頭痛に効果のある食べ物や飲み物の特徴と栄養素!
慢性的に頭痛に悩んでいる人が多いと言われていますが、そのような場合多くの方は鎮痛剤を服用したり、体を横にしてひたすら痛みが治まるのを待っているのではないでしょうか。
頭痛が2~3日おきで起こる人なら、鎮痛剤の常用が気になりますよね。
また、休んでいる時にも少しでも早くこの痛みから解放されたい・・と思うのはあたりまえのこと。
でも、頭痛ってどうやって痛みを改善したらいいのか、いまいちよくわかりません。
そこで今回は、頭痛に効果のある食べ物や飲み物をご紹介したいと思います。
「え?食べ物や飲み物なんかで頭痛がよくなるの?」と思うかも知れませんが、食べ物や飲み物に含まれる栄養素は私達の体を作る源です。
鎮痛剤のように飲んですぐ効く!というわけではありませんが、頭痛に効果のある食べ物や飲み物を意識して摂取することで、症状をやわらげたり、予防することは可能かも知れません。
頭痛に効果のある食べ物や食品・食材おすすめ15選!
ここでは、頭痛に効果のある食べ物をご紹介したいと思います。
ごま
ごまはマグネシウムが豊富に含まれているため、血管収縮による頭痛に効果があると言われています。
ご飯に振りかけたり、お惣菜に足したりするなどして、毎日こまめに摂取するようにしましょう。
アーモンド
ナッツ類は全般にマグネシウムが多く含まれていますが、中でもお勧めなのがアーモンドです。
頭痛持ちの方は、おやつにアーモンドを少量食べるようにすると頭痛の予防や改善に効果があると言われています。
納豆
毎日食べるなら納豆が摂りやすいですが、納豆が苦手という方は豆腐などでも構いません。
大豆には女性ホルモンのエストロゲンに似た働きを持つ大豆イソフラボンも含まれていることから、生理前に頭痛が起こりやすい方なら、ホルモンバランスを整えてくれる効果も期待できます。
きな粉
和菓子に欠かせないきな粉も、大豆からできているのでマグネシウムが豊富です。
わらび餅にかけたり、飲み物などに加えるなどして上手に取り入れてみましょう。
ひじき
また、鉄分も含まれているため、女性なら鉄分不足による貧血の予防や改善効果も期待できます。
しらす
しらすにはマグネシウムが多く含まれており、頭痛の改善効果が期待できます。
お勧めの食べ方は卵とじ。
卵にはビタミンB2が多く含まれていますが、マグネシウムにはビタミンB2の働きを助ける作用があると言われています。
ほうれん草
血管収縮作用のあるビタミンB2を多く含むほうれん草も、頭痛改善のためにはぜひ摂っておきたい食品です。
なお、ほうれん草にはシュウ酸という成分が含まれており、シュウ酸は体内でシュウ酸カルシウムになって尿路結石などの原因になるため加熱調理が基本となりますが、長い時間茹でてしまうと大切なビタミンが逃げてしまうので、あまり茹ですぎないように注意しましょう。
ヨーグルト
毎日の朝食などで摂りやすいヨーグルトは、ビタミンB2が豊富な食品。
ビタミンB2の働きを助けてくれるマグネシウムが多く含まれるきな粉と一緒に摂るとなおよいでしょう。
鮭
鮭に多く含まれるオメガ3脂肪酸には、抗炎症作用があり、脳の炎症を鎮めてくれます。
オメガ3脂肪酸は食用油に多く含まれるオメガ6脂肪酸と一緒に摂ると吸収率が上がるそうなので、鮭を油で調理するのがよいでしょう。
ただし、オメガ6脂肪酸は摂り過ぎるとコレステロールの増加などの原因となるため注意して下さい。
いわし
オメガ3脂肪酸はこの他にもサバやサンマなどいわゆる青魚に多く含まれているので、食べやすい魚を選んでみましょう。
すいか
そのため、水分を多く含んでいる食べ物を摂ると頭痛が緩和、改善することがあります。
水分を多く含む食べ物はたくさんありますが、中でもすいかは食べやすいのではないかと思います。
すいかには、脱水によって不足するカリウムも多く含まれているのでお勧めです。
トマト
その他に、血行促進効果のあるビタミンCやビタミンEも含まれています。
アセロラ
アセロラはビタミンCの王様と呼ばれるほど、果物の中で圧倒的にビタミンCの含有量が多くなっています。
ビタミンCには血行促進作用以外にも、ストレスの緩和や血管を丈夫にする働きなどがあるため、慢性頭痛の方は積極的に摂りたい成分です。
ブロッコリー
また、ビタミンB2やカリウムといった頭痛に効果がある成分も含まれています。
みかん
皮を剥くだけで簡単に食べられるので、毎日続けて摂りたい方にはお勧めです。
頭痛に効果のある飲み物おすすめ5選!
ここでは、頭痛に効果のある飲み物をご紹介します。
牛乳
牛乳にはビタミンB2が豊富に含まれており、頭痛に効果があると言われています。
また、牛乳にはセロトニンの材料となるトリプトファンも多く含まれているため、リラックスを促し頭痛の症状を緩和する効果が期待できます。
豆乳
マグネシウムの含有量が多い大豆から作られる豆乳も、頭痛を改善する効果が期待できる飲み物となっています。
コーヒー
コーヒーにはカフェインが含まれていることから、広がった血管を収縮させることで頭痛を緩和させる働きがあると言われています。
紅茶
コーヒーが苦手な方は紅茶を選ぶとよいでしょう。
水
水分不足による頭痛の場合は、水を飲むだけでも効果が期待できます。
水は喉が渇いたと感じる少し前に飲むのがよいと言われています。
頭痛に効果のある食べ物や飲み物を選ぶ時のポイント!
日本では、3,000万人以上の方が頭痛で悩んでいると言われており、国民病とも言われています。
そのため、頭痛くらいで会社や学校を休めないと思ってしまう方が多いようですが、ひどくなると吐き気や嘔吐、肩こり、めまい、倦怠感など様々な症状が重なり、日常生活に大きな影響を与えてしまいます。
頭痛には種類がありますが、その中でも特に多いのが片頭痛と緊張型頭痛と言われており、片頭痛は脳の血管が拡張することで痛みが発生するのに対し、緊張型頭痛は脳の血管が収縮して痛みが出るといった具合に、種類によって原因が異なります。
また、頭痛は体内の水分が不足した時にも起こりやすいと言われていることから、頭痛に効果のある食べ物や飲み物を選ぶ時は自分はどのタイプの頭痛なのかをまずは見極めることが大切になります。
頭痛に効果のある栄養素や食べ物や飲み物の特徴
<血管を緩める作用のあるもの>
・マグネシウム
<血管を収縮する作用のあるもの>
・カフェイン
・ビタミンB2
<炎症を抑える作用のあるもの>
・オメガ3脂肪酸
・セロトニン
<血流促進効果のあるもの>
・ビタミンC
・ビタミンE
これ以外にも、頭痛は水分不足によっても起こりますし、過激なダイエットによって糖質が不足しても起こると言われています。
片頭痛や緊張型頭痛に覚えのない方は、脱水になってはいないか、最近ダイエットをして食事制限をしていないかなど自分の体調について今一度よく振りかえってみるのがよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
頭痛に効果のある食べ物や飲み物は、以外と多くあることがわかりました。
ただし、片頭痛の時に血管を広げる作用のあるものを摂取したり、緊張型頭痛の時に血管を収縮させる作用のあるものを摂取してしまうと、返って痛みが強くなってしまうので、まずは頭痛外来などで自分がどのタイプの頭痛なのかをきちんと知ることが大切と言えます。
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