ハッカ油の効能や効果と効果的な活用方法を知りたいですよね。
ハッカは世界各国に自生しているハーブの一種で、昔から薬用や食用として使われていたもの。
そのハッカから抽出した油をハッカ油と言います。
誰もが一度は嗅いだことがある独特な香りが特徴ですが、ハッカ油の効能や効果、活用方法などがよく分からないという方が多いようですね。
そこで今回は、ハッカ油の効能や効果と効果的な活用方法を調べてみました。
ハッカ油の効能や効果は?
ハッカ油の原料となるハッカは、シソ科ハッカ属に属するハーブの総称。
「ハッカって何?」と思う方でも、スペアミントやペパーミントというハーブの名前は聞いたことがないでしょうか?
ハッカはスペアミントやペパーミントと同じものになります。
ハッカは独特の香りがあり、ガムなどの食品の香り付けに使われていたり、消臭剤の香りとしても知られていますよね。
しかし、ハッカ油を使ってみたいけれど、どのような効能や効果があるのかよく分からないという方が多いと思います。
そこでここでは、ハッカ油の効能や効果をご紹介します。
冷却効果
ハッカ油には、蒸発する時に周囲の熱を奪うという特性があります。
これを利用して、真夏の暑い時期などに体の熱い部分にハッカ油入りのスプレーをシュッと吹きかけると、肌についたハッカ油が蒸発する際に肌表面の熱を奪っていくので、スーッと体感温度が下がり、涼しさを感じます。
お風呂上がりに汗を大量にかいてしまい、せっかくお風呂に入ったのに意味がなくなってしまうという方も、お風呂上がりに全身にハッカ油入りスプレーを吹きかけると、汗を抑えてくれますよ。
覚醒効果
眠気覚ましにハッカ油入りのスプレーをシュッと一吹きすると、気分がシャキッとして眠気がなくなります。
これは、ハッカ油の成分に覚醒作用があるからです。
また、量を抑えることでリラックスを促し、鎮静作用によって寝入りがよくなる効果もあるそうです。
テスト前の勉強の追い込み中に、気分転換をしたい時はスプレーをシュッと一吹き。
勉強が終わってリラックスして眠りたい時は、枕カバーやシーツを洗濯する際、脱水の時にハッカ油を一滴垂らして行うと、ほのかな香りに包まれて気持ちよく眠ることができますよ。
消臭効果
ミント味のガムを嚙むと、口の中がスッキリとして匂いが気にならなくなりますよね。
ハッカには消臭効果があるので、ハッカ油を上手く使えば匂いが気になってもすぐに解決できますよ。
例えば、口の匂いが気になるけれどガムを噛むことができない時。
200mlくらいの水にハッカ油を一滴垂らして、口の中をゆすいでみましょう。
ハッカの効果で気になる匂いを抑えることができます。
また、ゴミ箱や三角コーナーの生ごみの匂いが気になったら、ハッカ油をシュッとスプレーすると消臭効果によって匂いが消えるだけではなく、殺菌作用で嫌な菌を減らしてくれます。
殺菌効果
ハッカには昔から殺菌作用があると言われており、身近でも様々なものに利用されています。
歯磨き粉、湿布、せき止め薬、目薬、胃腸薬、かゆみ止め、水虫薬、シャンプー、育毛剤など。
使うとスーッとひんやりする商品の多くには、ハッカが使われていますよ。
美容効果
ハッカに多く含まれているメントールという成分には冷感作用があるので、化粧水にハッカ油を混ぜて使うことで、肌に付けた時に毛穴がキュッと引き締まり、汗を抑えてくれる効果が期待できます。
虫除け効果
虫はハッカの匂いが苦手で、家庭菜園などではミントを一緒に植えると虫が来なくなると言われています。
この効果を利用して、虫除け対策をしてみましょう。
無水エタノールにハッカ油を混ぜたスプレーを、網戸や玄関、部屋の入口などに吹きかけておくと、虫が入りにくくなります。
また、無水エタノールと水、ハッカ油を混ぜると簡単に虫よけスプレーを作ることができます。
山などのレジャーに出かける時に持っていると便利ですよね。
防腐効果
ハッカに含まれるメントールには、抗菌作用があると言われています。
タンスやバッグに入れておくと、天然の防腐剤として使用することができますよ。
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ハッカ油の効果的な活用方法
ハッカ油には様々な効能や効果があることがわかりましたが、毎日の暮らしの中でより効果的に活用できる方法があれば知りたいですよね。
ここでは、ハッカ油の活用方法をご紹介します。
マスクに吹きかける
マスクをしていると熱がこもって熱くなりますよね。
そのような時は、マスクにハッカ油をシュッと一吹きすると、冷却効果によって涼しくなります。
また、風邪や花粉症などで鼻が詰まっている時は、ハッカ油を沁み込ませたコットンとマスクをジッパー袋に入れて置いておくと、マスクにハッカの香りが移ることで鼻づまりの症状を改善することができますよ。
靴の消臭、抗菌に
ハッカ油を沁み込ませたコットンを、使わなくなった靴下などに入れて靴箱に入れておくだけで、靴の匂いをとってくれます。
特にブーツは匂いがこもりやすいので、帰宅後にブーツに中に入れておくと嫌な臭いを防いでくれます。
焼肉の後に
お店や自宅で焼肉をすると、焼肉の匂いが髪や衣服、カーテン、カーペットなどについてしまいますよね。
そのような時はハッカ油のスプレーを一吹きしてみましょう。
嫌な匂いが消え、ミントの良い香りが残りますよ。
北海道北見市は焼肉の町として知られますが、同時にハッカ油の主産地となっています。
そのため、北見市の焼肉店に行くと、ハッカ油の沁み込んだ「おてふき」や「つまようじ」と一緒にスプレーがテーブルに用意してあるのが珍しくないそうですよ。
ハッカ油を使うときに注意すること
消臭、殺菌、虫除け、美容など様々な効果が期待できるハッカ油ですが、使い方を誤るとトラブルの原因にもなります。
そこでここでは、ハッカ油を使うときに注意することをご紹介します。
顔に直接吹きかけない
ハッカ油に含まれるスーッとした成分は、目や鼻の粘膜につくとヒリヒリとした痛みが出てしまうので、顔に使う時は手に取って目や鼻に入らないようにして下さい。
同様に傷口のある部分に使うと痛みを感じるため、その部分は避けて使うようにしましょう。
直射日光や高温多湿は避ける
日光が当たる場所や、温度・湿度が高い場所に置いておくと、品質が変化してしまいます。
ハッカ油は日の当たらない日陰の涼しい場所で保管しましょう。
スプレーボトルの素材に気を付ける
ハッカ油はポリスチレンを溶かす作用があるので、スプレーボトルに移し替えて使う時はポリスチレン製のものは避けて下さい。
素材に何が使われているのか分からない時は、ガラス製を選んでおくと心配ないでしょう。
まとめ
ハッカ油の効能や効果と効果的な活用方法をご紹介しました。
ハッカは様々な製品に利用されていてとても身近なものですが、意識をして使ったことがないという方が多いかも知れませんね。
今、マスクは年中手放せないものとなっているので、真夏の暑い日を始め、花粉が飛ぶ季節や、風邪の引き始めの時など、シュッと一吹きして使うのがオススメですよ。
消臭、防腐、殺菌、美容など様々な効果が期待できるハッカ。
水で薄めたり無水エタノールと混ぜたりして、ぜひ活用してみて下さいね。
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