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七夕の笹飾りの意味や願い事が叶う書き方は?

七夕の笹飾りの意味!

笹の葉さらさら、のきばに揺れる お星様きらきら、ぎんぎん砂子

毎年、7月7日が近付くと、この歌を歌いながら笹の葉に短冊を始めとした七夕飾りを付け、織姫と彦星の逢瀬を思い浮かべながら夜空を眺める方も多いのではないかと思います。

誕生日やクリスマスの願いごとでは、ほしいオモチャの名前が多く聞かれますが、七夕に限っては「わるいやつをやっつけるウルトラマンになりたい」「かわいいおひめさまになりたい」など、子供らしい愛らしい願いごとを目にすることが多く、何となく心が温かくなる行事ですよね。

では、七夕のそもそもの由来や七夕に短冊を飾る理由は知っていますか?

「そんなの別に知らなくても七夕は過ごせるよ」と思うかも知れませんが、七夕の以外な由来や意味を知ると「そういうことだったのか!」と新しい発見があると思いますので、よろしかったらお付き合い下さい。

七夕飾りをなぜ笹に飾るの?

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笹は、日本では古来より神事に用いられてきました。

その理由として、笹の持つ生命力や殺菌力に優れた面が邪気を祓うという点で合っていたのだと思われます。

また、笹は真っ直ぐに伸びる性質があることから、その葉がこすれ合う音が天界にいる神様や先祖に届きやすいという意味もあるようです。

願い事が叶う短冊の書き方を教えて!

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短冊に願いごとを書く時、「~できますように」「~になれますように」と言った書き方をしていませんか?

しかしそれでは、願いごとが叶えられる確率は低くなってしまいます。

実は、願いごとが叶う短冊の書き方というのがちゃんとあるのです。

それはずばり「~できる」「~になれる」と断言して書くこと

すなわち、だったらいいな、叶うといいな、ではなく、絶対にこうなる!叶う!と言い切って書くのです。

言葉に記して書くことで、自分自身の意識が変わり、夢が叶いやすくなると言われています。

七夕の由来は?3つの説を解説!

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七夕の発祥は中国だと言われています。

しかし、由来については諸説あり、

1つは天の川を挟んで並ぶ2つの星にちなんだ伝説です。

天の川を挟んで暮らしていた織女と牽牛は、織女の父の計らいで結婚したものの、元は真面目だった2人が結婚を機に毎日天の川のほとりで語らうばかりで全く仕事をしなくなったことで、父に離ればなれにされてしまいます。

しかし離されたことで織女は泣いて暮らすようになり、牽牛も家にこもって農作業を行わなかったことから、それを案じた父によって年に一度、7月7日だけ会うことを許されたというお話。

もう1つは、乞巧奠(きこうでん)という風習に関係した由来です。

乞巧は巧みを乞う、奠には崇める・祀るという意味があり、中国では女性が手芸や裁縫の上達を願って行う行事でした。

日本には奈良時代に伝わったのですが、宮中の女性達は、織女の織る布が美しかったことから7月7日の織女星が輝く夜にお供え物をして機織りや裁縫などが上手になるように願ったそうです。

そして3つ目は、日本古来の風習であった「棚機津女(たなばたつめ)」という信仰が元になった説です。

棚機津女とは、7月6日に天から降りてくる水の神に捧げる布を織るため、水辺の小屋に籠る女性のことを言います。

棚機津女が織った布は神が着る衣であり、水の神が帰る7月7日に供え禊を行うことで厄災を祓ってくれると考えられていました。

さらに、この時期は稲の成長期であったため雨不足とならないように、との雨乞いの側面も持っていたようです。

七夕の由来には諸説あるのですが、現在ではこの3つの説のどれか、もしくはこの3つが合わさったものが日本における七夕の由来の有力説となっています。

なぜ七夕をタナバタと読むようになったのか?

七夕は、元は五節句の一つです。

節句とは季節の節目を指しますが、その中でも重要の日とされていたのが五節句で、雛祭り子供の日なども元は五節句が由来となっている行事です。

節句の文化の発祥である中国では、奇数が重なると陰になるとして縁起がよくないとされ厄払いが行われていました。

7月7日もこれに該当し、さらに避邪(ひじゃ)の儀式が行われていたのが夕方だったことから、七月七日の夕方=七夕(しちせき)と呼ばれていたのですが、棚機津女の信仰と合わさった際に七夕をたなばた、と読むように変わっていったと言われています。

七夕の短冊の意味は?

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奈良時代に中国から乞巧奠が伝わった時、裁縫や手芸の上達を願ったことから糸が供えられていました。

しかし、七夕行事が宮中から庶民へと広がり始めると、高価だった糸は供えられない代わりに紙を切って供えていたのが短冊の始まりだと言われています。

また、七夕が宮中の行事だった頃には、カラドリ(里芋の仲間)の葉に溜まった夜露を集めて墨をすり、その墨を使って梶の葉に文字を書き笹に吊るすと書道の腕が上達すると言われていました。

この風習が、後に江戸時代では、短冊に願いことを書くとその願いが叶うと言われるようになったそうです。

なぜ短冊は五色なの?

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短冊の五色は、中国の陰陽五行説が元となっています。

陰陽五行説とは「木、火、土、金、水の5つの要素が、世の中の根源である」という考えで、木は青、火は赤、土は黄、金は白、水は紫と色が決まっています。

このことから、短冊の色は陰陽五行説にちなんで、五色となっており、色によって意味が違います。

  • 青は人間力を高める
  • 赤は両親や先祖に感謝する
  • 黄は人間関係を大切にする
  • 白は義務や決まりを守る
  • 紫は学業の向上

となっています。

よって、短冊に願いごとを書く時は、この意味に近い色を選ぶのがよいとされています。

まとめ

短冊の色や願いが叶いやすい書き方を子供の時に知っていればなぁ、と思われた方も多いのではないでしょうか。

しかし七夕は子供だけの行事ではありませんので、大人になってからも夢を叶えるべく是非願いごとを「絶対叶う!」という気持ちで書いて、今年の七夕に飾ってみてはいかがでしょうか。

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