鼻の表面や中の痒みの原因と対処法!病気の可能性もあるの?

鼻が痒い原因と症状別の対処法!

手や足が痒い時は、何の躊躇いもなくポリポリと掻けたりしますが、鼻が痒い場合に人前で掻くのはちょっと躊躇ってしまうことはありませんか?

しかし、我慢すればするほどむずむずと痒みが増幅するような気がして、「今すぐ掻きたい!」とイライラしてしまいますよね。

さらに、鼻の表面ならまだしも、鼻の中が痒い時は対処にもの凄く困ります。

でも、そもそもどうして鼻が痒くなるのでしょうか?

そこで今回は、鼻が痒くなる原因と対処法について調べてみました。

目次

鼻の表面が痒い場合の原因は?

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鼻の表面が痒くなってしまう原因には、次のようなものが考えられます。

アレルギー性皮膚炎

鼻が痒い、むずむずする=アレルギー、というイメージを持っている方も多いと思いますが、実際に鼻が痒くなる原因の一つにアレルギーがあります。

花粉やホコリ、ハウスダスト、食品、紫外線、洗剤など、私達の身近にはアレルギーを引き起こすアレルゲンが数多く存在していますが、そのアレルゲンが付着することで痒みが起こります。

脂漏性皮膚炎

私達の顔には、常在菌といって常に顔に住みついている菌がいます。

このように聞くと驚いてしまいますが、常在菌は通常は悪さをするわけではなく、むしろ皮脂などを食べてくれるメリットも多いのですが、汗や皮脂が大量に分泌されるとそれに応じて常在菌も増えるため、痒みや炎症を起こることがあります。

鼻の中が痒い場合の原因は?

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鼻の中が痒くなってしまう原因には、次のようなものが考えられます。

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎とは、花粉やハウスダスト、ダニ、ペットの毛、カビなどのアレルゲンが鼻から体内に侵入した際に、体の防衛反応が過剰に働くことで起こるものです。

私達の体には免疫力が働いており、体に害を及ぼすものが入ってくると、それを追い出そうする力が作用しますが、花粉など、本来は無害である物質にも拒絶反応を示してしまい、鼻の中が痒くなったり鼻水が出たりといった症状が現れます。

血管運動性鼻炎

血管運動性鼻炎とは、発症の原因がはっきりとわかっているわけではないのですが、主に気温差や疲れ、寝不足、飲酒、喫煙、ストレスなどが原因となって自律神経が乱れることにより、鼻の中の痒みや鼻水、くしゃみなどを引き起こすものです。

ドライノーズ

鼻の中が乾燥することで、粘膜の潤いが不足し、細菌やウイルスなどが侵入しやすくなってしまうことで、鼻の中が痒くなってしまいます。

鼻の痒みが治まらない時の一般的な対処法

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鼻の痒みが治まらない時、一般的な対処法として、市販薬を使用するという方法があります。

鼻の痒みに限らず、顔や背中、手、足などが痒い時は、皮膚の痒みや炎症を抑える塗り薬を使う、という方は多いのではないでしょうか。

ただし、市販薬と一口に言っても、症状に合わせてできるだけ余計な成分が含まれていないものを選ぶことが大切です。

例えば、痒みはあるけれど皮膚にただれなどがない場合は、痒みそのものを止める作用のあるヒスタミンが含まれるものを選ぶのがよいですが、痒みにプラスして掻きむしりによって汁などが出ている時は、ヒスタミン+抗生剤が配合されているものがよいでしょう。

炎症を抑える効果のあるステロイドは、できれば使用したくないという方も多いと思いますが、市販薬にはステロイドが入っているものと入っていないものがあるので確認を必ず行うようにしましょう。

なお、鼻の中の痒みについては、皮膚と同様に塗り薬が使えない場合もあるため、必ず薬剤師に相談をするようにしましょう。

鼻の表面が痒い場合の対処法

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鼻の表面が痒い時は、過剰な皮脂による菌の繁殖が考えられるため、洗顔をきちんと行って皮脂やメイクが肌に残らないようにしましょう。

ただし、皮脂には肌を外部の刺激から守るという重要な役割もあるため、根こそぎとってしまうと肌を守ろうとしてさらに多くの皮脂が分泌されてしまうこともあります。

そのため、洗顔はゴシゴシと行うのではなく、毛穴に詰まった汚れを優しく落とすように意識して行うことが大切です。

また、洗顔後は十分に保湿し、肌の乾燥を防ぐようにしましょう。

皮脂が増えるからと乳液をつけない方がいらっしゃいますが、乾燥は進むと「皮脂が足りない」と感じて皮脂の分泌が増えることがあるため、適度に潤いを保つようにして下さい。

なお、アレルギー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎が疑われる場合は、皮膚科を受診して痒みや炎症を抑える薬を処方してもらうのがよいでしょう。

鼻の中が痒い場合の対処法

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鼻の中が痒いと、むずむずと落ち着きがなくなり、イライラや不快な気分になりがちではないでしょうか。

そのような時は、アロマオイルでリラックスをするのがおすすめです。

アロマオイルの中でも、ティーツリーは鼻水や鼻づまり、痒みに有効な成分となっているので、是非試してみましょう。

血管運動性鼻炎の場合は、運動や睡眠などで自律神経の乱れを改善するのが対処法となりますが、その上でもアロマオイルは効果があると言えます。

また、ドライノーズの方も、加湿のためにマスクをする時にアロマオイルを一滴垂らしておくと、鼻通りがよくなって気持ちが落ち着くのでおすすめですよ。

なお、アレルギー性鼻炎が疑われる場合は、アレルゲンの特定をする必要がありますので、早めに病院を受診するようにしましょう。

なかなか鼻のかゆみが治まらない時は病気の可能性はあるの?

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鼻の痒みがなかなか治まらない場合は、鼻前庭炎の可能性があります。

鼻前庭炎とは、鼻の穴のすぐ内側の鼻前庭と呼ばれる部分が炎症を起こしている状態を言います。

鼻水を繰り返しかんだり、鼻毛を抜く、鼻をほじったりすることで、鼻の内側が傷付いてしまい、そこから菌が感染して炎症が起こってしまうものです。

鼻前庭炎を放置していると、やがて炎症部分がただれを起こし、腫れて分泌液が溜まり、鼻せつと呼ばれるおできができてしまいます。

鼻せつができるとかなりの痛みを伴うだけではなく、菌が皮下組織へと感染が広がる恐れがあります。

鼻などの顔の組織は、頭(脳)と近く、繋がっていることから、血栓ができると命に関わることもあります。

また、繰り返し鼻せつができる場合は、糖尿病の可能性があると言われていることから、検査を受けた方がよいでしょう。

長引く鼻の痒みにはどうすればいいの?病院は何科に行けばいいの?

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鼻の痒みが長引いている時は、病院を受診するようにしましょう。

その際、診療を受ける科は皮膚科、または耳鼻科となりますが、アレルギー症状が強く疑われる場合はアレルギー科を受診するのがよいでしょう。

近くにこれらの科がない場合は、内科や小児科(子どもの場合)でもよいですが、腫れや炎症などの症状がないと特に何の治療もされずに帰されることもあるようですので、やはり皮膚科や耳鼻科を選ぶのがよいと思います。

まとめ

鼻が痒いと集中力が削がれて、仕事や勉強にも大きな影響を及ぼします。

また、痒いからといって掻いていると、そこから雑菌が繁殖して症状がさらに悪化することもあるため、鼻に痒みを感じたらできるだけ早く適切な対処を行うようにしましょう。

なお、アレルギーが疑われる場合はセルフケアで症状を改善するのは難しいと思われます。

アレルギーは、症状が軽いうちに治療を始めることで、症状の回復が早くなると言われています。

鼻の痒みが続いてなかなか治らない・・という時は、病院へ行って適切な治療を行うようにしましょう。

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