潮干狩りの時期と貝(アサリ・マテ貝・ハマグリなど)を沢山採るコツ!
潮干狩りに出かけたいけれど、いつ頃が最適なのか、またどの時間帯に行けば良いのか迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、潮干狩りを楽しむための時期と時間帯について、分かりやすく解説します。
潮干狩りの時期と適した時間帯はいつ?
潮干狩りを楽しむには、その時期と時間帯を知ることが大切です。
潮干狩りは、海岸線が広く露わになる干潮時に行われます。
特に、春から初夏にかけての暖かい月は、家族連れや友達同士で海辺を訪れ、貝殻を集めたり、アサリやハマグリなどの貝類を探したりするのに最適な時期とされています。
潮干狩りのベストシーズン
潮干狩りのシーズンは、地域によって異なりますが、一般的には3月から6月にかけてが最も良いとされています。
この期間は、気温が上昇し始め、海岸での活動に適した気候になるためです。
また、この時期は貝類が成長し、豊富に見つかるため、潮干狩りには最適な時期と言えるでしょう。
適した時間帯
潮干狩りをする上で、もう一つ重要なのが時間帯です。
干潮の時間は日によって変わりますが、一般的には、干潮の1〜2時間前後が潮干狩りに最適な時間帯とされています。
この時間帯は、海が引き、広い範囲の砂浜や岩場が露出し、貝類を探しやすくなります。
潮の満ち引きをチェック
潮干狩りに出かける前には、その日の潮の満ち引きの時間を確認することが大切です。
インターネットや潮汐表を参照して、計画を立てましょう。
特に、満潮時には海が再び満ちてきますので、安全に注意しながら楽しんでください。
注意点
潮干狩りをする際には、以下の点にも注意しましょう。
- 地域によっては、潮干狩りの許可が必要な場合があります。
- 環境保護の観点から、採取できる貝のサイズや数に制限があることが多いです。
- 貝類を採取した後は、持ち帰る前に砂や泥をきれいに洗い流しましょう。
潮干狩りは、自然の恵みを直接感じられる素晴らしいアクティビティです。
このガイドを参考に、安全に楽しみながら、貴重な体験をしていただければ幸いです。
潮干狩りで沢山の貝(アサリ・マテ貝・ハマグリなど)の採り方とコツ!
アサリの採り方
潮干狩りを楽しむためには、アサリを見つけるのがポイントです。
ここでは、アサリを見つけるためのヒントと、採るときの注意点をご紹介します。
アサリの目を見つけよう
アサリは、砂浜が干上がる前に、呼吸するために吸水管を出しています。
この吸水管が、砂浜に小さな穴として現れます。
これを「アサリの目」と呼び、アサリを見つけるための手がかりとなります。
アサリは広く浅く探そう
アサリは、砂浜の浅いところに生息しています。
深めに掘ると、アサリを傷つけてしまう可能性があるので、広く浅く探すのがおすすめです。
熊手は慎重に
アサリを採るには、熊手が便利です。
しかし、先のとがった熊手を使う場合は、貝殻を突き刺してしまわないように注意が必要です。
採ってはいけないアサリ
殻が壊れたアサリや、口が開いたアサリは、弱っている可能性があります。
そのようなアサリは、持ち帰らずに海に戻しましょう。
マテ貝の採り方
マテ貝採りの第一歩: 穴を見つける
海岸線に沿って、砂浜を歩きながら、マテ貝の隠れ家を探し出します。
これらの貝は、自らを守るため、または生活の場として、砂の中に穴を掘って潜んでいます。
探索の際には、ジョレン(小型のシャベル)を使って、砂をそっとかき分けていきます。
やがて、小さな穴が見えてくるはずです。
しかし、ここで一つの課題が。マテ貝の穴は、カニの穴とよく似ているため、見分けるのがなかなか難しいのです。
穴に塩を使うユニークな方法
見つけた穴に対して、一つの独創的な方法を用います。
それは、塩を少量、穴に入れること。
この方法は、マテ貝を穴から引き出すためのものです。
塩を穴に入れると、マテ貝は反応して、穴からゆっくりと姿を現します。
この時、マヨネーズの空きチューブに塩を入れておくと、塩を穴に向けて簡単にかけることができ、非常に便利です。
貝の取り扱いには注意を
マテ貝が姿を現したら、次は慎重に引き上げる段階に入ります。
しかし、ここで重要なのは、マテ貝を強く握りすぎないこと。
貝は非常に壊れやすいため、指の腹を使って、優しく、しかし確実に掴む必要があります。
特に大きなマテ貝は、持ち上げようとすると強い抵抗を示すことがあります。
抵抗が強い場合は、無理に引き抜かず、少し待つことも大切です。
無理をすると、貝が傷ついたり、最悪の場合、手を切ることにもなりかねません。
安全な採り方のまとめ
マテ貝採りは、自然とのふれあいを楽しむ素晴らしい方法ですが、以下のポイントを心掛けることで、より安全で楽しい体験になります。
- 探索: ジョレンを使って砂を優しくかき分け、マテ貝の穴を見つけ出します。
- 塩の使用: マヨネーズの空きチューブに塩を入れ、穴に向けてかけることで、マテ貝を引き出します。
- 慎重な取り扱い: 貝を優しく、確実に掴み、無理に引き抜かないようにします。
この一連の流れを通じて、マテ貝採りはただの趣味を超え、自然との調和を学び、生き物への敬意を深める機会を提供してくれます。
海の恵みをいただく際には、そのプロセスを大切にし、感謝の気持ちを忘れずにいたいものです。
ハマグリの採り方
ハマグリの採集は、春から初夏にかけての楽しみの一つですね。
この時期、海岸線を散策しながら、美味しいハマグリを見つけることができます。
ハマグリ採りは、自然とのふれあいを楽しみながら、美味しいご馳走を手に入れることができる素晴らしいアクティビティです。
ここでは、ハマグリ採りの際に知っておくと役立つ情報やコツをご紹介します。
ハマグリとは?
ハマグリは、二枚貝の一種で、日本各地の砂泥底に生息しています。
特に、潮が引いた砂浜に多く見られ、春から夏にかけてが旬の時期とされています。
その肉厚でジューシーな味わいは、お吸い物や酒蒸しなど、様々な料理で楽しむことができます。
採り方の基本
ハマグリ採りに適した時期は、概ね3月から7月。
この期間中、特に干潮時を狙うと良いでしょう。
干潮時には、ハマグリが生息する砂浜が露わになり、採集がしやすくなります。
- 準備するもの:
- 長靴やサンダル:足を濡らさずに済みます。
- シャベルや熊手:砂を掘りやすくします。
- バケツや網袋:採ったハマグリを入れます。
- 採り方:
- 砂浜で小さな穴や泡が見えたら、そこがハマグリがいるサインです。
- シャベルや手でそっと砂を掘り、ハマグリを見つけたら優しく取り出します。
- 力を入れすぎず、ハマグリを傷つけないようにしましょう。
採集のコツ
- 潮の満ち引きをチェック:潮の時間と干潮の時間を事前に調べ、最も潮が引いている時間帯を狙います。
- 砂浜の特徴を見極める:ハマグリは、特に砂が細かく、水はけの良い場所に多く生息しています。
- 小さな穴を見つける:ハマグリが砂の中で呼吸をするために作る小さな穴や、泡が目印です。
注意点
- 環境保護の観点から、小さなハマグリは元の場所に戻しましょう。成長するためのチャンスを与え、持続可能な採集を心がけることが大切です。
- 採集制限が設けられている地域もありますので、事前に確認を。ルールを守り、自然を大切にする心を忘れずに。
ハマグリ採りは、自然の中で直接食材を手に入れる喜びを感じられる活動です。
このガイドが、より豊かなハマグリ採りの体験に役立つことを願っています
海岸での一日は、美味しいご馳走だけでなく、素敵な思い出も一緒に手に入れることができるでしょう。
潮干狩りの持ち物や道具
潮干狩りに必要な持ち物と、あると便利な持ち物をご紹介します。
必要な持ち物や道具
熊手
スコップよりも砂を掘りやすいのでお勧めです。
100均で買うことができます。
バケツ
貝を入れて持ち帰ります。
網
貝を入れて砂や水を切る時に使います。
保冷バッグ
自宅に着くまで貝を冷やしておくために必要です。
発泡スチロールの箱に保冷剤を用意してもOKです。
バスタオル
足や手を拭いたり、寒い時は防寒に使えるため多めに持って行くとよいでしょう。
あると便利な持ち物
軍手やゴム手袋
空のペットボトル
貝の砂出しをする時の海水を汲んでいくと便利です。
レジャーシート
休憩時に座るだけじゃなく、砂や泥がついた道具を車に積む時に敷いて汚れをガードすることができます。
ビニール袋
汚れた服やゴミなどを入れて持ち帰ることができます。
絆創膏や消毒液
切って怪我をした時の応急処置用です。
キャンプ用などの椅子
潮干狩り中はずっと同じ体勢になるため、腰や足に負担がかかりやすくなります。
心配な方はキャンプ用の椅子を持って行くと、楽な姿勢で潮干狩りを行うことができます。
防寒着
ジップロック
携帯や鍵など持ち歩きたい物を入れておくと、万が一落とした場合でも安心です。
日焼け止めクリーム
潮干狩りに子連れだとどんな持ち物が必要?
上記の持ち物以外に、子連れで潮干狩りに行く場合に持って行くとよいものは食べ物や飲み物です。
潮干狩りは朝早くから昼くらいまで滞在して行う場合が多いため、例え朝ご飯を食べて行ってもお腹が空いて、お子さんがぐずってしまう可能性があります。
時期を問わず水分補給は欠かせないので、必ず飲み物も持参するようにして下さい。
なお、子どもの服装については迷子になる恐れもあることから、目立ちやすい蛍光色などの服装をするのもお勧めです。
また、『ソリ』があると便利です。
潮干狩りは多くの人が一度に詰めかけるためとても混雑しますが、その中を両手に荷物を抱えて、なおかつ子どもも連れて移動・・となると、大変ですよね。
ソリは荷物を運ぶのに使えるだけではなく、子どもを乗せて移動する場合にも使えます。
この他に簡易テントがあればぜひ持参しましょう。
簡易テントは日差しが強くなれば日差し除けに、風が強くなれば風除けになりますし、着替えも楽に行うことができるので使い勝手がよいでしょう。
潮干狩りにおすすめの服装や靴
実は潮干狩りは一年中楽しめるレジャーなのですが、気温の高すぎる夏や低すぎる冬は体調を崩す恐れがあることから、一部の期間のみ潮干狩りを許可している場合が多いです。
ここでは、潮干狩りのトップシーズンとなる春に適した服装をご紹介します。
子ども
小さなお子さんは水に濡れることを想定し、水着やレインコートを着用するのがよいでしょう。
ただし、春先はまだ気温が低いこともあるため、水着のみの着用ではなく、その上で汚れてもよい長袖のTシャツやズボンなどを穿かせ、潮干狩り後は着替えるようにします。
また、直射日光を浴びて熱中症になることもあるので、帽子を被せるようにします。
通気性のよい麦わら帽子がお勧めですが、麦わら帽子だけだと首の後ろの部分が直射日光を浴びてしまうので、タオルを巻くなどして首が暑くならないように注意して下さい。
海は風が強いことも多いので、麦わら帽子には紐などをつけてアゴの下で結ぶようにするとよいでしょう。
足元は長靴がお勧めですが、中には嫌がる子もいます。
砂浜なので裸足でもよさそうですが、割れた貝の破片などで怪我をする恐れがあるため、靴下を二重に履かせたり、サンダル(ビーチサンダルは水に浮きやすいのでNG。足首部分にベルトがありボタンなどで留められるものがよいでしょう)を履かせるなどして、なるべく裸足では歩かせない方がよいでしょう。
女性
女性の場合、日焼けを避けたいと思う人が多いですよね。
上は半袖もしくは長袖のTシャツを着て、UV加工が施されているパーカーなどを羽織るとよいでしょう。
下はUV加工のトレンカやレギンスを履き、その上にハーフパンツを履くとよいでしょう。
子どもと同様に帽子や首の後ろを守るタオルは必須です。
足元はサンダルを履くと焼けてしまうことがあるので、マリンシューズがお勧めです。
男性
女性ほど日焼けを気にしない男性は、上は半袖もしくはTシャツでOKです。
ただし、予想以上に寒いこともあるので、必ず重ね着用のパーカーなどは持参しましょう。
下はハーフパンツ、足元は女性と同じくマリンシューズがお勧めです。
マリンシューズは素足で履いてもよいですが、素肌が出ている分を怪我する恐れもあるため、靴下を履いた方がよいでしょう。
帽子、首の後ろのタオルの他、サングラスで紫外線をカットしましょう。
潮干狩りを子連れで楽しむ方法
子連れで潮干狩りを楽しむ時は、施設の設備にも目を配ることが大切です。
トイレや休憩場が完備されているところはもちろん、以外と盲点となるのが水洗い場です。
塩水を浴びたまま自宅に帰ると、皮膚がかゆくなってしまうこともあるので、真水で洗い流せる設備がある方が安心です。
なお、子どもが潮干狩りを楽しめるようになるのは3~4歳頃からと言われています。
1~2歳の子どもは連れて行っても泥遊び、砂遊びがメインになりますので、その点もあらかじめ頭に入れて持ち物を準備するとよいでしょう。
潮干狩りをしている時の注意点
子どもだけではなく、大人もつい夢中になってしまう潮干狩りですが、ちょっとした隙に思わぬ事故が起こる可能性があります。
それでは、子連れで潮干狩りに行く場合、どのようなことに注意をしたらよいのでしょうか。
安全面
夫婦2人で子ども2人を連れて潮干狩りに行く場合、貝拾いをするのは夫婦のどちらか一人となることをあらかじめ想定しておきましょう。
大人2人が貝拾いに夢中になってしまうと、迷子や水の事故の恐れが出てしまうので、必ず1人は子守りになり、子どもから目を離すことのないようにして下さい。
迷子対策
潮干狩りはよく貝が採れる場所ほど人気になり、人が大勢集まります。
人が多くなると心配になるのが、お子さんの迷子です。
迷子対策には親が目を離さないことが一番ですが、それ以外にもリードをつける、目立つ服装にする、風船を浮かばせて遠くからでもすぐにわかるようにするなど、工夫をしてみましょう。
子どもはすぐ飽きる
大人にとっては貝が採れれば採れるほど熱くなってくる潮干狩りですが、小さい子どもの場合はすぐに飽きてしまうこともあります。
そのため、最初から飽きてしまうことを想定して、他の兄弟が十分楽しめるまで時間を潰せるようなおもちゃや絵本などを持参し、休憩場などで過ごすことを考えておくことも必要です。
また、海に入ることが可能な時期なら水着や浮き輪など、海水浴用の準備をしておくのもよいでしょう。
まとめ
春の潮干狩りは、夏の海水浴と並んで家族で楽しめるお勧めのレジャーです。
しかし、持ち物や心構えが十分ではないと、現地で大変な思いをしたり、お子さんが思わぬ事故に巻き込まれる可能性もあるため、事前準備はしっかりとしておきましょう。
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