古希祝いは誰が祝うの?押さえておきたい最低限のマナー!

古希祝いは誰が祝うのか、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

古希祝いは、人生100年時代となった現代では、本当の意味での長寿祝いの始まりと言われています。

しかし、身内や親戚、知り合いなどに古希を迎える人がいる場合、古希祝いを自分が主催してよいものか、正しい知識を知りたいと思いますよね。

そこで今回は、古希祝いで押さえておきたい最低限のマナーを調べてみました。

目次

古希のお祝いは誰が祝うの?


古希のお祝いは、昔は当人が感謝の気持ちを込めて親戚やお世話になった人などを呼んで行っていました。

しかし現在は、そのような形をとることはほとんどありません。

それでは、古希のお祝いは誰が行うのでしょうか。

子供

古希を迎える当人のお子さんが主催者となって、古希祝いを行うのが一般的です。

兄弟・姉妹がいれば、作業等を分担して行えるのでよいですよね。

古希を迎える当人からみて孫にあたる立場の人が、お祝いを取り仕切ることもあります。

また、お子さん(孫からみて親)と共同で主催者となるケースもあるでしょう。

配偶者

夫もしくは妻が古希を迎える場合、その配偶者が主催者となって古希祝いを行うことがあります。

お嫁さんやお婿さん

お嫁さんやお婿さんは実の子どもではありませんが、古希祝いの主催者となることがあります。

義父母にあたる人、もしくは義祖父母にあたる人が古希を迎える時に、お嫁さんやお婿さんが取り仕切ってお祝いの場を設けても問題はありません。

生徒

古希祝いは身内や親戚だけではなく、かつての恩師を招いて生徒が主催して行うケースもあります。

ただし、家族との古希祝いの予定が入っている可能性が高いので、予定は必ず確認するようにしましょう。

部下や同僚

会社の部下や同僚が主催者となって、上司の古希祝いを行うこともあります。

古希祝いをするタイミングは?


古希は70歳を祝うものなので、古希祝いも70歳に行うのが基本になります。

年齢の数え方には数え年と満年齢がありますが、古希祝いを始めとした長寿祝いが日本で始まったのは奈良時代と言われており、その当時は数え年で年齢を数えていたため、古希祝いも数え年の70歳に行うのが習わしとなっています。

ただし、現代は満年齢で年齢を数えるのが主流となっていますよね。

そのため、どちらでもよいというのが一般的な認識になりつつあります。

また、古希祝いを行うタイミングについては、満年齢なら70歳となる誕生日、数え年なら70歳となるお正月に行うのがよいとされています。

しかしこれも、必ずそうしなければいけないと決まっているわけではないので、お盆や敬老の日の方が親戚一同集まりやすく都合が良いのであれば、その日にしても全く問題はありません。

古希祝いで押さえておきたいマナー!


せっかくの古希祝いの場を、勘違いなどで盛り下げてしまうのは避けたいですよね。

古希祝いではどのようなことに気を付けるのがよいのでしょうか。

ご祝儀袋を用意しましょう

古希祝いでお金を渡す時は、現金をそのまま渡すのではなくご祝儀袋に入れるようにしましょう。

ご祝儀袋の水引は、赤白もしくは赤銀の蝶結びにします。

古希祝いを始めとした長寿祝いは何度あっても縁起が良いので、結び直しができる蝶結びを選びます。

表書きの上に「祝古希」または「御祝」と記入します。

プレゼントを贈るタイミング

古希祝いの会が行われ、出席するなら、プレゼントは当日に持参してもよいでしょう。

会に出席できない時は、70歳の誕生日かその前日までにプレゼントが届くように手配します。

もし、会の当日や誕生日までにプレゼントが贈れない場合は、事前にその旨を連絡して遅れることを伝えましょう。

その時はお祝いの言葉も必ず添えるようにして下さいね。

古希のテーマカラーは紫

自宅で食事会をする時や、プレゼントを選ぶ時に覚えておきたいのが「紫」です。

長寿祝いではそれぞれテーマカラーがあり、古希祝いの色は紫になります。

紫は位の高い僧侶や貴族しか着ることが許されなかった気品のある色のため、古希を迎える人を敬う気持ちを表すことができます。

テーブルコーディネートを紫で統一し、紫色の花を飾るなど、紫を意識してみましょう。

本人が希望する色がなければ、プレゼントのアイテムにも紫を意識することをおすすめしますよ。

古希祝いを成功させるポイント!


古希祝いは長寿祝いの一つですが、近年の70歳は若々しい方も多く、高齢者扱いされることを好まないケースもあります。

そのため、古希祝いを行う時はお年寄り扱いは避けた雰囲気作りが、成功のポイントとなります。

昔からの風習で古希祝いには紫のちゃんちゃんこを贈りますが、そのまま着用して写真を撮る流れになることは少なくありません。

中にはこのちゃんちゃんこを着るのが嫌だと感じる方もいるようなので、事前に古希を迎える本人に確認しておくのがよいでしょう。

古希祝いにオススメのプレゼント!


古希祝いにプレゼントを贈る場合、どのようなものを選ぶのがよいのでしょうか。

古希祝いにおすすめのプレゼントをご紹介します。

・食事会(食事券やカタログで選べるタイプも可)
・旅行(旅行券やカタログで選べるタイプも可)
・花束
・お菓子
・お酒
・趣味のもの
・身の回り品やファッション小物
・記念アルバム(業者に頼んでも、自分達で作ってもOK)

古希祝いのプレゼントの料金相場はどのくらい?


古希祝いにプレゼントを贈る場合、料金相場はどれくらいなのでしょうか?

古希祝いのプレゼントの料金相場は、古希祝いを迎える人との関係性によって変わります。

古希を迎えるのが両親であれば、プレゼント金額の相場は2~3万円、祖父母や親戚なら1~2万円、知人や友人は5千円くらいと言われています。

ただし、これはプレゼントとして品物を贈る時の相場として考えられており、身内や親戚などを呼んで大規模な食事会や旅行を計画するともっと金額は高くなります。

古希祝いの贈り物として食事会や旅行は人気があるので、実際にはもう少し高くなる可能性があるでしょう。

そもそも古希をお祝いした方がいいの?


両親や祖父母など、身近な人が古希になる時に古希祝いをした方がいいのか、悩んでしまいますよね。

先ほども触れた通り、最近の70歳はとても若いので長寿祝いをされることで、高齢者扱いをされていると感じてしまう場合もあります。

しかし、こればかりは周囲の人でいくら悩んでも、当の本人の気持ちは本人にしか分かりません。

そのため、古希を迎える当人に聞いてみるのが一番でしょう。

まだまだ自分は若いつもりでも、お祝いをしてくれるのは嬉しいと感じているのであれば、古希祝いを行っても嫌な気持ちにならないのでしょうか。

もし、古希祝いのような長寿祝い自体が嫌であれば、風習に倣ったことは行わず、あくまでも誕生日会として集まってもよいかも知れませんね。

何より大切なのは、お祝いされる本人の気持ち。

古希祝いについてどう思うのか、率直に意見を聞いてみるのがよいでしょう。

まとめ

古希祝いは、古希を迎える当人のお子さんやお孫さんが中心になって行うものです。

しかし、誰がするのかについては特に決まりはないので、関係がある人であれば基本的には誰が行ってもよいでしょう。

ただし、身内や親族以外の人が古希祝いを行う場合は、身内や親戚での古希祝いの日程を優先すべきです。

予定が合わない場合は、無理に会食などの場は設けず、お祝いの気持ちを伝えるだけでもよいかも知れませんね。

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