厄払いのお金を入れる封筒の種類は?どこで購入できるの?

厄払いのお金を入れる封筒の種類はどれなのでしょうか。

また、厄払いで渡すお金を入れる封筒はどこで購入できるのか、知りたい方も多いでしょう。

厄払いで渡すお金を入れる封筒は、一般的にのし袋と呼ばれます。

のし袋には種類があるのですが、厄払いをする時はどれを選ぶのがよいか、どこで買えるのかよく分からないという方もいますよね。

そこで今回は、厄払いで渡すお金を入れる封筒の種類や購入先を調べてみました。

目次

厄払いで渡すお金を入れる封筒の種類


厄払いで渡すお金を入れる封筒の種類をご紹介します。

先ほども触れましたが、厄払いで渡すお金を入れる封筒はのし袋と呼ばれています。

のし袋とは本来はのし(熨斗)を呼ばれる飾りが封筒の右上についたものを指し、お祝い事に用いられます。

一方で、のしがつかず、弔事(葬儀や法事など)に用いられる不祝儀袋もあり、一般的には不祝儀袋のことものし袋と呼んでいます。

厄払いはお祝い事ではありませんが、不祝儀袋を使うのは間違いです。

神社という場所柄、不祝儀袋を選ぶ方も多いのですが、厄払いで渡すお金を入れる封筒はお祝い用ののし袋(ご祝儀袋と言います)を選びましょう。

なお、ご祝儀袋と不祝儀袋はのしの有無だけではなく、水引の色が異なります。

不祝儀袋の水引は黒白や双銀、ご祝儀袋の水引は赤白や赤金になりますよ。

さらに、水引には意味があり、厄払いでは蝶々結び(花結び)を選ぶのがよいと言われていますよ。

蝶々結びの結び目は解けやすいことから、一度だけではなく二度、三度とあると喜ばしいお祝い事に用いられます。

厄払いは厄年のたびに行う方も多いので、水引は蝶々結びのものを選ぶのがよいでしょう。

水引は本数によって違いがあり、5本を基本として3本は簡易版、7本は豪華版となります。

10本の水引は5本×2の意味で、主に婚姻関係に用いられるので厄払いには不向きとなります。

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封筒はどこで購入することができる?


封筒はどこで購入することができるのでしょうか。

厄払いで渡すお金を入れる封筒は、簡易的なものであればコンビニやスーパーの文具コーナーに売っています。

厄払いの当日にのし袋の用意をしていなかったことに気付いても、24時間営業のコンビニにあれば安心ですよね。

また、簡易的なのし袋ではなく、水引が豪華でしっかりとしたものを選びたい時は、文具専門店に行くと様々な種類が売られていますよ。

ただし、水引の豪華さは一般的には包む金額に比例すると言われています。

厄払いの場合は初穂料として包む金額がそこまで大きいわけではないので(全国の相場では5,000~10,000円)、簡易的なのし袋を選ぶのがよいでしょう。

豪華な水引が掛かったのし袋を使うと、それだけ包んでいるお金も大きいと解釈されてしまうので、見た目だけ豪華にならないようにバランスを考えることも大切です。

厄払いのお金を入れる封筒の書き方は?

お金を入れる封筒の書き方を調べてみました。

簡易的なのし袋では中袋がなく、外袋のみの場合もあります。

ここでは、中袋と外袋があるのし袋と、中袋がないのし袋の書き方も併せてご紹介していきます。

表書き


中袋があるタイプののし袋の場合は外袋の意味になります。

水引よりも上の真ん中に「初穂料」もしくは「御初穂料」と書き、水引よりも下の真ん中には厄払いを受ける人の名前をフルネームで書きましょう。

中袋がないのし袋も、書き方は同じになります。

中袋


中袋の表面の真ん中に、包む金額を記入します。

この時、旧漢数字を使うのが正しいマナーになりますよ。

3,000円なら参阡圓、5,000円は伍阡圓、10,000円は壱萬圓になります。

金額の上に「金」をつけた方が丁寧になりますが、100,000円以下の金額の場合はつけなくても大丈夫だそうです。

裏面


外袋がある場合、中袋の裏面の左下に住所を書きます。

外袋がない場合は、裏面の左下のやや上側に包む金額を入れ、その隣に住所を書きましょう。

この時も金額は旧漢数字を使って下さい。

旧漢数字を使うのは、後から金額を変えられないようにするため、という側面もあるようです。

なお、中袋、外袋に限らず、厄払いで渡すお金を入れる封筒に記入する時は、毛筆または筆ペンを使うようにして下さいね。

ボールペンや万年筆を使うのはマナー違反となるので注意しましょう。

お金の入れ方はどうしたらいい?


お金の入れ方はどうしたらいいのでしょうか?

厄払いで渡すお金を入れる封筒にお金を入れる時は、お札に描かれている自分の顔が上になるようにします。

これは中袋のある封筒でも、中袋のない封筒でも同じになりますよ。

封を開けてお札を引っ張り出した時に、最初に人物の顔が見える向きが正解になります。

お札が裏になっていたり、人物が描かれているのと反対の側が上になっているのは間違った入れ方になります。

新札を用意しなければならない?


新札を用意しなければならないのでしょうか?

お祝い事でお金を包む時は、「前から用意していましたよ」という気持ちを伝えるために、新札を入れるのがマナーと言われていますよね。

それでは、厄払いの場合も新札を用意しなければならないのか気になります。

厄払いはお祝い事ではないものの、そもそも厄払いで納める初穂料は神様への感謝の気持ちをお供えするものです。

そのため、お祝い事と同様に新札を入れるのが丁寧であると考えられています。

手元に新札がない場合は、銀行や郵便局の窓口で古いお札と交換してもらうことができますよ。

ただし、枚数や金額によっては手数料が必要となることもあるようです。

どうしても新札が用意できなかった時は、古いお札でも問題はないようですが、汚れたものや破れたものは入れないようにしましょう。

なお、古いお札にアイロンをかけたり、霧吹きで水を吹きかけて水分を軽く拭き取った後、クリアファイルに挟めて上から辞書など重しをすると、新札のように綺麗になるそうです。

お札なので慎重に扱う必要がありますが、やむを得ない時は試してみてもよいかも知れませんね。

厄払いの初穂料を渡すタイミングはいつ?


初穂料を渡すタイミングがいつなのでしょうか?

初穂料は厄払いの祈祷を受ける前、社務所に祈祷の申し込みをする時に渡すのが一般的です。

厄払いは多くの神社で事前予約の必要がありませんが(事前予約が必要な神社もあります)、祈祷の中で名前を読み上げることがあるので、必ず申し込み書の記載を行います。

その時に初穂料も一緒に渡すのが、厄払いを行うまでの流れになりますよ。

ただし、神社によっては厄払いの祈祷が終わった後に初穂料を納めたり、社務所ではなく受付を専門に設けて、そこで初穂料の受け渡しを行うケースもあるようです。

厄払いが1月1日から節分までの期間に行うのが昔ながらの風習となっており、その期間は特に予約や申し込みが混み合うことが多いため、そのような対処をしている神社もあるようですね。

まとめ

厄払いで渡すお金を入れる封筒の種類や、どこで購入できるのか調べてみました。

厄払いで渡すお金を入れる封筒はのし袋と呼ばれていますが、のし袋にはいくつか種類があり、厄払いに合ったものを選ぶことが大切です。

厄払いの時に選ぶのし袋は、のしがついているご祝儀袋で蝶々結びの赤白の水引が掛かっているものになります。

簡易的なのし袋なら、コンビニやスーパーで手軽に購入することができ、厄払いの時に用いることもできるので、用意しておくとよいでしょう。

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