ストロベリームーン2024年はいつ?月の色がピンクや赤く見える理由!

ストロベリームーン

ストロベリームーンって何だろう?と気になったことはありませんか?

2024年のストロベリームーンは、いつ見られるのか、時間や月がピンクや赤く見える理由、そして願い事が叶うと言われる謎まで解説します。

6月の夜空に浮かぶ美しい満月について、一緒に探ってみましょう。

ストロベリームーンが特別な理由を知れば、2024年の観測がもっと楽しみになるはずです。

この記事を読んで、ストロベリームーンの魅力をたっぷり味わいましょう。

記事のポイント
    • 2024年のストロベリームーンがいつ見られるのかわかります
    • ストロベリームーンがピンクや赤く見える理由がわかります
    • ストロベリームーンにまつわる願い事の俗信がわかります
    • ストロベリームーンの観測に最適な時間と方角がわかります
    目次

    ストロベリームーン2024年はいつ?


    それでは2024年のストロベリームーンが発生する時期や時間について確認していきましょう。

    日にち

    6月の満月がストロベリームーンに該当しますので、2024年は6月22日(土)です。

    時間

    明確な満月がみられる時間は19時39分~です。

    しかし、この時間帯に起きて観測するのはきついと思いますので20時から4時までの間見られると考えてください。

    ただし、赤い月を見たいという人は早い時間帯か明け方がベストです。

    方角

    この頃の月は東南東から登って西南西に沈みます。

    参照サイト:今月のこよみ – 国立天文台暦計算室
    参照URL:https://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/monthly_pc.cgi

    ストロベリームーンとは?


    ストロベリームーンとはアメリカ合衆国における五大湖の西側に暮らすオジブワ族という民族が用いる月の呼び方の一種で、その意味は「いちごが取れる6月の満月」となります。

    この民族は月に様々な呼び名を付けていますが、その呼び名を付ける基準が「その時に採集できるもの」となっていますので、この呼び方もわかりやすいでしょう。

    決して「いちごのように見える月」とか「いちごのように赤い月」という意味ではないのです。

    ただし、この時期の満月というのはとある理由で赤く見える可能性が高くなるのですが、そちらは後程詳しく解説させていただきます。

    しかし、日本では「いちごのように見える月」とか「いちごのように赤い月」という意味でストロベリームーンを紹介するメディアが2010年代から登場してしまったせいでそちらのイメージが先行してしまったという情報もあります。

    古来より月と太陽を神と見立てることもあった人間は、各所で様々な呼び名や異名を月に用いることが多く、6月の呼び方も世界を見るとものすごく多種多様にあるのです。

    具体的にはハニームーンとかフルローズムーンとかホットムーンという呼び方があります。

    ストロベリームーンがピンクや赤く見える理由!

    月が赤く見える理由はとってもシンプルで、「月が低い位置にあるから」です。

    夏至の時期になると、北半球では太陽が一番高いところにありますが、その反対に月は一番低いところにあります。

    冬至の時期はその逆で、太陽が低くなり、月は高くなります。

    ここでのポイントは月が低い位置にあるということです。

    月が低い位置にあると、その光が地球の大気を長い距離を通ることになります。

    このため、月の光が地面に届くまでに減ってしまいます。

    可視光(見える光)は青や水色のように散らばりやすいものが多いですが、赤やオレンジの光は散らばりにくいです。

    だから、月の光が低い位置を通ると、赤やオレンジの光が残りやすくなり、結果として月が赤く見えるのです。

    こういった理由から、夏至に近い満月は赤く見えることが多いです。

    しかし、赤い月が見えるかどうかは、その日の空気の状態(塵やガス、水蒸気など)によって変わります。

    ですので、必ずしも夏至に近い満月が赤くなるとは限りません。

    まとめると、いくつかの条件が揃ったときに、夏至に近い満月が赤く見えるようになるのです。

    ストロベリームーン(Strawberry Moon)の別名

    6月の満月は「ストロベリームーン」という名称以外にも、さまざまな別名があります。

    ストロベリームーンの別名
    • ローズムーン:Rose Moon(薔薇月)
    • ハニームーン:Honey moon(蜜月)
    • ミードムーン:Mead Moon(蜂蜜酒月)
    • ホットムーン:Hot Moon(暑月)
    • ロータスムーン:Lotus Moon(蓮月)

    別名をこうして並べて見てみると、6月がどういった季節なのかが思い浮かびますね。

    ストロベリームーンの周期

    ストロベリームーンの周期は約1年です。

    ただし、月の周期は29.530589日であり1ヶ月ごとに少しずつずれていきますので、注意しましょう。

    また、ストロベリームーンは6月の月が該当しますが、夏至に最も近い月の場合は6月ではなく7月の満月が該当する可能性もあるのでそちらにも注意する必要があるでしょう。

    夏至は6月21日か22日になることが多いのですが、この夏至のタイミングを考慮すれば6月1日よりも7月1日のほうが夏至に近くなるので赤い月を見られる可能性は7月のほうが高くなるのです。

    月の呼び方を考えると6月の月そのものがストロベリームーンとなりますが、赤い月を見たいという人は夏至に近い満月がいつになるのかという考え方を持ったほうがいいでしょう。

    ストロベリームーン以外の珍しい月の呼び名

    また、今アメリカで使われている満月の名前もまとめて紹介いたしますので、参考にしてください。

      1月: Wolf Moon(ウルフムーン:狼が空腹で遠吠えをする)

      2月: Snow Moon(スノームーン:狩猟が困難になるほど雪が降る)

      3月: Worm Moon(ワームムーン:土から虫が顔を出す)

      4月: Pink Moon(ピンクムーン:フロックス/Phlox というピンクの花が咲く)

      5月: Flower Moon(フラワームーン:様々な花が咲く)

      6月: Strawberry Moon(ストロベリームーン:いちごが熟す)

      7月: Buck Moon(バックムーン:雄ジカの角が生え変わる)

      8月: Sturgeon Moon(スタージョンムーン:チョウザメが成熟して漁ができる)

      9月: Harvest Moon(ハーベストムーン:収穫の月)

      10月: Hunter’s Moon(ハンタームーン:夏に太った獲物を狩猟する時期)

      11月: Beaver Moon(ビーバームーン:毛皮にするビーバーを捕獲する罠を仕掛ける時期とかビーバーが越冬のためにダムづくりをする時期)

      12月: Cold Moon(コールドムーン:冬の寒さが本格的に強まる時期)

      ストロベリームーンを見ると願いが叶う?


      人間は珍しいものを発見すると、それが幸運だと考えて運気が上昇すると判断することが昔から非常に多く、1年に1回しか発生しないストロベリームーンを見ると運気が上昇するという話も多々あるのです。

      また、6月はジューンブライトであるためなのかストロベリームーンを見ると「恋愛運が上昇する」とか「恋心を成就してくれる」という俗信まであるようです。

      必ずそれらの願いがかなえられるとは言えませんが、珍しいものを見られた場合に強く意識してお願いすることそのものに意味があるかもしれません。

      ストロベリームーンを見るのにおすすめのデートスポットは?


      ストロベリームーンは恋愛運が向上するという俗信がかなり広まっており、その俗信を実話にするべくお勧めのデートスポットが紹介されることも多々あります。

      ポイントは美しい月が見られる場所となりますので、基本的には見晴らしのいい場所がチェックポイントとなるでしょう。

      具体的には高層階のレストランやバーなどが推奨されますし、夜景スポットが紹介されることもあります。

      6月は程よい暑さとなっているところも多いので、海沿いをドライブするのもいいでしょう。

      ただし、高度が低ければ低いほど赤い月が見られるという特徴がありますので、デート時間は調整して出来るかぎり早めにしたほうがいいです。

      ストロベリームーンはスマホで撮れる?


      ストロベリームーンを撮影するためにiPhoneやスマートフォンを用いる人も多いですが、これはその機種の撮影機能や撮影するがわのテクニックにもよりますので、だれでもうまく取れる可能性はあるとしか言えません。

      比較的簡単に撮影する方法は、夕方のまだ明るい時間帯に撮影することです。

      真っ暗闇だと難易度が上がります。

      風景を入れるとそれだけ美しく見えますが、広く入れようとしすぎると月自体が小粒になりすぎるのでバランスを考えましょう。

      また、オート撮影では明るめに露出設定されてしまい予想と違う画像になることもありますので、露出補正機能を使ってマイナス設定したほうがいいでしょう。

      ブルームーンとの違いは?


      ブルームーンも珍しい月ではありますが、こちらは基本的に1ヶ月に2回満月が発生することを意味していますので、ストロベリームーンとは意味が異なります。

      しかし、6月にこのブルームーンの条件を満たす可能性がありますので、ストロベリームーンとブルームーンの同時発生するときが来るかもしれません。

      過去のブルームーンのデータをさかのぼってみると、2007年は6月がブルームーンだったので、この年はブルームーンとストロベリームーンが重なった瞬間と言えます。

      スーパームーンとの違いは?


      実はスーパームーンにははっきりとした定義付けがなく、あやふやな言葉なのです。

      現代の日本人が使っている言葉の意味から解釈すると、「とても大きな満月」がこのスーパームーンに該当するでしょう。

      とても大きな満月を表すスーパームーンと6月の満月を表すストロベリームーンではやはり意味はだいぶ異なります。

      ストロベリームーンのまとめ

      ストロベリームーンは、6月の満月のことを指します。

      2024年は6月22日の19時39分から見られます。

      名前の由来は、アメリカのオジブワ族がこの時期にイチゴを収穫していたことからです。

      月が赤く見える理由は、月が低い位置にあるためで、大気を通る光が赤くなるからです。

      また、ストロベリームーンを見ると恋愛運が上がると言われています。

      見やすい時間帯は、日没から深夜まで。東南東の空をチェックすると良いでしょう。

      この記事のポイントをまとめますと

      • ストロベリームーンは6月の満月を指す
      • 2024年のストロベリームーンは6月22日
      • 満月が見られる時間は19時39分から
      • ストロベリームーンはアメリカのオジブワ族が由来
      • イチゴの収穫時期にちなんで名付けられた
      • 月が赤く見えるのは低い位置にあるから
      • 夏至の時期に月が低くなる
      • 地球の大気を通る光が赤くなるため
      • 赤い月を見るには早い時間帯が良い
      • 月の方角は東南東から西南西へ
      • ストロベリームーンは恋愛運が上がると言われる
      • ストロベリームーンは約1年周期
      • 6月の満月がストロベリームーンと呼ばれる
      • 赤い月を見るには空気の状態も影響
      • 他の6月の満月の呼び名はローズムーンなど
      • ストロベリームーンは珍しい現象として知られる
      • スマホで撮影する場合は夕方が撮りやすい
      • 高層階のレストランなどでの観測が推奨される
      • ブルームーンやスーパームーンとは異なる
      • ストロベリームーンを見ると願いが叶うという俗信がある
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