夏バテには茶粥がおすすめ!その作り方や効果と「おかず」

美味しい茶粥の作り方やレシピも!

夏バテ気味の時、さらっと食べられるお粥は重宝しますよね。

今年はそんなお粥のラインナップに、茶粥を加えてみるのはどうでしょうか。

茶粥は全国的に知名度が低いですが、一部の地域では栄養価や食べやすさなどから、古くから親しまれています。

おいしい上に体にもよいなら、知らないままなのは何だかもったいない気がしませんか。

そこで今回は、茶粥について調べてみました。

茶粥効果作り方の他、茶粥に合うおかずやお勧めのレシピなどをご紹介したいと思います。

目次

茶粥って何?カロリーは?


茶粥は近畿地方の一部、主に奈良県や和歌山県で食べられているもの。

それらの地域では「おかいさん」と呼ばれ、とても親しまれている食べ物です。

「茶粥」と書くように、お湯ではなくお茶で作るお粥を全般的に言いますが、主にほうじ茶や番茶を使って作るのが茶粥とされています。

なお、茶粥はお粥に比べてお茶に含まれる成分があるので、栄養可が高く、体調が優れない時などの栄養食として摂取する方が増えています。

さらに、茶粥のカロリーは一膳あたり124㎉と低カロリー(参考元:茶粥のカロリー/カロリーSlism)であることから、最近はダイエットフードとして女性を中心に人気となっています。

このような背景から、茶粥は近畿地方のみならず関東など他の地域でも、メニューとして出しているお店も増えており、今度ますますその人気が全国に広がっていくことが予想されています。

茶粥の効果は?

①体を温める

熱いお茶を掛けて頂く茶粥は、保温性があり体を温める効果があります。

体が温まると血液の流れがよくなり、代謝がアップすることからダイエットに効果があると言われています。

また、冷え症の予防や改善にも効果があると言われています。

②便秘解消

茶粥はたっぷりと水分を含んでいるので、大腸まで水分が届いて硬くなった便をやわらかくして、お通じの改善に効果があると言われています。

③虫歯や口臭予防

お茶に含まれるカテキンには殺菌作用があり、虫歯や口臭の予防に効果があると言われています。

④夏バテにも効果があり

夏バテをすると食べ物が喉を通りにくくなってしまいますが、そうめんばかりだと味にも飽きてしまいますし、栄養の偏りも気になりますよね。

そのような時にお勧めなのが茶粥です。

茶粥は冷たいお茶でもおいしく頂けますし、お茶に含まれている栄養を摂ることができます。

⑤美肌効果

茶粥はお粥と同様に消化のよい食べ物なので、胃腸に負担を掛けません。

消化にエネルギーを使い過ぎてしまうと、肌の調子が落ちてしまうことがありますが、茶粥はむしろ内臓を休ませることで肌の調子を整える効果があると言われています。

茶粥の作り方


一般的な茶粥の作り方をご紹介します。

用意するもの

・ご飯(お茶碗1.5杯程度)

・ほうじ茶葉(大さじ3)

・水(3カップ)

作り方

ザルにご飯を入れ、ご飯粒を潰さないように注意をしながら水で洗い、ぬめりをとります。

鍋に水を入れ、ガーゼやパックなどに包んだほうじ茶葉を入れて煮出します。

そこにご飯を入れ、吹きこぼれないように蓋を少しずらした状態で、弱火で20分ほど炊きます。

火を止めて茶葉を取り、蓋をしたらそのまま10分ほど蒸らして完成です。

茶粥におすすめのお茶は?ほうじ茶・番茶・緑茶・麦茶どれがいい?


茶粥と言ったら、ほうじ茶や番茶で作るのが一般的です。

しかし、本場の近畿地方以外で茶粥を食べられるお店では、ほうじ茶と番茶にこだわるのではなく、緑茶などお好みのお茶でアレンジをしている場合も多いようです。

ほうじ茶、番茶、緑茶とそれぞれ味わいが異なりますし、含まれている栄養も違うので、その日の気分や体調に合わせてお茶を選んでみるのも楽しいかも知れませんね。

また、茶粥は温かいお茶で作りますが、気温の高い日だと熱いものを摂るのは避けたい・・という時もありますよね。

そのような場合は、近畿地方では冷たくしたほうじ茶や番茶を使って茶粥を作ることもあるそうです。

さらに夏と言えば麦茶が欠かせませんが、麦茶で茶粥を作ってもOK。

もちろん、冷やし緑茶の茶粥もお勧めです。

このように、茶粥は決まったお茶で食べるのではなく、自分の好みなどに合わせて頂いて構いません。

茶粥に合う「おかず」は?


基本的にはお粥に合うものであれば、何でも茶粥にも合いますが、茶粥の本場が近畿地方だと言うことを考えると、和歌山県の名産の紀州梅や、奈良県名産の奈良漬けは言わずとも知れた茶粥のお供と言えます。

また、和歌山では一般的に食べられている金山寺味噌の他、漬物、塩昆布、あられ、海苔の佃煮などもお勧めです。

さらに、焼きねぎ、しらす、キムチなども茶粥と相性がよいので、色々な味を楽しみたい方はおかずにこだわってみるとよいかも知れませんね。

茶粥とお粥の違いは?


茶粥とお粥の大きな違いは、お茶で煮るか水(お湯)で煮るかになります。

一般的にお粥を作る時は水でお米を煮てお粥を作りますが、お茶にはそのものに味があるので、お粥に比べて深みのある味わいを楽しむことができます。

また、お茶には水にはないビタミンやミネラルが含まれているので、茶粥の方が栄養価が高くなります。

加えて、茶粥は選ぶお茶によって気軽に味を変えることもできますよね。

ほうじ茶、番茶、緑茶、麦茶など、お茶の種類によって好みの味を選ぶことができるので、お粥に比べて食べ飽きしにくいのもメリットと言えるでしょう。

茶粥のレシピおすすめ3選!

茶粥はおかずを選べる楽しさだけではなく、茶粥自体に変化を持たせることで、また違う味わいを楽しむことができます。

ここでは、基本の茶粥にアレンジを加えた、お勧めの茶粥のレシピをご紹介したいと思います。

とっても簡単*芋茶粥


鍋にお湯を沸かし、パックの茶葉を入れてほうじ茶を煮出していきます。

そこに洗ったお米を入れて強火でぐらぐらと煮立たせます。

蓋はせず、吹きこぼれないように注意をして下さい。

お米と一緒に、皮を剥いて食べやすい大きさにカットしたさつまいも入れて煮込みましょう。

水が多いとさらさらのお粥ができます。

後は好みの固さになるまで煮たら、塩を入れて味を調えて完成です。

余熱でお米がやわらかくなるので、少し固めで火を止めるとよいでしょう。

なお、蓋をしてしまうとお米が溶けてドロドロになってしまうので注意して下さい。

参考URL: https://cookpad.com/recipe/493987

ぷちぷちもちもち雑穀の茶粥


出汁パックに入れたほうじ茶葉を沸かし、沸騰したらそこに雑穀を入れ、蓋をせず中~強火で17~8分加熱します。

煮ている時にかき混ぜすぎると、サラサラじゃなくなるので注意して下さい。

そのままでも、冷やして食べても美味しいです。

参考URL: https://cookpad.com/recipe/2335879

黒豆茶の茶がゆ


洗ったお米を炊飯器に入れ、黒豆茶の出がらしと水、塩を入れて炊飯器のスイッチを押します。

全粥、五分粥など、お好みに合わせて炊飯して下さい。

参考URL: https://cookpad.com/recipe/2662545

まとめ

茶粥は、近畿地方以外では今のところあまり知られた食べ物ではありませんが、お粥よりも栄養成分が多く含まれていることから、夏バテ時の食事やダイエットのメニューとして活用することができます。

また、お茶の種類を選んだり、おかずと組み合わせることで数多くの楽しみ方ができるので、毎日の食事にも手軽に摂り入れることができるでしょう。

ただし、茶粥を作る時には塩を使うため、おかずも含めて塩分の過剰摂取にならないよう、注意をすることも必要です。

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