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3月の満月ワームムーン2023年はいつ?意味や由来は?

ワームムーン3月の満月2023年はいつ?見える方角や時間は?3月の月の呼び名は他にもある?

月は私達にとって昔からとても身近な存在で、季節を把握する際にも月が用いられていたと言われています。

その中の一つにワームムーンがあるのですが、ワームムーンとは一体いつの月を表す呼び名かご存知でしょうか。

名前自体を初めて聞いたという方も多いと思いますが、調べてみると「なるほど」と頷ける理由がありました。

そこで今回は、3月の満月ワームムーンについて詳しくご紹介したいと思います。

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3月の満月ワームムーン2023年はいつ見れる?

2023年のワームムーンは3月7日となります。

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なお、太陰暦が使われていた頃は、月は新月から数えて15日目に満月になり、29.5日目に再び新月に戻ると考えられていました。

そのため、満月=15日目の月という認識を持っていたのですが、実は満月の周期は新月から数えて13~15日の間のため、必ず15日目に満月となるわけではありません。

例えば、日本では旧暦の8月15日を中秋の名月としているので、その日は満月だと思っている方が多いのですが、2023年については、中秋の名月が9月29日(旧暦の8月15日を新暦に換算した日付)なのに対し、実際に満月になるのは9月29日と同日となっています。

ワームムーンの見える方角や時間は?


ワームムーンに限らず、満月は太陽のちょうど反対側に見えるのが常のため、日没(太陽が西に沈む頃)、満月はそれとは反対の東の空に見えます。

そして、夜中に向けて南の空へと移動し、明け方に西の空に見えてやがて消えていきます(実際に消えているわけではなく、地球の反対側に出ているという意味ですが)。

2023年の場合も、3月7日の満月(ワームムーン)は最初は東の空に見えます。

この日の東京の月の出は17時24分、月の入りは6時06分(翌日の8日)となっているので、天気が良ければ一晩中ワームムーンを見ることができるでしょう。

なお、満月が最も大きく見えるのは21時40分となっているので、写真撮影などを予定している方はその時間帯に空を眺めてみるのがよいでしょう。

ワームムーンとは?


ワームムーンとは、3月の満月の呼び名です。

日本でも3月になると春らしい日が増え、それまで冬ごもりしていた虫が地中から地表へと出てきますが、ワームムーンと名付けたアメリカ北部の先住民族にとっても、3月は春の陽気を感じさせる時期です。

そのため、虫が這っている様子を3月の満月の呼び名にすることで、人々は季節を感じ取っていたようです。

3月の月は他にも呼び名がある?


3月に見える満月には、ワームムーンの呼び名以外にも、季節にちなんだ呼び名が数多くあります。

クラストムーン

日中の気温の高さに溶けた雪が、夜になって再び表面が固くなった状態を表現した言葉(crust)を用いた呼び名です。

デスムーン

四季を人に例えた時、冬が終わって春が来る季節は死んで生まれ変わるという考え方から。

スリーピームーン

春のうららかな陽気に、あくびが出たり眠気が強くなる時期のため。

実際にワームムーンを見た人の感想

「ワームムーン。ウルフムーンとかに比べたらいまいちな名称な気もしますが、日本と同じく海外でも3月に入り温かい日が続くと、地中から虫が出てくることを季節感として感じているのがいいなと思います。今日はそんなワームムーン、3月の満月を眺めてみました」
「3月の満月はワームムーンと言うらしい。撮影をしたらいつもより迫力のある写真が撮れました。本当にまん丸で綺麗でした!」

その他の珍しい月の名前


月にはワームムーン以外にも様々な呼び名があります。

聞きなれているものもあれば今回初めて聞くものもあるかも知れませんが、ここでは月の呼び名をご紹介したいと思います。

ブルームーン

ブルーム―ンは、ガスや塵が原因で月が青く見える現象を言います。

また、月は29.5日の周期で新月→満月→新月となるため、月によっては月初と月末の2回、満月が見れることがあります。

どちらも非常に稀な現象のため、『once in a blue moon』という慣用句には「非常に稀」「あり得ないこと」という意味があります。

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スーパームーン

月の公転軌道は楕円のため、地球に最も接近するタイミングがあるのですが、そのタイミングで見られる満月をスーパームーンと言います。

スーパームーンは天文学的には正式な用語ではありませんが、地球から見える月の最大の大きさとなるため、肉眼で見ても通常見られる満月より大きく感じる方が多いようです。

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マイクロムーン

マイクロムーンはスーパームーンとは逆に、月と地球が最も離れるために満月がいつもより小さく見える現象です。

NASA(アメリカ航空宇宙局)によると、マイクロムーンとスーパームーンでは明るさが14%、大きさが30%も違うそうです。

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ブラッドムーン

ブラッドムーンは皆既月食によって、月が赤胴色に見える現象のことを言います。

このような現象が起こるのは、太陽、地球、月が一直線に並ぶことで地球の影が月に当たる際、太陽光線の中の赤色だけが月に届くためだと言われています。

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アメリカの先住民族が1月は狼の遠吠えがよく聞こえることから、1月の満月の別称をウルフムーンと名付けたと言われています。

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スノームーン

日本と同様に北アメリカも2月は雪が多く降り、寒い期間となります。

そのため、先住民族が2月の満月をスノームーンと名付け、季節を把握する目安としたと言われています。

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ピンクムーンは4月の満月の呼び名です。

春めいた気温や天候をピンクという色に例えているため、実際にピンクの月が見られるわけではありません。

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フラワームーンは5月の満月の呼び名です。

春から初夏へと季節が変わる中で、色とりどりの花が咲き乱れる様子を例えたものと言われています。

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ストロベリームーン

ストロベリームーンは6月の満月の呼び名です。

北アメリカでは、この時期にストロベリーの収穫を迎えることから、このように呼ばれていると言われています。

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バックとは牡鹿のことで、7月頃に牡鹿の角が生え変わることから、7月の満月の呼び名となったそうです。

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スタージョンムーン

スタージョンムーンは8月の満月の呼び名です。

スタージョンとはチョウザメのことで、北アメリカでは8月に漁の最盛期を迎えることから、8月の満月を象徴する言葉として採用されたと言われています。

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ハーベストムーン

ハーベストムーンは9月の満月の呼び名です。

秋の収穫時期と重なり、農家の方が朝早くから夜遅くまで作業を行っているのを、月明かりが照らしている様子を表しているそうです。

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ハンターズムーン

ハンターズムーンは10月の満月の呼び名です。

この時期は鹿やキツネなどの動物が、エサの豊富な夏に太るため、ハンターにとって猟を行うのに最適なことからこの呼び名がつけられたと言われています。

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ビーバームーン

ビーバームーンは11月の満月の呼び名です。

ビーバーは11月頃に巣作りを始めることから、ビーバームーンと呼ばれるようになったと言われています。

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コールドムーン

コールドムーンは12月の満月の呼び名です。

寒さが本格的になってくる時期に見える満月ということで、この呼び名となりました。

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まとめ

ワームムーンは3月の満月の呼び名です。

日本では桜の咲き始める時期ですが、名前の通り麗らかな陽気に虫が這っている様子が目に浮かびますよね。

2023年は3月7日となっているので、春の訪れを感じながらぜひ東の空を眺めてみてはいかがでしょうか。

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