餃子や春巻きなどを食べて新年のお祝いを行います。

新暦の1月1日に新年を迎える日本では、旧正月と言われてもあまりピンときませんが、改暦までは日本でも旧正月が正月でした。

その名残は今もあり、1月15日を小正月としてどんど焼きを行う地域が多くあります。

どんど焼きは左義長、どんと焼き、鬼火焼きなど地域によって呼び名が異なりますが、正月飾りなどをお焚き上げしてもらう風習です。



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