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門松の意味や由来!正月に飾る理由を教えて!

門松の正しい飾り方は?処分の方法はどうしたらいい?

正月に飾る門松には、どのような意味や由来があるのか知っていますか?

ただ何となく飾るのではなく、正月に飾る理由をきちんと知った上で飾りたいという方もいますよね。

そこで今回は、門松について調べてみました。

門松の正しい飾り方や処分の方法などを解説します。



門松の意味や由来


門松が正月に飾られるようになったのは、平安時代の貴族の遊び「小松引き」が由来と言われています。

年が明けた最初の子(ね)の日である初子(はつね)に子どもが野山に入り、根ごと抜いた松を玄関や門の前に飾ったのが始まりとされます。

その後、松は「神様を祀る」や「神様が宿るのを待つ」に通じることから、正月の縁起物として使われるようになりました。

また、私達が目にする門松は松と言いながらも、実際には竹の分量が多く、竹がメインだと思っている人も少なくありません。

門松に竹が使われるようになったのは室町時代からと言われていますが、門松の竹は3本が斜めに切断されているものをよく見かけます。

これは、敗北を喫した徳川家康が相手の武田信玄に「次は斬る」という意味で斜めに切断した竹を送ったことが始まりと言われています。

当時は武家だけではなく庶民も門松を飾る風習がすでにあったことから、関東では同じように3本の竹を斜めに切ったものを松と一緒に飾るようになったそうです。

門松を正月に飾る理由は?


毎年、正月になると歳神様が山から下りて来て、各家庭に幸せをもたらすと言われています。

歳神様は五穀豊穣の神様であり、農耕民族であった日本人にとっては重要な存在でした。

その歳神様をお迎えし、お祀りするのが、そもそもの正月の行事です。

歳神様をお迎えするにあたり準備をするのが正月飾りで、中でも門松は、歳神様が山から下りて来る際の目印となるものと言われています。

なお、歳神様は広い意味で先祖も含むことから、亡くなった家族の霊も一緒に山を下りてやって来ると言われているため、正月にはお盆と同様に先祖供養の意味も含まれています。

また、松は生命力が強いことで知られることから、長寿を願う意味でも飾られています。

いつからいつまで飾ればいいの?


門松は松の内に飾るのが良いでしょう。

松の内とは門松を飾る期間を示す言葉ですが、具体的には12月13日から1月7日(もしくは1月15日)までが松の内となっています。

昔は、12月13日のすす払い(現在の大掃除の元となったもの)を終えた後、事始め(ことはじめ)と言って正月の準備を行っていました。

その際に山から松を取ってきて(松迎えと言います)、門松として家の門や玄関に飾っていたと言われています。

しかし現在は、12月25日のクリスマスが一大イベントとなっているため、正月準備は25日を過ぎてから行う方が多くなっています。

門松を飾るのは必ず12月13日でなければいけないわけではなく、13日以降であればよいので25日を過ぎても問題はありませんが、29日には二重の苦(9)しみとなることから縁起が悪いため、避けた方がよいでしょう。

同様に31日に飾るのは「一夜飾り」と言って、歳神様に失礼にあたるため、こちらも避けた方がよいでしょう。

25日以降に門松を飾るなら、末広がりの八が縁起が良いとされる28日がお勧めです。

正しい飾り方は?


門松は、歳神様が目印とするもののため、家の門前や玄関前に飾りますが、門松は2本を対として飾るのが正しい飾り方になります。



その際、向かって左側が雄松、右側が雌松になるように配置します。

雄松はいわゆる「黒松」と呼ばれるもので、その名の通り枝が黒っぽく、葉が長くて太く、固いのが特徴となっています。

根元に白い葉牡丹が活けてあるので、見た目ですぐにわかります。

一方の雌松は「赤松」と呼ばれるもので、枝が赤茶色っぽい色をしていて、葉が短くて細く、やわらかいのが特徴です。

雌松には赤い葉牡丹が活けてあります。

また、門松の飾り方には「出飾り」と「迎え飾り」の2種類があり、一般的には出飾りを飾ります。

出飾りは、門松の中心の3本の竹の位置が、外側が中の竹、内側が長、短となる飾り方になります。

「独り立ちをして欲しい息子」や「嫁に行ってほしい娘」がいる場合は、願いを込めて出飾りにします。

もう一つの迎え飾りは、主に商売をしている場合に飾る飾り方です。

3本の竹が外側に長、短、内側に中の竹を置くことで、お客様やお金が入ってくるようにとの願いが込められています。

処分の方法はどうしたらいい?


門松は松の内が明けたら処分をします。

処分の方法は、神社に持ち込んでお焚き上げをしてもらうか、地域の火祭りにて焼く方法もあります。

これらはどんど焼きやどんどん焼き、どんと焼き、左義長など、地域によって呼び方が違いますが、多くの場合は小正月に行われます。

門松を始めとした正月飾りを焼いた際に出る煙に乗って、歳神様は山へ帰ると言われており、その煙を浴びたり、火で焼いた餅(鏡餅)を食べると長生きできると言われています。

また、神社に持ち込みができない場合は自宅にて処分することになりますが、一般の家庭ごみとして出すことができます。

できるだけ細かく分解した後、塩やお酒で清め、半紙などの紙に包んでから新聞紙に包み、他のごみと一緒に袋に入れて捨てましょう。

ただし、大きい門松の場合は粗大ごみとして扱われるケースもあるため、お住まいの地域のルールにのっとって処分するようにして下さい。

関東と関西で門松が違う?


関西から関東へ、もしくは関東から関西へ行くと、門松の違いに驚かれる方が少なくないようです。

関東の門松は縦に長く、飾りもシンプルなものが多いのに対し、関西の門松は横に大きく、飾りも関東の門松に比べて多く付いています。

上記で雄松と雌松の違いに葉牡丹の色を記載しましたが、そもそも関東の門松には葉牡丹が使われていないものが多く、葉牡丹の色で雄松と雌松を区別しません。

しかし、関西の門松では葉牡丹が使われています。

また、関東と関西では門松を撤収する日も違います。

これは、門松を飾る期間である松の内が関東では1月7日、関西では1月15日と、異なるためです。

元々は関東も1月15日までを松の内としていましたが、江戸時代に三代目将軍の家光が亡くなった際、4月20日が命日だったことから1月20日が月命日となったことから、松の内の日付が変更されました。

1月20日は鏡開きのため、月命日と重なると縁起が悪いので、鏡開きを1月11日変更したため、松の内はその前に明ける必要が出てきたのです。

その結果、松の内が1月7日となり、関東では門松は1月7日までしか飾られないようになりました。

一方で関西は、江戸幕府の影響をそれほど受けてはいなかったため、それまで通り松の内は1月15日までとなっています。

まとめ

門松は、歳神様が山から下りてやって来る時の目印となるものです。

松は昔から神様が宿る神聖な木とされ、「神様を祀る」や「神様を待つ」に通じていると言われています。

門松は松の内に飾られますが、関東と関西では期間が異なるため注意しましょう。

また、飾り終えた門松は小正月に行われる神社のお焚き上げや地域の火祭りにて処分します。

これらはどんど焼きやどんと焼き、左義長などを呼ばれていますが、地域によっては必ずしも小正月に行われているわけではないため、事前に確認をしておくのがよいでしょう。



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