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滅門日の意味や由来と読み方!2023年はいつなの?

滅門日について!2023年はいつ?三箇の悪日とはなに?

滅門日という名前だけ見るとあまり良くない日というイメージを抱きますが、いったいどのような扱いをされている日なのでしょう。

今回はこの滅門日とはどのような読み方をするのか、意味や由来はどうなっているのか、2023年だといつが該当するのかをチェックして参ります。

ついでに、この滅門日が含まれている三箇の悪日についても触れていきましょう。

滅門日の意味や由来


滅門日とは三箇の悪日という「万事に悪い日」とされている暦注下段です。

三箇の悪日は大禍日狼藉日滅門日と3種類あるのですが、全部「万事に悪い日」という意味を含んでいるので凶日となっており、3種類とも仏事との相性が最悪の日となっています。

その中でも滅門日は「一家一門を亡ぼす日」という意味もあり、あらゆる事柄との相性が悪い日と言われているようです。

そして、この滅門日を含めた三箇の悪日は日本における陰陽道が由来となっております。

日本の暦注の大半は陰陽道と十干十二支が由来となっていることが多く、今回紹介する滅門日もその類いに属する事がわかります。

滅門という言葉はある?

三箇の悪日は大禍日・狼藉日・滅門日と三種類ありますが、大禍や狼藉という言葉はそれだけで意味を持っています。

はたして、滅門という言葉も意味があるのでしょうか。

ひたすら調べて見ましたが、ほとんどの辞書で「滅門とは滅門日のこと」と記載される程度で単語としての意味はほぼ無いようです。

大禍だと「大きなわざわい」という意味があり狼藉だと「乱暴な振る舞い」とか「物が乱雑に取り散らかっているさま」といった言葉の意味が出てくるのですが、どうやら滅門は他の三箇の悪日はちょっと異なっているようです。

滅門日の読み方


陰陽五行説が発祥と言われている滅門日の読み方は「めつもんにち」です。

特に難しい読み方ではありませんので、初見でもなんとなく読むことが可能でしょう。

ただし、単語として登録されている可能性は低いので、頻繁に使う場合は単語登録をする必要があります(筆者のWindows10のATOKやスマートフォンでは変換できず)。

また、滅門という言葉も「滅門日という意味」とされていますので、かなりマイナーとなっておりこの言葉で変換してもヒットしないでしょう。

2023年の滅門日はいつ?


2023年の滅門日は以下のとおりです。

1月:16日(月) 28日(土)
2月:4日(土) 16日(木) 28日(火)
3月:7日(火) 19日(日) 31日(金)
4月:7日(金) 19日(水)
5月:1日(月) 8日(月) 20日(土)
6月:2日(日) 9日(日) 21日(金)
7月:14日(木) 26日(火)
8月:2日(水) 9日(水) 21日(月)
9月:2日(土) 9日(土) 21日(木)
10月:3日(火) 10日(火) 22日(日)
11月:3日(金) 10日(金) 22日(水)
12月:4日(月) 11日(月) 23日(土)
歴中カレンダー2023年
参考URL: https://rekichu.com/senjitsu/?y=2023

2023年は滅門日が34日ほど存在しております。

細かい日の配当方法については後述いたしますが、基本的に12日に1回発生する凶日という扱いなので、1年でだいたい36回発生する凶日なのです。

これは他の三箇の悪日も同じなので、単純計算で「万事に悪い日」という凶日が約100回ほど存在することになります。

滅門日の日の配当方法について

滅門日を含めた三箇の悪日の配当及び節切りの方法は以下のとおりです。

生年月(節月)大禍日狼藉日滅門日
寅年生まれ1月
卯年生まれ2月
辰年生まれ3月
巳年生まれ4月
午年生まれ5月
未年生まれ6月
申年生まれ7月
酉年生まれ8月
戌年生まれ9月
亥年生まれ10月
子年生まれ11月
丑年生まれ12月

先ほど紹介した2023年の滅門日はその人の生まれ年の十二支という考え方をすべて無視したものとなっております。

つまり、本来ならばその生まれた年の十二支を考慮するので発生頻度は12分の1となります。

昨今ではこの生まれた年の十二支を考慮しないという考え方もあるのですが、わざわざ凶日を増やす必要はありませんので、個人的には生まれた年の十二支も考慮したほうが良いと思っております。

三箇の悪日を十二支を考慮しないですべて受け入れるとなると約100日も最悪な凶日が発生してしまいますが、それが12分の1になると考えると10日以下になりますので、そこまで意識する必要が無い凶日となります。

三箇の悪日とは?


三箇の悪日は「万事に悪い日」とされている凶日です。

この凶日は大禍日・狼藉日・滅門日と3種類ありますが、等しく凶日扱いされておりますので、とりあえずたちが悪い凶日と覚えておけば問題ないでしょう。

基本的のこの凶日における日の配当は生まれの干支に関わってきますので、その日の吉凶を気にするという人は干支と発生日を照らし合わせてご確認ください。

大禍日

大禍日は「たいかにち」と読みます。

大禍日とは三箇の悪日にとって最も凶日とされている日で「口舌は慎み、家の修理、門戸の建造、船旅、葬送は厳しく忌むべし」という細かいルールまで設けられている日です。

おそらくですが、三箇の悪日でも最も有名な部類に入りますので、情報もこれだけ残っている日となっているのでしょう。

また、新たな物事を始めると後の争い事に繋がる凶日とも言われているようです。

「大禍」という言葉そのものも「大きなわざわい」という意味がありますし、「禍」という単語も「まがまがしい」とか「わざわい」という読み方をすることができるので、漢字に詳しいという方はその名前だけ見てもよろしくない日という事がわかると思います。

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狼藉日

狼藉日は「ろうしゃくにち」とか「ろうじゃくにち」と読みます。

この日は「万事に失敗する」と呼ばれる日で、やっぱり厄介な凶日の一つなのです。

個人的に気になるのは「狼藉」という単語は「ろうぜき」と読むのが一般的なのにこの狼藉日は「ろうしゃくにち」と読ませているところです。

「乱暴狼藉」という言葉から「狼藉」と結びつきやすい言葉なのですが、「ろうじゃく」という単語になるとなんとなく別の意味に聞こえてしまいます。

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滅門日

滅門日は今回紹介している凶日の一つで、一門すべてが滅ぶと言われている日です。

この言葉の意味で考えると一門が滅んでしまうので最も危険な凶日というイメージがついてしまいます。

しかし、三箇の悪日で最も凶悪なのは大禍日なので、その言葉の意味はちょっと違うのかもしれません。

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滅門日の吉凶について


滅門日は最悪の凶日という扱いをされており、「○○をするとこの凶日を回避できます」といった記述は見つかりませんでした。

なので、さける事ができない厄介な凶日といえるのです。

それでも生まれた干支と関わっていると考えれば発生頻度を落とすことはできますので、それで回避するのが賢いやり方だと思います。

暦注下段について


暦注下段というのは名前の通り暦注の下段に該当します。

暦注は実は上段と中段と下段に別れており、上段は日付・曜日・二十四節気・七十二候といった天文学や科学によってある程度の事象が解明されているものや年中行事といった大切なモノが該当し、中段は昔非常に重宝された十二直が該当し、それ以外のものが下段に該当するのです。

つまり、あんまり重要じゃないものが下段にまとめられているとお考えください。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は滅門日について詳しく解説いたしました。

滅門日はこのようにかなりたちの悪い凶日に該当しますが、その人の干支によって発生頻度を落とせると考えれば、あまり気にしなくていい日になると思っております。

無理に凶日を増やす必要はありませんので、可能ならば削っていくのが賢い暦注との付き合かたになるでしょう。

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