ハッカ油の虫除けスプレーの作り方や効果が知りたいですよね。
ハッカ油は市販で手軽に買える万能アイテムの一つ。
虫除けだけではなく、生活の様々なシーンに使えるとして、今、大注目されています。
そこで今回はハッカ油の虫除けスプレーの作り方や効果、使用上の注意などを調べてみました。
また、虫除けスプレー以外の使う方なども解説していきます。
ハッカ油の虫除けスプレーの作り方!
ハッカ油を使ったハッカ油の虫除けスプレーの作り方をご紹介します。
用意するものやポイントを確認しながら、ぜひ作ってみましょう。
用意するもの
・精製水
・無水エタノール
作り方
50mlのガラス製容器を使用して作ります。
精製水45ml、無水エタノール5ml、ハッカ油は肌に使う場合は5~10滴、肌に使わない場合は20滴を目安に入れます。
ガラス製容器に無水エタノール、ハッカ油、精製水の順に注ぎ入れます。
最後に容器をよく振って混ぜたら完成です。
ポイント
ハッカ油はいくつかのメーカーから販売されていますが、スプレーに使う時は1滴ずつ垂らして量を調整することができる『滴下式』が使いやすくてお勧めです。
精製水が入手できない場合は、軟水のミネラルウォーターを代用してもよいでしょう。
肌に使わないのであれば水道水でもOKです。
ハッカ油を容器に入れる時は、振ったりすると周囲に飛び散ってしまうので、45度くらいに傾けると注ぐことができます。
ハッカ油が出にくい場合はハッカ油の注ぎ口にある空気穴を上にして傾けると、ハッカ油が出やすくなりますよ。
ハッカ油スプレーを作ったら、使うたびによく容器を振るようにしましょう。
どのくらい虫除け効果があるの?
ハッカ油の虫除けスプレーは、あくまでも虫の侵入を防ぐという効果になります。
網戸や窓、玄関などにハッカ油をスプレーすることで、ミントの香りが苦手な虫が寄り付かなくなるというものになりますよ。
ただしハッカ油スプレーに殺虫効果はないので、すでに家の中などに入り込んでしまった虫にスプレーをして殺したり、外に追い出すことはできません。
ハッカ油を使うときに注意すること
虫除けスプレーに限らず、日常でハッカ油を使うときには注意が必要です。
ここではハッカ油を使用するときの注意点をまとめてみました。
目や粘膜には使わない
ハッカ独特のスーッとする成分は、目や粘膜などの弱い部分に使うと激しい痛みを感じます。
同様に傷口がある部位には使わないようにしましょう。
ポリスチレン製の容器はNG
ハッカ油をポリスチレン製の容器に入れると、成分が反応して容器を溶かしてしまいます。
ハッカ油の虫除けスプレーなどを使うときは、ポリスチレン製以外の素材にしましょう。
ガラスや陶器の容器であれば問題なく使うことができますよ。
赤ちゃんには使用しない
ハッカ油は天然成分のため、人や環境に優しいという利点があります。
しかし、肌の弱い赤ちゃんに使用するとかぶれなどの肌トラブルの原因となる可能性がありますし、メントール系の香りは赤ちゃんにとって刺激になります。
そのため、赤ちゃんの身近で使ったり、赤ちゃんが身に付けるものには使わないようにしましょう。
また、赤ちゃんに限らず、肌の弱い方や妊娠中・授乳中の方、小さなお子さん、高齢者など、抵抗力の弱い方も使用を控えるのがよいでしょう。
ペットがいる家庭では注意
猫、子犬、小鳥などの小動物はハッカ油に含まれている成分を消化することができないため、吸い込んでしまうと中毒症状を引き起こすことがあります。
ペットのいる家庭でのハッカ油の使用は、避けた方がよいでしょう。
使い過ぎに注意
ハッカ油を垂らしたお風呂は、湯上りが爽快で気持ちが良いのですが、多く入れすぎてしまうと体が冷えすぎるなどの弊害が起こることがあります。
ハッカ油を使用する時は目安量を守るようにしましょう。
ハッカ油の使用期限はどのくらい?
ハッカ油の使用期限は、未開封のものであれば3~5年(製造メーカーなどによって異なります)程度、開封後であれば半年から1年程度となっています。
また、虫除けスプレーなどのようにハッカ油を使用してスプレーを作った場合では、一週間から10日で使いきるのがよいと言われています。
ハッカ油は時間が経過すると成分が失われてしまうので、できればすぐ使いきる分だけ使うようにして、長期保存はしないようにしましょう。
劣化を防ぐために、ハッカ油スプレーの保存は直射日光の当たらない涼しい場所を選ぶようにして下さい。
ハッカ油には虫除け以外の効果もある!
ハッカ油は虫除け以外にも、様々な用途に使用することができます。
ここでは、ハッカ油の活用方法をご紹介します。
鼻づまりを解消
ハッカ油を数滴垂らしたマスクをつけると、ハッカ油に含まれている成分が鼻づまりを解消してくれますよ。
また、ハッカ油には消臭作用もあるので、気になるマスクの匂いも消してくれます。
入浴剤に
夏の暑い時期はお湯に浸かるのが億劫ですよね。
そのような時は、ハッカ油をお湯を入れた浴槽に数滴垂らして、入浴剤として使ってみましょう。
入浴中や入浴後は冷涼感があるので、さっぱりとしますよ。
シャンプーやボディソープにも
ハッカ油をシャンプーやボディソープに1滴垂らして使うと、洗い上がりがさっぱりします。
お風呂に入れると冷えすぎてしまうという方は、シャンプーやボディソープに入れて使うとよいかも知れませんね。
シャンプーに入れて使うことで頭皮ケアの効果も期待できるそうですよ。
汗拭きシートの代わりに
真夏の暑い時期に、ハッカ油を1~2滴ハンカチに垂らし、汗が気になる部分を拭いてみましょう。
ハッカ油が揮発する時に表面の熱を奪ってくれるので、心地の良い清涼感が得られます。
また、消臭作用もあるので汗の匂いも気にならなくなりますよ。
せき止めや風邪予防に
洗面器などにお湯を入れ、そこにハッカ油を1~2滴垂らします。
タオルを浸けてしばらくしたら、よく絞って寝る部屋にかけておきましょう。
ハッカ油に含まれている成分が、せきを鎮めたり、喉の潤いを保って風邪の予防に効果があると言われています。
また、アロマオイルが使用できる加湿器やデュフューザーにハッカ油を入れてもOKです。
匂いの気になる場所に
ハッカ油には消臭・抗菌作用があるので、ゴミ箱やキッチンの三角コーナー、靴箱、車内など匂いの気になる場所に吹きかけると匂いが消えます。
床掃除にも使えます
水に入ったバケツにハッカ油を2~3滴垂らし、雑巾を濡らして絞ります。
その雑巾で床を掃除すると、部屋中がハッカの爽やかな香りになるだけではなく、ハッカ油には抗菌作用があるので床を清潔に保つことができます。
枕や布団に使うとリラックス効果も
寝る前に枕や布団などの寝具にハッカ油スプレーを吹きかけておくと、ハッカ油に含まれている成分のリラックス作用によって安眠効果が得られると言われています。
また、ハッカ油はダニなども寄せ付けないので、ダニの予防にも効果が期待できます。
まとめ
ハッカ油の虫除けスプレーの作り方と効果をご紹介しました。
ハッカ油は虫除けだけではなく、生活の様々なシーンで活用することができます。
夏の暑い時期にはお風呂やシャンプーなどに入れて、さっぱりとした洗い上がりを体感してみましょう。
なお、ハッカ油を入れすぎてしまうと体が冷えすぎてしまうので、目安量はしっかりと守るようにして下さいね。
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