お腹にガスが溜まりやすい悩みの解消法!
ガスが溜まったようにパンパンに張ったお腹が痛くて、思わずその場にしゃがみこんでしまった。
ぐるぐる、ゴロゴロ、ぽこぽこ・・など、お腹から音が聞こえる。
これらはいわゆる「お腹にガスが溜まった状態」です。
つらくて苦しいこのガス溜まり、一体どうして起こってしまうのでしょうか。
また、ガス溜まりを解消する方法はないのでしょうか。
そこで今回は、お腹にガスが溜まる原因や、溜まった時の解消法を調べてみました。
お腹にガスが溜まる原因や理由
お腹にガスが溜まると、人によっては食事もできなくなるほどパンパンに膨らんで苦しくなってしまいます。
このようなガス溜まりはどうして起こるのでしょうか。
1.空気を飲みこみ過ぎている
食事の際、食べ物や飲み物と一緒に空気を飲んでしまうことは誰にでもあることですが、早食いの人やよく噛んで食べない人は飲む込む空気の量が多いと言われています。
また、ストレスが過剰に掛かると、無意識のうちに空気を飲んでしまう「呑気症」という症状を発症し、空気を多く飲みこんでしまうため、ガス溜まりが起こります。
2.炭酸飲料やアルコールの摂り過ぎ
炭酸飲料やアルコールを好んでよく飲む方は、必然的にガス溜まりが起こりやすくなります。
3.暴飲暴食によるもの
食べ物や飲み物を大量に摂取すると、消化器官の稼働が追い付かなくなり、きちんと消化されていないものが腸に留まってしまいます。
そうすると、やがて発酵が進んで腸内にガスが充満してしまいます。
お腹にガスが溜まりやすい人の特徴
お腹に溜まるガスでつらい思いをしている方がいる一方で、そのような思いをしたことがないという方も数多くいらっしゃいます。
では、この両者にはどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、お腹にガスが溜まりやすい人の特徴をご紹介したいと思います。
1.外出先ではおならを我慢している
おならは、誰にでもある生理現象ですが、自宅以外ではおならをしないという方も多くいます。
おならを極端に我慢してしまうと、腸に大きな負担が掛かり、今度は自宅に帰ってもおならが出にくくなるケースもあります。
それを繰り返しているうちに、お腹にガスが溜まってしまいます。
2.デスクワークをしている時間が長い
椅子に長時間座っていると、腸を圧迫するためにガスの流れが悪くなり、溜まりやすくなってしまいます。
また、ストッキングや締め付けの強い下着なども腸に強い力が掛かるため、ガスが溜まりやすくなります。
3.便秘の方
便秘は、便が腸に長く留まっているため、発酵が進みガスを発生しやすくします。
また、女性の場合は生理前になると、女性ホルモンのバランスが崩れて腸のぜん動運動が鈍くなり、便秘やガス溜まりが起こりやすくなると言われています。
お腹のガス溜まりによる症状
自分では「よくある症状」としてあまり気に留めていなかったものが、実はお腹のガス溜まりが原因だったということはよくあります。
では、お腹にガスが溜まるとどのような症状が起こるのでしょうか。
おならが出やすい
健康な人でも、一日に平均14回ほどおならをしているそうですが、ガス溜まりを起こしている人の場合は、この回数がぐんと増えます。
腸にガスが溜まっている状態のため、お腹に力が入ると本人の意思とは無関係に出てしまうことも多いようです。
お腹が痛い・圧迫感がある
ガスは目には見えないものですが、逃げ場のない腸で増え続ければ腸壁を圧迫して、腹痛となって現れます。
お腹に張りがある
痛みや圧迫感こそはないものの、ガスが溜まると多くの方がお腹の張りを感じるようです。
女性の場合、下腹部が膨らみすぎてスカートなどを穿いた時に、締め付けがきついと感じて気付くケースもあるようです。
お腹にガスが溜まりやすい食べ物とその特徴
普段、何気なく摂取している食べ物には、ガス溜まりを起こしやすいものが隠れています。
では、お腹にガスが溜まりやすい食べ物やその特徴は何なのでしょうか。
特徴
ガス溜まりを起こしやすい食べ物の特徴は、ガスを発生させやすいものとなっています。
また、腸内環境を悪化させる悪玉菌のエサとなるものも、同様にガス溜まりを引き起こしやすくなります。
食べ物
炭酸ガスを含む炭酸飲料やアルコール、腐敗ガスが発生しやすい肉や豆などのたんぱく質が豊富な食べ物は、ガス溜まりを起こしやすい食べ物と言われています。
また、便秘を解消するため女性は積極的に摂った方がよいと言われている食物繊維ですが、摂り過ぎると消化されずに腸に届くため、腸内環境を悪化させる悪玉菌のエサとなってしまいます。
お腹のガス溜まりを解消する7つの解消法
ここでは、その解消方法をご紹介します。
1.カイロを貼る
お腹を温めることで腸の動きを促進し、ガスが抜けやすくなります。
2.お風呂に入る
カイロと同様、体を温めることで腸の動きがよくなり、溜まったガスが抜けやすくなります。
3.ストレスを溜めない
自律神経と腸は深い関わりがあり、ストレスによって自律神経が乱れるとその影響は腸にまで及びます。
そのため、日頃からストレスを解消し、溜めすぎないようにすることが大切です。
4.ゆっくりと噛んで食べる
早食いや大食いはガス溜まりの大きな原因です。
そのため、食事はゆっくりとよく噛んで食べるように心掛けましょう。
5.腸を叩く
椅子に座った状態で、お尻から徐々に腰の上をゆっくりと叩いてみましょう。
この時、強く叩いたり揉んではいけません。
心地良いと思う程度でポンポンと叩くことで、腸のある腰回りの筋肉がやわらぎ、ガスが抜けやすくなります。
6.ガスを抜くマッサージを行う
仰向けに寝た状態で、おへそを中心にその周りを両手で時計回りに10回、反対周りを10回行います。
4.腸活を行う
日頃から腸内の善玉菌を増やすような食生活をしたり、適度な運動を行い、腸を元気に活性化してあげましょう。
ガスが溜まって「おなら」が頻繁に出るのは病気なの?
ガスが溜まり、頻繁におならが出る病気には「IBS(過敏性腸症候群)」があります。
IBSは、下痢と便秘を繰り返す症状がよく知られていますが、その他にガス型といっておならがよく出る症状もあります。
まとめ
「いつもお腹が張っている気がする」「おならがよく出てつらい」
このような症状がある時は、そのうちよくなると放置せず、毎日の生活習慣を改めてみましょう。
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