神吉日の納車は縁起がよいのでしょうか?
納車をするなら時間帯はいつにするのがよいのか、日取りの決め方なども合わせてご紹介します。
そもそも神吉日はどのような日なのか、ご存知ない方も多いかも知れません。
日本では「結婚式は大安に」「友引の葬儀は避ける」など、日の吉凶を占うものでは六曜が特に有名ですが、実は六曜以外にも様々な種類があります。
そこで今回は、神吉日の納車について調べてみました。
神吉日に納車をすると縁起がいいの?
なぜなら、神吉日は吉日だからです。
神吉日はその名の通り、神事に関することに吉とされる日のことです。
お参りや祈願、祭礼など神社で行う行事をするのが特にお勧めですが、吉日のためその他のことでも縁起が良いので、納車もお勧めとなります。
納車の後に交通安全祈願に行く予定があれば、さらに神吉日はお勧めの日と言えるでしょう。
ところで、吉日と聞いて多くの方が思い浮かべるのは、大安ではないでしょうか?
大安は六曜という暦注の一つで、暦注下段という暦注の一つである神吉日とは暦注の種類が異なります。
暦注とは、簡単に言うと暦に掲載される吉凶占いの総称を指すもので、暦注の中に六曜や暦注下段などの種類があります。
暦注下段は六曜よりも歴史の古いものですが、明治時代から六曜が庶民に浸透し始め、昭和になるとほぼ六曜しか使われなくなっていたことから、神吉日は知らない方が多いのかも知れません。
時間帯はいつでもいいの?
神吉日は一日を通じて吉となるので、この時間帯は縁起が悪くなるから避けた方がよい、という時間帯はありません。
そのため、基本的には自分の都合のよいタイミングで納車を行うことができます。
ただし納車は遅い時間に行うのはお勧めできません。
なぜなら、納車時にはカーディーラーの営業担当者(整備担当者が立ち会う場合もあります)と、注文した通りの車種か、傷はないか、部品の付け忘れなどがないかなどを確認します。
そして、納車確認書にサインをしてしまうと、その後に「傷があった」と申告をしても納車後についた傷と判別がつきにくいため、場合によっては無料修理の対象から外れてしまう恐れがあるからです。
暗くなる夕方以降の時間帯の納車では、傷などを見落としてしまう可能性があるので、縁起の良し悪しに関わらず納車は日中の明るい時間に行うことをお勧めします。
納車日の決め方と注意点!
納車日をどのように決めたらよいのか、悩んでいる方もいる方はぜひ参考にしてみて下さいね。
吉日
納車はお祝い事ではありませんが、不動産に次いで高額な買い物となるケースも多いので、「せっかくなら験を担ぎたい」と思う方が多いと言われています。
また、事故が心配な方なら、納車は縁起の良い日にしたいと思いますよね。
カーディーラー側でもこのようなお客様の意図を汲んで、特に指定のない時などはあらかじめ吉日に納車ができるように段取りを行っているところもあるようです。
最短の日
納車日の縁起の良し悪しは気にならず、とにかく一日でも早く納車をして欲しいという希望があれば、カーディーラー側もそのように対処してくれます。
ただし、部品の取り付けや、傷などがないかチェックするため、車が届いてからすぐに納車というわけにはいかないようです。
都合のよい日
平日は会社勤めがある方は、土日に納車を行うことが多いようです。
これとは反対に、平日の方が都合は付く場合は平日の納車ももちろん可能です。
納車準備が終了していれば、できるだけお客様の都合に合わせて納車をしてくれるカーディーラーがほとんどです。
神吉日以外で納車にオススメの縁起のいい吉日は?
神吉日以外で納車にお勧めの縁起の良い吉日はあるのでしょうか?
先ほども触れた通り、暦注には様々な種類があって、それぞれに吉日が存在します。
また、種類によって日の吉凶の決め方が違うので、同じ日に別の暦注の吉日が重なることがあります。
神吉日の場合は特に年間200日もある吉日のため、他の吉日と重なりやすくなっていて、神吉日と他の吉日が重なると縁起の良さが倍増すると言われています。
そこでここでは、神吉日以外で納車にお勧めの吉日をご紹介します。
吉日のみでも縁起が良いですが、神吉日と重なっているとさらに縁起が良いので、日取りを決める時の参考になさってみて下さいね。
大安
六曜という暦注の一つで、最も縁起の良い日になります。
六曜はよく知らないと言う方でも、大安が縁起の良い日であることは知っている場合が多く、日本ではとても有名な吉日と言えます。
大安は終日吉となる日なので、納車のタイミングは都合に合わせることができます。
友引
六曜の吉日の一つで、大安に次いで縁起が良い日になります。
ただし、午前11~午後1時は凶となるので、納車はそれ以外の時間帯で行うのがよいでしょう。
また、友引は本来「共引き」が語源となっていて、勝負がつかない日という意味がありますが、友を引くと書くことから友を轢くとして、納車の日取りにはふさわしくないという方もいます。
友引は吉日のため記載していますが、気になる方は避けた方がよいでしょう。
先勝
六曜の吉日の一つで、先んずればすなわち勝ちという意味から午前が吉、午後は凶となります。
六曜における吉日は午後2時までとなっているので、先勝の日は午後2時までに納車を行えば、縁起が良いということになります。
一粒万倍日
選日という暦注の一つで、一粒の籾(もみ)が万倍に実り稲穂になるという意味があります。
この日に始めたことは後に大きな収穫になると言われているので、特に入籍や結婚式、お金に関すること(宝くじの購入や財布の新調、使い始め、銀行口座の開設など)に向いている日と言われていますが、納車の日取りとしてもよいでしょう。
天赦日
暦注下段の一つで、暦の上の最上の大吉日です。
百神が天に昇り、万物の罪を赦すという意味があり、何をしても上手くいく、成功する日と言われています。
納車を避けた方がいい縁起の悪い凶日は?
縁起を担いで納車をするなら、縁起が悪い凶日は避けた方がよいでしょう。
また、吉日と吉日が重なる日があるように、吉日と凶日が重なる日もあります。
吉日と凶日が重なると、吉日の縁起の良さが半減してしまうので注意が必要です。
ここでは、納車を避けた方がよい凶日をご紹介します。
赤口
六曜の凶日の一つです。
午前11~午後1時のみ吉となりますが、赤という字から血や火を連想させ、刃物による怪我や事故、火事などをイメージすることから、特に納車には不向きな日と言われています。
仏滅
六曜の中で最も縁起が悪い日になります。
仏も滅するほどの凶日という意味があり、この日は葬儀以外は凶となります。
不成就日
選日という暦注の一つで、何も成就しない、成功しない日という意味がある凶日です。
納車も避けた方がよいでしょう。
受死日
暦注下段の一つで、暦の上の最悪の大凶日になります。
葬儀以外は全て大凶となる日で、「死」という文字が入っていることからも、納車は避けた方がよい日となります。
まとめ
神吉日の納車は縁起が良いのでお勧めです。
神吉日は年間200日もある吉日なので、比較的都合がつけやすいのではないかと思います。
神吉日は一日中吉となる日ですが、納車は日が落ちて暗くなる前までに終わらせるのがよいでしょう。
また、他の吉日と重なると縁起がさらに良くなると言われているので、大安や一粒万倍日などと重なる日を納車日に選んでみてはいかがでしょうか。
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