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間日とは?2024年はいつ?土用との関係は?

間日

選日や陰陽五行説を調べているとたびたび登場するワードが『間日』です。

今回はこの間日とは何かを詳しく解説しつつ、意味や由来や読み方と土用との関係はどうなっているのか、2024年だとこの間日はいったいいつなのかを見ていきましょう。

土用の間日とは、いったい何なのかよくわからないという人のためにもわかりやすく解説します。

間日とは

間日とは
間日とは、土用における土を動かせる日の事です。

間日は『まび』と読みます。

こちらは選日で登場することが非常に多く選日を調べていると頻繁に目にするワードでもあります。

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間日の意味

この間日を辞書で調べると『仕事や行事のある日と次の仕事や行事がある日の間』と紹介されることもありますが、選日などで登場する間日の場合は『選日における八専の五行が重ならない当てはまらない日』といった紹介されます。

これはどういうことかというと、選日における八専を理解するとわかりやすいです。

まず八専は十干と十二支に五行を割り当てて干支の気が重なる日というルールがあります。

十干十二支のスタートを1番目である甲子とし、終わりの60番目を癸亥とした場合にこのルールを適応を適応すると49番目の壬子から60番目の癸亥までがこの重なる日が集中しており12日の内8日が該当することになります。

そのためのこの12日間は特別な期間として八専として扱われるようになったのです。

しかし、重なっていない50番目と53番目と55番目と59番目はどうなっているのかというと『間日』として扱い八専の影響を受けない日になっています。

つまり、『間日』とはこのような十干十二支と陰陽五行思想をミックスして考えられた暦注における『指定された期間における該当しない日』となります。

ただし、該当しない日である間日でも八専のように対象外となるケースと十方暮のように間日だけど影響を受けてしまう日とありますので、どのように考えているのかはそれぞれの暦注でチェックしないといけません。

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2024年の間日はいつなの?


それでは具体的に間日がいつなのかを見ていきましょう。

今回は八専や十方暮ではなく土用における間日を見ていきましょう。

冬の土用

冬の土用における間日は寅・卯・巳の日とされています。

冬土用の期間は1月18日(木)から2月3日(土)の間です。

間日は1月18日(木)辛巳と1月27日(土)庚寅と1月28日(日)辛卯と1月30日(火)癸巳となります。

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春の土用

2024年の春の土用は戌の日(いぬのひ)4月16日(火)の戌の日4月28日(日)の戌の日

春土用の期間は4月16日(火)から5月4日(土)の間です。

間日は4月19日(金)癸丑と4月27日(土)辛酉と5月1日(水)乙丑となります。

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夏の土用

2024年の「夏の土用の丑の日」は7月24日(水曜日)の己丑(つちのとうし)「一の丑」と8月5日(月曜日)の辛丑(かのとうし)「二の丑」です。

土用の丑の日は今年2回あります。

土用期間は7月19日(金)から8月6日(火)の間です。

間日(まび、かんじつ)は、7月19日(金)甲申と7月26日(金)辛卯と7月27日(土)壬辰と7月31日(水)丙申となります。

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秋の土用

2024年の秋の土用は辰の日(たつのひ)10月31日(木)の辰の日

秋土用の期間は10月20日(日)から11月6日(水)の間です。

間日は10月22日(火)己未と10月24日(木)辛酉と10月26日(土)癸亥と11月3日(日)辛未と11月5日(火)癸酉となります。

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間日と土用の関係は?

間日と土用の関係
間日と重要な関係があるのは八専や十方暮以外には土用でしょう。

土用と間日について理解したい場合は土用とはどんな存在なのかをある程度理解しないといけません。

土用について

まずこの『土用』とは陰陽五行思想における『土』に該当する期間となります。

陰陽五行思想は『木』『火』『土』『金』『水』の5つによって自然界が成り立っているという考え方と、自然界は『陰』と『陽』に分けて考えることができるという考え方が組み合わさったものとなります。

そして、この五行説は日本の四季に当てはめられており『春は木』『夏は火』『秋は金』『冬は水』という考え方になっているのです。

しかし、このままでは『土』が余ってしまいます。

そのためなのか、この土は立春立夏立秋立冬の前の18日間、つまり季節の終わりの18日間が当てはめられました。

土用と間日について

土用は18日間連続して続くことがわかりました。

この土用には土公神という土の神様が土を支配し土の気が盛んになる期間となっているため穴掘りや建築作業といった土を動かす作業全般がNGとされているのもポイントです。

しかし、土の神様が天上に戻る日があり、その戻る日ならば土をいつも通り動かしても問題ないとされたのです。

この土用における土を動かせる日が『間日』となります。

土用の間日は建築業者のために考えられた?

土用の丑の日は夏バテ予防として夏の土用にウナギが宣伝されるのですが、こちらのイメージが強すぎて『土用=夏』と認識している人も多いと思います。

土用には土公神という土の神様が土を支配し土の気が盛んになるので穴掘りや柱立といった作業はNGであるとされており、建築関係の人にとっては厄介な期間と認識されていました。

この土用のルールを昔の人達は守っていたのですが、建築関係の仕事をしていた人は作業が否応なく長期間ストップするので非常に厄介な期間として疎まれていたのです。

1年間で作業できない日が約70日間も発生してしまうのは業者さんからしても非常に迷惑であり、どうにかならないのかという指摘が相次いで発生してしまったから間日を設けることで作業がストップしないようにしたという説もあります。

間日のまとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は土用について紹介しつつ間日について調べた情報をまとめました。

間日はこのようにいくつかの暦注でも登場しますが、土用においても登場しますので覚えておくと役立ちます。

基本的に間日は影響がうけなくなった日という扱いをされるのですが、十方暮のように間日であっても影響を受けることがあります。

これは『そういったルールだから』と諦めて覚えるしかないので、深く考えすぎない方がいいです。

十方暮の場合は周りの日の相剋の影響を受けることで凶日となると言われていますが、こういった特別なモノもあるのです。

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