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八専とは?やってはいけない事は?2023年はいつ?

八専2023年の始まりや終わりはいつ?八専の意味とやってはいけない事や間日って何?

八専はちょっと特殊な選日で知らない人の方が圧倒的に多い特殊な日となります。

今回はこの八専とは何か、意味や由来はどうなっているのか、2023年だといつが該当するのは、やってはいけない事や推奨する事柄は存在しているのかをしっかりと調べて参ります。

そもそもこの八専とはナニモノなのかも、わかりやすく説明します。

八専とは?


八専とは三隣亡天一天上一粒万倍日といった選日の一つです。

元々は「吉はますます吉となり、凶はますます凶となる日」だったのですが、昨今では「凶はますます凶となる日」という扱いをされているようで、どうやら凶日という認識の方が強いようです。

由来は陰陽道や五行説にあるとされていて「コトバンク(https://kotobank.jp/word/%E5%85%AB%E5%B0%82-602722)」には陰陽の二十八宿からきているとも記載されています。

日本の暦注や選日は陰陽五行説や十干十二支が由来となっているモノが多く、これもその中の一つとなっているのです。

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八専にやってはいけないことは?


八専でやってはいけない事は引っ越し・神事・法事・婚約・破壊に繋がる事柄・契約・柱を建てる(土木関係)などが該当します。

特に八専は雨が多くなると言われているので、農家にとっての凶日という扱いもされています。

2023年の八専の始まりや終わりはいつ?


基本的に八専は壬子から癸亥までの12日間に発生する干支の五行が重なる日なので、連続して発生するのです。

それらを踏まえた上で2023年がいつになるのかをご覧ください。

1月 1日(日) 始まり~1月5日(木)終わり
(4日の「間日」は除く)

2月23日(木)始まり~3月6日(月)終わり
(2月24日と27日と3月1日と5日の「間日」は除く)

4月24日(月) 始まり~5月 5日(金)終わり
(4月25日と28日と30日と5月4日の「間日」は除く)

6月23日(金)始まり~7月 4日(火)終わり
(6月24日と27日と29日と7月3日の「間日」は除く)

8月22日(火)始まり~9月 2日(土)終わり
(8月23日と26日と28日と9月1日の「間日」は除く)

10月21日(土)始まり~11月1日(水)終わり
(22日と25日と31日の「間日」は除く)

12月20日(水)始まり~12月31日(日)終わり
(21日と24日と26日と30日の「間日」は除く)

選日|歴中カレンダー2023年
参考URL: https://rekichu.com/senjitsu/?y=2023

十干十二支の考え方は60日サイクルであり、1年が365日と考えるとだいたい1年に6回のサイクルでまわると言えるでしょう。

つまり、八専も6回ほど始まって終わるという事になりますので、1年に48日ほど発生するということになります。

間日とは?

間日は「まび」と読み、八専の期間に同気の重ならない日が該当するのです。

間日は、悪い影響を受けない特に何もない日のこと。

49番目の「壬子」でここから五行説の組み合わせが50番目と53番目と55番目と59番目を除いて同じになるのですが、この50番目と53番目と55番目と59番目というのが間日となります。

陰陽道と五行説について

八専は陰陽道と五行説が密接に関わってくる選日です。

この二つは密接な関係があり陰陽五行思想として有名ですが、元々はバラバラで中国の春秋戦国時代に誕生したモノだったのです。

それらが結びついて陰陽五行説となったのですが、陰陽道は「この世のすべての物事は陰陽に分類できる」という考え方で、五行説は「この世のすべての物事は木・火・土・金・水の五種類の元素から成り立っている」という考え方となります。

この二つがくっついて発生した陰陽五行説は木・火・土・金・水に陰陽が発生するので、10個に分類される元素が出てきます。

これが後に十干と呼ばれる甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸というもので、こちらは知っている人も多いでしょう。

この十干と十二支がセットになった十干十二支を五行に割り当てることで今回紹介する八専の配当が決まるのです。

十干十二支と八専の考え方について

十干十二支と八専は密接に結びついているので、より詳しく知るためにはそもそも十干十二支はどのような配当になっているのかを知る必要があるでしょう。

この十干十二支は先ほど紹介した十干の甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸に十二支の子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥が組み合わさってできた物で、最小公倍数の60日で1サイクルになっています。

また、ここでポイントとなるのが十干や十二支にも五行が当てはめられているということで、十干十二支も五行同士の組み合わせ表示ができるのです。

まずは十干と陰陽五行の組み合わせから見ていきましょう。

十干読み読み陰陽五行
こうきのえ陽の木
おつきのと陰の木
へいひのえ陽の火
ていひのと陰の火
つちのえ陽の土
つちのと陰の土
こうかのえ陽の金
しんかのと陰の金
じんみずのえ陽の水
みずのと陰の水

そして十二支と陰陽五行説の組み合わせ表は以下のとおりです。

十二支読み陰陽五行
うし
とら
たつ
うま
ひつじ
さる
とり
いぬ

この2つの組み合わせになっている十干十二支は以下のとおりです。

周期干支読み十干の五行十二支の五行
1甲子きのえね陽の木
2乙丑きのとうし陰の木
3丙寅ひのえとら陽の火
4丁卯ひのとう陰の火
5戊辰つちのえたつ陽の土
6己巳つちのとみ陰の土
7庚午かのえうま陽の金
8辛未かのとひつじ陰の金
9壬申みずのえさる陽の水
10癸酉みずのととり陰の水
11甲戌きのえいぬ陽の木
12乙亥きのとい陰の木
13丙子ひのえね陽の火
14丁丑ひのとうし陰の火
15戊寅つちのえとら陽の土
16己卯つちのとう陰の土
17庚辰かのえたつ陽の金
18辛巳かのとみ陰の金
19壬午みずのえうま陽の水
20癸未みずのとひつじ陰の水
21甲申きのえさる陽の木
22乙酉きのととり陰の木
23丙戌ひのえいぬ陽の火
24丁亥ひのとい陰の火
25戊子つちのえね陽の土
26己丑つちのとうし陰の土
27庚寅かのえとら陽の金
28辛卯かのとう陰の金
29壬辰みずのえたつ陽の水
30癸巳みずのとみ陰の水
31甲午きのえうま陽の木
32乙未きのとひつじ陰の木
33丙申ひのえさる陽の火
34丁酉ひのととり陰の火
35戊戌つちのえいぬ陽の土
36己亥つちのとい陰の土
37庚子かのえね陽の金
38辛丑かのとうし陰の金
39壬寅みずのえとら陽の水
40癸卯みずのとう陰の水
41甲辰きのえたつ陽の木
42乙巳きのとみ陰の木
43丙午ひのえうま陽の火
44丁未ひのとひつじ陰の火
45戊申つちのえさる陽の土
46己酉つちのととり陰の土
47庚戌かのえいぬ陽の金
48辛亥かのとい陰の金
49壬子みずのえね陽の水
50癸丑みずのとうし陰の水
51甲寅きのえとら陽の木
52乙卯きのとう陰の木
53丙辰ひのえたつ陽の火
54丁巳ひのとみ陰の火
55戊午つちのえうま陽の土
56己未つちのとひつじ陰の土
57庚申かのえさる陽の金
58辛酉かのととり陰の金
59壬戌みずのえいぬ陽の水
60癸亥みずのとい陰の水

ここでポイントとなってくるのが49番目の「壬子」でここから五行説の組み合わせが50番目と53番目と55番目と59番目を除いて同じになるのです。

そこからこの12日間は陰陽五行説的には特別な日という扱いにされて、日本の選日である八専が誕生したと言われております。

八専は雨が多く降る?


1年間で6回も発生する八専ですが、毎年ずれていきますので雨がたくさん降るという情報は当てはまらないと思います。

暦的には雨の多い日という扱いをされていますが、迷信と考えて気にしない方が良いでしょう。

陰陽五行説的には水が重なる日になりますので雨になる確率が高いと考えられていますが、科学的な根拠はありませんので、そういう情報もある程度で考えた方が良いです。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は八専とは何かを詳しく解説しました。

八専は陰陽道や五行説、そして十干十二支と密接に関わっている選日です。

元々は凶日でも吉日でもなかったのですが、なぜか凶日扱いにされるようになってしまったかわいそうな選日でもあります。

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