ハッカ油の使い方で注意すること!守らなければ大変なことに?

ハッカ油の使い方で注意すること!を知りたいですよね。

守らなければ大変なことに?と、不安になりながら使うのは避けたいところ。

ハッカ油は消臭や防腐、防虫、そしてリラックスなど、様々な効果が期待できるもの。

しかし、間違った使い方をしてしまうと、思わぬ事故や怪我などに見舞われてしまうかも知れません。

そこで今回は、ハッカ油の使い方で注意することを調べてみました。

目次

ハッカ油の使い方で注意すること!

ハッカ油の使い方で注意することをご紹介します。

天然成分のハッカ油は、最近のナチュラル志向とともに人気や注目度が高い製品となっていますよね。

しかし、正しい使い方を知らないと、良い効果を期待して使ったはずが残念な結果になってしまうことも。

ハッカ油の効果を得るには、間違った使い方をきちんと知って正しく使うことが大切です。

使いすぎに注意

ミント味のガムや歯磨き粉を使って口の中がさっぱりしたり、清涼感が心地よく感じたことがある人は多いと思います。

実は、ハッカはミントの和名。

つまり、ハッカとミントは同じということになります。

そのため、ハッカ油もガムや歯磨き粉と同様に清涼感が癖になりやすいもの。

最初は少量を使っていても、だんだんと香りに慣れてしまい、つい使う量が増えてしまいがちです。

ですが、ハッカ油を使いすぎると香りがきつくなりすぎてしまったり、ヒリヒリとした痛みを感じやすくなります。

ハッカ油を使用する時は適量を使い、使いすぎないようにして下さいね。

肌に合うか確認してから使う

暑い夏に水で希釈したハッカ油を腕や足に吹きかけると、蒸発する時に肌表面の温度を奪っていくので体感温度が下がります。

また、ハッカ油に含まれている清涼感はメントールという成分が主で、冷感作用があるもの。

ハッカ油のスプレーを吹きかけることで、お風呂上がりに汗をかくのを防いだり、浴槽に入れるとクール入浴剤と同じような効果が期待できますよ。

ただし、ハッカ油が肌に触れる状態で使用する場合には、目立ちにくい部位に使って肌トラブルが起こらないか確認してからにしましょう。

肌自体に問題はなくても、傷口などがあると痛みを感じることがあるので、傷口のある部位や目や鼻の粘膜の近くなどでは使わないようにしましょう。

妊婦や幼児に使わない

ハッカ油の原料はペパーミントやスペアミントなどのハーブ類。

自然由来の成分なので基本的には人や環境に優しいのですが、妊婦さんや幼児など、肌の弱い方や敏感な方が使うと肌トラブルの原因になることがあります。

お子さんが誤って使わないように、手の届かない場所に保管をしておくことも大切です。

また、直接妊婦さんや幼児に使わなくても、掃除や洗濯などにハッカ油を使用すると成分によって体調が悪くなってしまうことがあるかも知れません。

衣類や布の変色に注意

ハッカ油には消臭作用があるので、焼肉を食べた後の衣服やカーテン、カーペットなどに吹きかけることで、匂いを消すことができます。

ただし、衣服や布の素材によってはハッカ油が原因で変色することがあります。

いきなり広範囲に使用するのではなく、目立たないところなどに吹きかけてみて変色しないか確認してから全体に使うようにするのがよいでしょう。

ペットに使わない

ハッカ油は防虫対策に使えるので、犬や猫にも使いたいと思う方もいますよね。

しかし、猫の肝臓にはハッカに含まれる成分を解毒する働きがないそうです。

そのため、猫を飼っている家では使わないで下さい。

この他に、ハムスターや小鳥などの小動物を飼っている方も多いと思いますが、小動物もハッカの成分が苦手です。

基本的には、ペットを飼っている家ではハッカ油を使うのは控えた方がよいと言えるでしょう。

なお、犬はハッカ油を使用しても問題がありませんが、嗅覚が人よりも優れている犬は匂いにとても敏感です。

メントールのスーッとした匂いが犬にとって刺激となることがあったり、稀に中毒症状を起こすこともあるそうなので、使用には十分な注意が必要です。

ポリスチレン容器に注意

ハッカ油に無水エタノールや水を混ぜて、スプレーボトルに移し替えて使うことがあります。

その場合に、スプレーボトルの素材がポリスチレンだと、ハッカ油の成分がポリスチレンを溶かしてしまうので、使用はしないで下さい。

ポリスチレン以外のポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなら大丈夫ですが、素材についてよく分からないという方はガラス製を選んでおくと安心ですね。

虫除けであって殺虫剤ではない

虫はハッカ(ハーブ)の香りが苦手です。

家庭菜園などで虫がつくのを避けるため、ハーブを一緒に植えるとよいという話を聞いたことがあると思いますが、それはこのような理由から。

ハッカ油で作ったスプレーを吹きかければ、家庭菜園の野菜や花を守る効果が期待できるだけではなく、山や川へ行く時に肌に吹きかけると虫除けスプレーとして使うこともできますし、キッチンの三角コーナーや窓、玄関に使うとハエや蚊などを避けることもできます。

ただし、ハッカ油スプレーで作るスプレーはあくまでも虫除けの効果しかありません。

虫を殺すことはできないので、しっかりと駆除したいという場合は市販の殺虫剤を使用するようにして下さい。

持続時間は1〜2時間程度

ハッカ油スプレーの持続時間は、1~2時間程度と言われています。

虫除けとして使うなら、こまめにスプレーすることが大切です。

また、一度作ったハッカ油入りのスプレーは、1週間程度で使いきるようにして下さい。

長期保存をすると成分が変化してしまうので、しばらく使わない場合は破棄するようにしましょう。

高温多湿、火の近くに保存しない

ハッカ油の保存については、直射日光を避け、風通しの良い場所にして下さい。

日光や湿度によって成分の劣化や変化が起こると、期待する効果が得られないだけではなく、肌トラブルなどの原因になることがあります。

また、火の近くは引火する恐れがあるので、必ず火元から離れた場所に保管して下さい。

原液をそのまま使わない

ハッカ油は原液をそのまま使用しないで下さい。

虫除けスプレーにしたり、お風呂上がりに体感温度を下げるのに使う場合、肌に直接ハッカ油が付着します。

原液は刺激が強すぎてしまい、肌トラブルの原因になる場合があります。

熱を下げる効果はない

気温の高い夏などに清涼感を得るためにハッカ油を使用することがありますが、ハッカ油の効果はあくまで体感温度を下げるだけになります。

実際に体温を下げる効果はないので、ハッカ油を使って涼しくなったからと水分補給を怠ると、熱中症の危険が高くなってしまいます。

暑さを軽減する時に使う場合は、必ず水分補給もこまめに行うようにして下さい。

まとめ

ハッカ油の使い方で注意することをまとめてみました。

自然由来で人や環境に優しいハッカ油ですが、使い方を誤ると効果が得られなかったり、肌トラブルの原因となってしまいます。

また、ハッカ「油」とあるように油分が入っているので、火に近づけると引火します。

保管に十分気を付ける必要がありますが、虫除けスプレーとして使う時や、焼肉の匂い消しなどでは、近くに火元があるケースもありますよね。

使用の状況にも十分注意をして使うようにして下さい。

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