お正月飾りとして今でも使っている人が多いしめ縄ですが、実はこのしめ縄は自分で手作りすることもできるんです。
今回はこのしめ縄を手作りする方法やしめ縄が売っている場所についてなど、しめ縄について気になる情報をすべて網羅していきます。
また、しめ縄を飾る場所や飾り方、そしてその期間について詳しく解説して参ります。
しめ縄を手作りする方法
しめ縄を手作りする方法は色々と紹介されていますが、動画で紹介しているのは「真菰を使ったしめ縄づくり」となります。
真菰を使わないしめ縄作りとしては「全部が紙!お正月のしめ縄リース飾りの作り方(https://www.youtube.com/watch?v=_xaoCqy1ku4)」といった動画もありますので、どちらを参考にするのかはその人次第となるでしょう。
こちらで用意するのはのり・ピンセット・両面折り紙・タント紙・クラフトパンチ・紙紐となっております。
このように動画でいくらでも紹介されていますので、色々と見比べて気に入ったモノを作るのが最も簡単な探し方となるでしょう。
しめ縄が売っている販売場所は?
しめ縄が売っている場所はかなり幅広くそれこそ神社といった連想できそうな場所から、スーパーやホームセンターという良く行く場所、そして100均やコンビニにも売られています。
はっきり言ってどこでも購入できるので立ち寄ることが多い場所で購入するといいでしょう。
買い物に行かずネット通販が中心という人は、Amazonや楽天という大手通販サイトならば普通に取り扱いしていますのでそちらで購入するという方法もあります。
しめ縄の意味や由来
しめ縄とは神聖な場所と現世を隔てるために用いる特殊な縄です。
一種の結界的な作用があると古来より信じられてきた縄でもあります。
その由来は日本神話にさかのぼり、天岩戸に二度と天照大神が入れないようにするために太玉命がしめ縄を用いて戸を塞いだという逸話からきているようです。
このしめ縄という言葉は漢字で書くと注連縄となりますが、中国語で「注連」は死霊が入ってこないようにするために清められた特殊な縄という意味なので漢字は中国由来であるという意見が多数あります。
万葉集ではしめ縄は「標縄(しめなは)」と記載されていたという情報もありますので、日本人にとっても使い勝手のよい注連縄という表現に途中から取って代わったのでしょう。
ちなみに、しめ縄とセットで用いられる紙垂には神様の降臨を意味しており、裏白は清廉潔白を表しており、橙は代々栄えるようにという願いが込められています。
譲り葉は家系を譲って絶やさずことがないようにという願いが込められているのです。
しめ縄の飾る場所
注連縄には神域と現世を隔てる結界や境目として用いることになります。
お正月には歳神様を家の中に招く必要がある、つまり家の中や神棚を神聖な空間にする必要があるため、玄関や神棚や鏡餅がある部屋のドアに飾るのが基本となっています。
別の場所では厄除けの意味を込めて台所や水回りを中心にしめ縄を飾るケースもあります。
一昔前までは車にも飾るのが一般的だったのですが、現代日本ではそれが激減して飾っている人はほとんどいなくなりました。
その理由はいくつか予想されていますが、最も大きいのが車に対する憧れが非常に低下してしまったことと、車のデザインにこのお正月飾りが似合わないモノが増えてきてしまったことが納得できる意見となっています。
しめ縄の飾り方は?
しめ縄の飾り方として最も有名なのが神様からみたときに元の太い部分が左側にくるように飾ることでしょう。
古来より左を神聖で右が日常と考えられてきたので、その考え方が今でも残っているのです。
そのルールを踏まえた上で、神棚や玄関や神棚があるドアに飾るようにしましょう。
方角などのルールは地方や地域によって異なることが多いので、そちらは自分で確認する必要があります。
また、長い釘で打ち付けるのはNGという意見もありますので、竹ひごなどを使って上からつるすようにするといいでしょう。
しめ縄はいつからいつまで飾る?
お正月に用いられる様な注連飾りは12月13日の煤払いが終わったタイミングから1月7日までというのが一般的です。
ただし、関西では松の内が終わるのは1月15日となっているので、注連飾りが使われる期間もそれだけ長くなります。
また、大掃除が終わり歳神様が迎えいれられるようになっていないと飾ってはいけないので、大掃除が終わったタイミングで飾るのが理想と言えるでしょう。
ただし、29日は「二重苦」という悪い言葉に繋がるからNGとされていますし、31日は一夜飾りという神様に失礼な行動と見なされるのでNGとされています。
なので、一般的には12月28日が大掃除をして歳神様を迎え入れる最後の日とされているので、その日にお正月飾りの一つとして注連飾りを用いることになるでしょう。
これがしめ縄となると話が別で、痛むまで何年も同じしめ縄を使っても問題ないとされているのです。
注連飾りはあくまでもお正月に飾る正月飾りの一つですが、しめ縄は神社で用いるように神聖な場所を守るために外すことはないのです。
ただし、交換時期は松の内となっているのでお正月飾りを用意するついでにしめ縄も新しくしましょう。
しめ縄の処分方法
地元で行われている左義長やどんど焼きと呼ばれているお焚き上げイベントで焼いてもらうことが古くなったお正月飾りやしめ縄の処分としては理想となっています。
しかし、このどんど焼きは地方によってやらなくなってしまうこともありますので、参加そのものが難しくなってしまったという意見も増えています。
そんな人達は神社やお寺で定期的に行っているお焚き上げところなら、しめ縄やお正月飾りを受け取ってくれますので、引き取ってもらうようにしましょう。
お寺や神社にも行けないという人は感謝の気持ちを込めてお正月飾りを外しつつ、塩やお酒でしっかりと清めてから布や新聞紙などで包んでゴミとして出すようにしてください。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回はしめ縄の種類や処分方法などを含めた様々な情報をまとめて参りました。
しめ縄は西日本と東日本では一般的に用いられる種類が異なっているので、転勤で東日本と西日本を移動したという人はちょっとした違いに驚くでしょう。
また、しめ縄を含めたお正月飾りの地方ルールも違いがある可能性がありますので、どのようにお正月のお祝いをしているのか、引っ越しをした人は確認した方がいいと思います。
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