前厄の厄払いはいつまでにするの?どこでするのが正解?

前厄の厄払いはいつまでにするのでしょうか?

どこでするのが正解なのか知りたいですよね。

厄年には前厄、本厄、後厄があり、前厄は本厄の前の年になります。

本厄よりも先に厄年になるので、厄払いを初めて受けるという方も多いと思いますが、前厄のやり方がよく分からないという声が多く聞かれます。

そこで今回は、前厄について調べてみました。

目次

前厄の厄払いはいつまでにするの?


前厄の厄払いはいつまでにするのでしょうか?

厄年の厄払いは1月1日から節分の間に行うのが、昔からの風習と言われています。

これは、年の変わり目や季節の変わり目には邪気が入り込みやすいと言われているからです。

節分は季節を分けると書く通り、春夏秋冬の変わり目となる日ですが、特に冬から春に変わるタイミングが重要視されていました。

なぜなら、昔は立冬から立春に変わる日が新年に該当していたからです。

そのため、1月1日から節分の間に厄払いをするのがよいと言われているようです。

ただし、現代では厄払いのタイミングについては、はっきりと決まっているわけではありません。

誕生日に行う方もいれば、新年度や、都合のよい日にする方もいます。

前厄の厄払いも特に決まりはありませんが、あまり遅くなってしまうと翌年には本厄が控えているので、早めに済ませておくのがよいでしょう。

前厄の厄払いはどこでしたらいい?


前厄の厄払いはどこでしたらいいのでしょうか?

前厄の厄払いは神社、もしくはお寺で行います。

お寺の場合は厄払いとは言わずに、厄除けと言いますよ。

多くの神社、お寺では、当日に行っても厄払い・厄除けを行うことができますが、中には事前予約が必要なケースもあります。

特に有名な神社やお寺は人が殺到しやすいので、予約ができれば済ませておくと安心かも知れませんね。

地元の神社やお寺に行く時も、神主さんや住職さんが不在の可能性もあるので、厄払いや厄除けができるか確認してから行くのがよいでしょう。

前厄の厄払いは誰と行けばいい?


前厄の厄払いは誰と行けばいいのか調べてみました。

厄年の厄除けは、一人で行くべきか、家族など大切な人と行くべきか、悩んでしまう方は多いですよね。

地域によっては一人で厄払いに行くと、同行していない家族に厄が飛んで行ってしまうので、家族と一緒に行った方がよいとしているところもあれば、反対に家族で行くと厄年の人の厄がその場で家族に降りかかってしまうので、一人で行った方がよいとしているところもあるようです。

しかし、神様や仏様は同行していない家族に厄が飛ぶような無慈悲なことはしないと、神社やお寺では言うそうですよ。

そのため、この点においては地域の風習を大切にするか、もしくはあまり深く考えずに、一人で行きたい人は一人で、大人数で行きたい人は家族や友人、会社の仲間達などと行っても良さそうですね。

前厄の厄払いの金額相場は?


前厄の厄払いの金額相場が知りたいですよね。

前厄の厄払いの金額相場を調べてみたところ、全国的には5,000~10,000円が相場となっているようです。

神社やお寺に初穂料(厄払いの祈祷代として納めるもの。お寺ではご祈祷料になります)を尋ねても、「お気持ちで」と言われることが多いのですが、そのような時は全国相場を参考にするとよいでしょう。

ただし、地域によっては金額に差があり、3,000円が相場となっているところもあれば、10,000円以上包むのが常識としているところもあるようです。

不安な場合は、地元に詳しい方などに尋ねてみるとよいかも知れませんね。

厄払いの時の服装はどうしたらいい?


厄払いの時の服装はどうしたらいいのでしょうか?

厄払いの服装については、神社やお寺では特に決まってはいないようです。

しかし、神様や仏様の前でご祈祷を受けるのですから、普段着のままでは失礼になってしまいますよね。

男女問わず、スーツはフォーマルな服装なので、厄払いの場に着ていくのもふさわしいと言えるでしょう。

スーツがない場合は、男性ならジャケットに襟付きシャツ、チノパンやスラックス、女性はワンピースがおすすめです。

また、社殿や本堂に上がる時は靴を脱ぐので、男女ともに素足は避けて下さい。

男性は靴下を、女性は靴下もしくはストッキングを着用するようにしましょう。

喪中でも厄払いはしても大丈夫?


喪中でも厄払いはしても大丈夫なのでしょうか?

この場合は、お寺と神社では対応が異なります。

お寺は葬儀や法事を日常的に取り扱っているところなので、人の死についてもとても身近です。

そのため、喪中の厄除けは特に問題なく行えるのがほとんどです。

一方で、神社は人の死を「穢れ」と捉え、忌中の期間内は一切の行事は行わない方がよいとしています。

ただし、忌中が明ければ喪中であっても厄払いを行える(※)場合がほとんどのようです。

※忌中は四十九日が明けるまで、喪中は亡くなってから一年間を指します。

厄払いは代理でもいいの?


厄払いは代理でもいいのでしょうか?

厄払いをしたいけれど、怪我や病気、仕事、育児、介護など様々な理由で神社やお寺に行くことができない方もいますよね。

そのような時は、代理の人に代わりに厄払いを受けてもらうことはできれば助かりますよね。

事情があって本人が厄払いをできなくても、代理の人に頼んで行ってもらうことはできますよ。

厄払いの祈祷では名前と生年月日を読み上げるので、その情報を代理の方に伝えておけば問題はありません。

ただし、神社やお寺によっては代理は受け付けていないところもあります。

事前に確認しておくのがよいでしょう。

なお、代理で厄払いを行う時は「委任状」は必要ありません。

厄落としと厄払いと厄除けの違いは?


厄落としと厄払いと厄除けの違いを調べてみました。

厄落としと厄払いと厄除けは、どれも似たような言葉に思えますよね。

明確な違いはあるのでしょうか。

厄落としとは

厄落としは厄を払って落すという意味があり、広義的に厄払いと厄除けを含む言葉になります。

厄落としは神社やお寺に行かなくても、自分で行うこともできます。

簡単な方法では普段身に付けているアクセサリーや小銭などを、十字路に落とすことで、厄を落とすことに繋がるそうですよ。

また、小豆は昔から厄払いや邪気払いの効果があると言われている食べ物なので、小豆を使った食べ物を食べるのもよいそうです。

さらに、人から長い物を贈られると厄払いや厄除けの効果があると言われています。

男性ならネクタイやベルト、女性はネックレスなどを贈ってもらうと、それで厄落としができます。

厄払いとは

厄払いは神社で行われる祈祷の一つで、神主や宮司が大麻(おおぬさ)を振り、祝詞を上げて身についた邪気や穢れを振り払います。

つまり、厄払いの場合はすでに降りかかった厄を払ってくれる、という意味合いになります。

厄除けとは

厄除けはお寺で行われる護摩祈祷で、厄や災いが降りかからないように予防的に行うものになります。

まとめ

前厄の厄払いは1月1日から節分までの間に行うのがよいでしょう。

ただし、これらの期間は絶対ではなく、誕生日や年度初めなど、自分のタイミングで厄払いに行っても構いません。

しかし、前厄の翌年は本厄になるので、前厄の厄払いが遅くなってしまうとすぐに本厄がやってきてしまいます。

また、前厄の年になってからかなり時間が過ぎての厄払いだと、その間は祈祷を受けていないことになるので不安ですよね。

厄払いは早めに済ませておくのがよいでしょう。

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