目の疲れに効果のある食べ物や飲み物の特徴と栄養素!
仕事で毎日パソコンに向かう方はもちろんのこと、スマホでゲームやニュースを読むなど、現代人は目の疲れを感じやすい環境と言われています。
しかしこの目の疲れ、単なる目だけの問題・・というわけではなさそうです。
と言うのも、脳に送られる情報のうち、80~90%は視覚からと言われています。
つまり、何かを“見る”という行動は、脳の疲れと直結しているというわけです。
そのため、何だか疲れがとれない、体がだるい、頭や肩が痛いといった日常生活における諸症状を解決するには、目の疲れを解消することがとても大切と言われています。
目の疲れには、目頭をマッサージしたり温かいタオルを乗せて、血行を促進するのがよいと言われていますが、普段から目の疲れに効果のある食べ物や飲み物を摂ることも、予防や改善のよい方法と言えます。
そこで今回は、目の疲れを解消してくれる働きのある栄養素や、その栄養素が含まれている食べ物や飲み物をご紹介したいと思います。
目の疲れに効果のある食べ物や飲み物を選ぶ時のポイント!
目が疲れる原因はいくつかありますが、特にパソコンやスマホなど至近距離で長時間画面を見ていると、まばたきの回数が少なくなることで目を保護する涙の量が少なくなり、角膜や結膜が傷付くやすくなったり、ピントを合わせるために毛様体筋という目の筋肉が収縮し続けることで、筋肉疲労を起こしやすくなることが挙げられます。
そのため、目の疲れを解消するには目の働きや機能を整えてくれるものや、血行を促進して老廃物を排出する作用のあるものを摂るのがよいと言われています。
目の疲れに効果のある栄養素や食べ物や飲み物の特徴
・アントシアニン
・ルテイン
・ビタミンA
・ビタミンC
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ビタミンE
ポリフェノールの一種であるアントシアニンは、目で物を見る時に欠かせないロドプシンという物質の再合成を活発にする作用があり、昔から目によい栄養素として知られています。
また、ルテインには目を紫外線から守る働きがありますが、加齢とともに減少し体内でも合成されないため、食べ物から摂取する必要があると言われています。
さらに、各種ビタミン類には目の粘膜の保護や修正、老化を防ぐ働きがあると言われています。
目の疲れに効果のある食べ物や食品・食材おすすめ15選!
目の疲れに効果のある食べ物をご紹介します。
毎日パソコンやスマホをよく利用するという方は、目に疲れを感じていなくても積極的に摂るようにしましょう。
ブルーベリー
目の疲れによい食べ物として昔からよく知られているのが、ブルーベリーです。
その理由は、ブルーベリーには多くのアントシアニンが豊富に含まれているから。
ブルーベリーはアントシアニンの量だけではなく、種類も数多く含まれています。
ビルベリー
一般的によく知られているブルーベリーよりも、より多くのアントシアニンを含んでいるのがビルベリーです。
日本では生のまま見掛けることはないので、サプリメントなどで摂るのがよいでしょう。
ぶどう
ブルーベリーやビルベリーにくらべ、比較的安易に摂取できるのがぶどうです。
アントシアニンは赤や紫、青などの色素成分となっているため、摂取する際は皮ごと摂るのがよいと言われています。
黒豆
日本的な食べ物の中でアントシアニンを多く含んでいるのが黒豆です。
黒豆はおせち料理くらいでしか食べない、という方も多いですが、目の疲れを感じやすい方は意識して摂取するのがよいでしょう。
小豆
黒豆よりも手軽に摂取できる小豆にも、アントシアニンが多く含まれています。
しかし、小豆は砂糖と煮て餡にして食べる方も多いため、糖分の摂り過ぎには注意しましょう。
ほうれん草
緑黄色野菜の王様と呼ばれるほうれん草には、ルテインが豊富に含まれています。
また、ほうれん草に多く含まれるβ-カロテンは、体内で必要な分だけビタミンAへと変換されますが、ビタミンAには目の粘膜の保護や修正に役立ちます。
ブロッコリー
ブロッコリーには、ルテインを始め、目の粘膜を作る働きのあるビタミンCや目の粘膜の機能を保つビタミンB2、ビタミンA(β-カロテン)など、目によいと言われている栄養素が多く含まれています。
レバー
レバーは食品の中でもビタミンAを多く含むことで知られています。
ビタミンAは目の粘膜の保護や修正の他に、ロドプシンの再合成にも関わっているため、目の疲れを解消するには意識して摂りたい栄養素と言えます。
卵黄
また、ルテインも含まれています。
卵は摂取しやすい食品ですので、目の健康を保つために摂るように心掛けるとよいでしょう。
うなぎ
夏の疲労回復に欠かせないうなぎには、ビタミンAが多く含まれています。
また、ビタミンB1やビタミンB2、ビタミンEなど、目によいと言われている栄養素も多く含まれています。
にんじん
なぜなら、カロテンはcarrot(にんじん)が語源となっているからです。
β-カロテンは体内にて必要な分だけビタミンAに変換されるため、パソコンやスマホの使用が多い方は意識して摂るのがよいでしょう。
かぼちゃ
かぼちゃにはビタミンA(β-カロテン)やビタミンCが多く含まれています。
ケール
あまり聞き馴染みのないケールですが、健康食品の青汁に多く使われるようになり、その名が知られつつある野菜となっています。
ケールには、ルテインを始め、ビタミンCやビタミンE、β-カロテンなどが多く含まれており、目の疲れを解消する効果が期待できると言われています。
いちご
子どもから大人まで好きな果物に名前を挙げることが多いいちごには、ビタミンCが豊富に含まれており、毎日食べることで目の健康を保つ効果があると言われています。
豚肉
疲労回復効果が期待できるビタミンB1には、筋肉の疲れを解消する働きもあることから、目の疲れをとるにはよい食べ物と言われています。
目の疲れに効果のある飲み物おすすめ5選!
食べ物よりも摂取しやすい飲み物は、手軽に目の疲れを解消できるよい食品と言えるでしょう。
ここでは、目の疲れに効果のある飲み物をご紹介したいと思います。
野菜ジュース
様々な野菜を取り入れた野菜ジュースは、ビタミン類を始めミネラルも多く含まれていることから、ビタミンの吸収や作用を促す効果があると言われています。
オレンジジュース
ビタミンCが多く含まれるオレンジジュースも、目の疲れを解消するのに役立ってくれます。
目薬の木茶
名前からして何だか目の疲れに効果がありそうですが、江戸時代には目薬や洗眼薬として使用されており、目の疲れに効果があると言われています。
菊花茶
お刺身などの付け合せで見掛けることの多い食用菊ですが、この頭上花を乾燥させて飲むのが菊花茶です。
菊花茶は、中国では疲れ目の必需品と言われるほど親しまれているお茶となっています。
水
水を飲むと血液量が増えるため、血行が促進されて老廃物や疲労物質の排出が促され、目の疲れが解消されると言われています。
目の疲れに効果のある食べ物や飲み物おすすめ20選!のまとめ
目の疲れが溜まると、仕事や勉強の作業効率が下がるだけではなく、頭痛や肩こりなどの原因にもなります。
そのため、目の疲れが溜まってから対処をするよりも、普段から目に疲れを溜めないような生活習慣を意識することが大切です。
一時間に5分程度、目を休憩させるのはもちろんのこと、毎日の食事でも目の疲れを解消するように努めてみましょう。
コメント