HOME

二百十日と二百二十日とは?2020年はいつ?意味や由来を教えて!

二百十日や二百二十日は台風シーズン!

二百十日、二百二十日と聞いて、すぐにピンと来る人はいないのではないでしょうか。

しかし、この言葉は農業に従事していた人が大半だった昔の日本にとっては、重要な意味を持っていました。

そこで今回は、二百十日、二百二十日について調べてみました。

二百十日、二百二十日の由来や、台風との関係をご紹介したいと思います。



二百十日や二百二十日とは?読み方は?


二百十日、二百二十日は雑節の一つです。

それぞれ、「にひゃくとおか」「にひゃくはつか」と読みます。

赤ちゃんが生まれて百日目にはお食い初めをしたり、半年を過ぎるとハーフバースディーなんかをしてお祝いするため、生後210日と220日も何かするの?と思ってしまう方がいるかも知れませんが、これらに赤ちゃんは関係ありません。

2020年の二百十日や二百二十日はいつ?


2020年の二百十日は8月31日、二百二十日は9月10日となっています。

これはそれぞれ、立春から数えて210日目(正確には立春を1日目とするため、209日後になります)、220日目(同様に219日後になります)にあたる日になります。

記事タイトル:国立天文台 令和元年(2020年)暦要項
参考URL: https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2020/rekiyou202.html

二百十日や二百二十日の意味や由来


雑節とは、季節を表す名称のことを言います。

中国、そして日本では昔、月の満ち欠けによって一年を決める太陰暦が暦として採用されていましたが、月は29.5日周期で新月と満月を繰り返すため、一年で11日ほど差が生じてしまいます。(現在使用されている太陽暦と比べた場合)

そのため、二年、三年と月日が重なるにつれ、暦と季節感にズレが生じてしまうのですが、このズレを修正するために作られたのが二十四節気と七十二候になります。

二十四節気は、立春や夏至、秋分など聞き馴染みのある方も多い、季節の名称です。

しかし、二十四節気が作られたのが中国のため、日本ではそもそもの気候などが異なり、季節感が正確にわかるわけではありませんでした。

そして、二十四節気を補う形で作られたのが雑節です。

雑節は二十四節気とは異なり、日本で作られたもののため、日本独自の気候や季節に合わせることができ、ズレをより細かく修正することができます。

そもそも、なぜこのようなことが必要だったかと言うと、昔は農業に従事している人が多かったため、季節を知ることは農作業の目安になるからです。

種まきや田植えの時期、収穫の時期などを見極めるには季節を先読みする必要がありますよね。

それが暦だけでは十分ではなかったことから、二十四節気よりも細かく季節を分けた七十二候や雑節が、季節を知るために大いに役立ったと言われています。

二百十日や二百二十日は「台風シーズン」農家にとって厄日や荒れ日!


二百十日、二百二十日が雑節だと言うことはわかりましたが、それではどうしてこのような日を設けたのか、その理由を知りたいですよね。



二百十日は立春から210日後、二百二十日は立春から220日後を指しますが、この時期は春に植えた稲が大きく実をつける一方で、台風が多いとされることから農作業に関わる人にとっては厄日とされてきました。

昔は今のように台風をあらかじめ予測することは不可能だったため、せっかく育った稲が強風や大雨でダメになってしまうことがあったのです。

そのため、警戒する意味を込めて、二百十日と二百二十日を雑節にし、油断をすることなくその日に備えていたと言われています。

なお、このような農家にとっての厄日は、二百十日と二百二十日だけではなく、八朔(旧暦の8月1日のこと)もあります。

二百十日と二百二十日、それに八朔を合わせて三大厄日として、農家の人は特に気を揉んでいたと言われていますが、現在は八朔が厄日であることはほとんど忘れ去られているようです。

しかし、二百十日と二百二十日については、今の天気のニュースなどで話題として取り上げられることがあります。

参照元の記事タイトル:三大厄日の一つ!二百十日とは
参考URL: http://weathernews.jp/s/topics/201608/290105/

二百十日や二百二十日の風習は?


台風で成長した稲や農作物を倒されないように、風を鎮めるための風祭りが日本各地に風習として残っています。

中でも、日本海側の強い風が吹くことが多い富山県では、「おわら風の盆」は全国的に有名な風祭りの一つです。

豊作祈願に盆踊りが合わさり、編み笠をかぶった男女が「越中おわら節」に合わせて街中を踊り歩きます。

これには、風の神である風神を踊りながら、外へ追いやってしまおうという意味があるそうです。

また、奈良県生駒郡にある龍田神社では、日本最古である風鎮大祭が行われます。

風鎮大祭は、日本書記にも記されており、それによると675年にはすでに行われていたとされています。

現在も、午前中に神事が行われ、午後からは居合剣詩舞道奉納、風神太鼓奉納、河内音頭など、数多くのイベントが開催されています。

この他にも、中部や北陸では、鎌が風による災害を鎮めてくれると考えられており、屋根や軒先に鎌を吊るしたり、竹竿に鎌をつけて立てかけたりしているようです。

9月1日は「防災の日」


日本は地震が多い国として知られていますが、近年は地震以外にも猛暑や大雨・洪水などの自然災害が増えていますよね。

そのため、日ごろから避難経路を確認したり、防災グッズを購入する人が増え、防災の意識が高まっていると言われています。

1960年(昭和35年)には、関東大震災に由来した防災の日が内閣の閣議了解によって制定され、以後9月1日は日ごろより一層、防災の意識が高くなる日となっています。

また、1982年からは9月1日の防災の日を含む一週間(8月30日から9月5日)を防災週間と定め、全国各地で様々な催し物やイベントが開かれています。

偶然とはいえ、二百十日も9月1日前後になることが多いことから、台風や大雨などの災害に十分注意をし、今一度この時期には災害への備えを再確認してみてはいかがでしょうか。

参照元の記事タイトル:なるほど統計学園
参考URL: https://www.stat.go.jp/naruhodo/c3d0901.html

まとめ

二百十日、二百二十日は雑節の一つで、それぞれが立春から210日目、220日目となっています。

この時期は、台風が多いことから、農業に従事する人にとっては厄日とされていて、この他に八朔も合わせて三大厄日と呼ばれていました。

なお、それは今現在でも、二百十日は9月1日の防災の日と重なる部分もあり、災害への備えを改めて確認する重要な日と位置付けられています。



コメント

タイトルとURLをコピーしました