家族で潮干狩りに行くときに必要な持ち物や道具と服装は?
ご家族、特にお子様連れで潮干狩りに行く時に必要な持ち物や道具、おすすめの服装などをご紹介します。
家族で楽しめる春のレジャーとして人気がある潮干狩り。
泥遊び、砂遊びが好きな小さいお子さんがいる場合は、遊びながら食糧も調達できるので一石二鳥ですよね。
「我が家も子どもがもう少し大きくなったから、今年は潮干狩りに行ってみたい!」という方も多いと思いますが、初めて潮干狩りに行く時は服装や持ち物などに不安がありませんか?
潮干狩りに適した条件(時期・時間)は?
潮干狩りは3月〜6月がちょうどよいシーズン。
アサリのほとんどは春と秋に産卵し、その前は身が太り旬を迎えるのです。
その1回目にあたるゴールデンウィーク時期はハイシーズンです。
また、春はもっとも昼間に潮が引く時期だというのも、この時期に潮干狩りを楽しみやすい要因のひとつなのです。
潮干狩りに適している時間帯は、干潮の前後2時間。特に春の大潮から中潮にかけての日は潮干狩りの大チャンスです。
気象庁のサイトに掲載されている潮位表をチェックすれば、訪れる場所の干潮の時間を確認できますよ。
潮干狩りの持ち物や道具
潮干狩りに必要な持ち物と、あると便利な持ち物をご紹介します。
必要な持ち物や道具
熊手
スコップよりも砂を掘りやすいのでお勧めです。
100均で買うことができます。
バケツ
貝を入れて持ち帰ります。
網
貝を入れて砂や水を切る時に使います。
保冷バッグ
自宅に着くまで貝を冷やしておくために必要です。
発泡スチロールの箱に保冷剤を用意してもOKです。
バスタオル
足や手を拭いたり、寒い時は防寒に使えるため多めに持って行くとよいでしょう。
あると便利な持ち物
軍手やゴム手袋
空のペットボトル
貝の砂出しをする時の海水を汲んでいくと便利です。
レジャーシート
休憩時に座るだけじゃなく、砂や泥がついた道具を車に積む時に敷いて汚れをガードすることができます。
ビニール袋
汚れた服やゴミなどを入れて持ち帰ることができます。
絆創膏や消毒液
切って怪我をした時の応急処置用です。
キャンプ用などの椅子
潮干狩り中はずっと同じ体勢になるため、腰や足に負担がかかりやすくなります。
心配な方はキャンプ用の椅子を持って行くと、楽な姿勢で潮干狩りを行うことができます。
防寒着
ジップロック
携帯や鍵など持ち歩きたい物を入れておくと、万が一落とした場合でも安心です。
日焼け止めクリーム
潮干狩りに子連れだとどんな持ち物が必要?
上記の持ち物以外に、子連れで潮干狩りに行く場合に持って行くとよいものは食べ物や飲み物です。
潮干狩りは朝早くから昼くらいまで滞在して行う場合が多いため、例え朝ご飯を食べて行ってもお腹が空いて、お子さんがぐずってしまう可能性があります。
時期を問わず水分補給は欠かせないので、必ず飲み物も持参するようにして下さい。
なお、子どもの服装については迷子になる恐れもあることから、目立ちやすい蛍光色などの服装をするのもお勧めです。
また、『ソリ』があると便利です。
潮干狩りは多くの人が一度に詰めかけるためとても混雑しますが、その中を両手に荷物を抱えて、なおかつ子どもも連れて移動・・となると、大変ですよね。
ソリは荷物を運ぶのに使えるだけではなく、子どもを乗せて移動する場合にも使えます。
この他に簡易テントがあればぜひ持参しましょう。
簡易テントは日差しが強くなれば日差し除けに、風が強くなれば風除けになりますし、着替えも楽に行うことができるので使い勝手がよいでしょう。
潮干狩りにおすすめの服装や靴
実は潮干狩りは一年中楽しめるレジャーなのですが、気温の高すぎる夏や低すぎる冬は体調を崩す恐れがあることから、一部の期間のみ潮干狩りを許可している場合が多いです。
ここでは、潮干狩りのトップシーズンとなる春に適した服装をご紹介します。
子ども
小さなお子さんは水に濡れることを想定し、水着やレインコートを着用するのがよいでしょう。
ただし、春先はまだ気温が低いこともあるため、水着のみの着用ではなく、その上で汚れてもよい長袖のTシャツやズボンなどを穿かせ、潮干狩り後は着替えるようにします。
また、直射日光を浴びて熱中症になることもあるので、帽子を被せるようにします。
通気性のよい麦わら帽子がお勧めですが、麦わら帽子だけだと首の後ろの部分が直射日光を浴びてしまうので、タオルを巻くなどして首が暑くならないように注意して下さい。
海は風が強いことも多いので、麦わら帽子には紐などをつけてアゴの下で結ぶようにするとよいでしょう。
足元は長靴がお勧めですが、中には嫌がる子もいます。
砂浜なので裸足でもよさそうですが、割れた貝の破片などで怪我をする恐れがあるため、靴下を二重に履かせたり、サンダル(ビーチサンダルは水に浮きやすいのでNG。足首部分にベルトがありボタンなどで留められるものがよいでしょう)を履かせるなどして、なるべく裸足では歩かせない方がよいでしょう。
女性
女性の場合、日焼けを避けたいと思う人が多いですよね。
上は半袖もしくは長袖のTシャツを着て、UV加工が施されているパーカーなどを羽織るとよいでしょう。
下はUV加工のトレンカやレギンスを履き、その上にハーフパンツを履くとよいでしょう。
子どもと同様に帽子や首の後ろを守るタオルは必須です。
足元はサンダルを履くと焼けてしまうことがあるので、マリンシューズがお勧めです。
男性
女性ほど日焼けを気にしない男性は、上は半袖もしくはTシャツでOKです。
ただし、予想以上に寒いこともあるので、必ず重ね着用のパーカーなどは持参しましょう。
下はハーフパンツ、足元は女性と同じくマリンシューズがお勧めです。
マリンシューズは素足で履いてもよいですが、素肌が出ている分を怪我する恐れもあるため、靴下を履いた方がよいでしょう。
帽子、首の後ろのタオルの他、サングラスで紫外線をカットしましょう。
潮干狩りを子連れで楽しむ方法
子連れで潮干狩りを楽しむ時は、施設の設備にも目を配ることが大切です。
トイレや休憩場が完備されているところはもちろん、以外と盲点となるのが水洗い場です。
塩水を浴びたまま自宅に帰ると、皮膚がかゆくなってしまうこともあるので、真水で洗い流せる設備がある方が安心です。
なお、子どもが潮干狩りを楽しめるようになるのは3~4歳頃からと言われています。
1~2歳の子どもは連れて行っても泥遊び、砂遊びがメインになりますので、その点もあらかじめ頭に入れて持ち物を準備するとよいでしょう。
潮干狩りをしている時の注意点
子どもだけではなく、大人もつい夢中になってしまう潮干狩りですが、ちょっとした隙に思わぬ事故が起こる可能性があります。
それでは、子連れで潮干狩りに行く場合、どのようなことに注意をしたらよいのでしょうか。
安全面
夫婦2人で子ども2人を連れて潮干狩りに行く場合、貝拾いをするのは夫婦のどちらか一人となることをあらかじめ想定しておきましょう。
大人2人が貝拾いに夢中になってしまうと、迷子や水の事故の恐れが出てしまうので、必ず1人は子守りになり、子どもから目を離すことのないようにして下さい。
迷子対策
潮干狩りはよく貝が採れる場所ほど人気になり、人が大勢集まります。
人が多くなると心配になるのが、お子さんの迷子です。
迷子対策には親が目を離さないことが一番ですが、それ以外にもリードをつける、目立つ服装にする、風船を浮かばせて遠くからでもすぐにわかるようにするなど、工夫をしてみましょう。
子どもはすぐ飽きる
大人にとっては貝が採れれば採れるほど熱くなってくる潮干狩りですが、小さい子どもの場合はすぐに飽きてしまうこともあります。
そのため、最初から飽きてしまうことを想定して、他の兄弟が十分楽しめるまで時間を潰せるようなおもちゃや絵本などを持参し、休憩場などで過ごすことを考えておくことも必要です。
また、海に入ることが可能な時期なら水着や浮き輪など、海水浴用の準備をしておくのもよいでしょう。
貝の採り方
アサリの採り方
アサリは砂浜が干上がる前に吸水管を出していた穴(アサリの目)があるのでそれを探してみる。
アサリに限らず、先のとがった熊手は貝殻を突き刺してしまわないように注意が必要。
殻の壊れた貝や、口の開いた貝は可愛そうですが捨ててください。
マテ貝の採り方
マテ貝は必ず穴を掘ってもぐっているので、まずジョレンで砂をかく。
すると小さな穴が空いているのが見える。
マテ貝の穴はカニの穴と同じ大きさなので区別はとても難しい。
穴に少量の塩を入れるとまてがいは穴からニョキニョキと上に向かって出てくる。
マヨネーズの空きチューブに塩を入れてぴゅっぴゅっとかけるととても便利。
そのときマテ貝をつかんで引っ張り上げるのだ。
マテ貝は、強くつかむと直ぐに殻は壊れるので指の腹でしっかりつかみます。
大きい物は持ち上げるのに物凄い抵抗をしますから、あまり抵抗が強い時はそのまま待って無理はしません。
無理をすると身が切れたりします。また、引っ張り上げるときに手を切らないよう注意してください。
まとめ
春の潮干狩りは、夏の海水浴と並んで家族で楽しめるお勧めのレジャーです。
しかし、持ち物や心構えが十分ではないと、現地で大変な思いをしたり、お子さんが思わぬ事故に巻き込まれる可能性もあるため、事前準備はしっかりとしておきましょう。
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