2023年のバックムーン7月の満月はいつ?見える方角や時間!見ると願いが叶うって本当?
ピンクムーンやフラワームーンなど、月ごとに満月には呼び名が付けられていることをご存知でしょうか。
7月の満月はバックムーンと言いますが、そもそもどうして満月に呼び名が付いているのか気になりますよね。
そこで今回は、バックムーンについて調べてみました。
バックムーンとはどのような意味や由来があるのか、2023年のバックムーンはいつなのかなど、バックムーンに関する様々な疑問にお答えしていきます!
7月の満月バックムーン2023年はいつ?
2023年のバックムーンは7月3日(月)20時39分です。
太陰暦では新月を1日とし、新月から15日目は満月になると考えられていました。
そのため、日本でも代表的なお月見(満月を鑑賞する行事)である『中秋の名月』は旧暦の8月15日(現在の暦では9月中旬から10月上旬)となっていますよね。
しかし、実際に月が満月になるのは13~15日と日にバラつきがあるため、必ずしも15日目が満月とは限りません。
しかも現在は太陽暦が使われているので、旧暦(太陰暦)とは差があるので、今回の7月5日のように15日ではない日付に満月がやってきます。
バックムーンの見える方角や時間
2023年のバックムーンは7月3日ですが、この日の月の出は、東京の場合、19時14分、月の入りは3時31分(翌日の4日)です。
バックムーンを眺めるなら、7月3~4日の夜がお勧めです。
なお、バックムーンに限らず満月は太陽とは反対から昇るため、最初に見える方向は東の空になります。(太陽が西に沈むため)
そこから夜中にかけて南の空へと移動し、明け方に西の空へと沈みます。
月の出の時間帯は東の空を、深夜は南の空を見てみるとよいでしょう。
バックムーンの意味と由来は?
バック(Buck)とは牡鹿のことを指し、その由来はアメリカの先住民族によるものと言われています。
昔は今とは違い、月の満ち欠けによって暦を決める太陰暦が採用されていました。
月は29.5日で新月→満月→新月となり、新月を1日としていたため、現在の太陽暦とは一ヵ月の日数に差があります。

これが積み重なると一年で10日ほどの違いが生じ、数年経てば一ヵ月の違いとなってしまうので、暦と実際の季節感にズレが生じてしまいます。
そこで、季節を把握するために月に一回見ることができる満月に名前をつけていました。
7月をバックムーンとしたのは、牡鹿のシンボルである大きな角がこの時期に生え変わるからです。
牡鹿の角が生え変わる時期に見える満月をバックムーンとすることで、季節を正確に把握していたと言われています。
バックムーンを見ると願い事が叶う?
バックムーンには言い伝えがあり、バックムーンを見ながら自分が抱えている健康への不安や、仕事に対する願望などを唱えると、健康不安が解消されたり、仕事がよい方向へと進むと言われています。
最も大きな満月になっている時に願い事をするのが一番効果があると言われていますが、2021年は昼の時間帯に当たるので、お願い事をするのはやや難しい状況と言えます。
実際にバックムーンを見た人の感想
7月5日にまたもや変な月と遭遇しました。
これはなんの月?
調べたらバックムーンとでてきました。
あってますか?😅#バックムーン #月 #7月の月 #変な月 pic.twitter.com/pc2LKoRtCS— kimori (@IT60125683) July 8, 2020
昨夜の満月🌕 #バックムーン 雲が多く見られないかなぁと思っていたけど、見ることができました。朧月だったけど、きれいでした。#満月 #那覇 pic.twitter.com/0rfbLH1a4Z
— 敬子 (@tamikeiko) July 6, 2020
その他の珍しい満月の名前
アメリカの先住民族は、季節を感じさせる呼び名を一ヵ月に一回巡ってくる満月に名付けています。
また、月には神秘的で珍しい名前が数多く存在します。
そこでここでは、バックムーン以外の珍しい月の名前を意味と共にご紹介します。
ブルームーン
塵やガスによって月が青く見える現象のことを言いますが、様々な条件が重ならないと見られないことから、ブルーム―ンを用いた慣用句『once a blue moon』には極めて稀、滅多にないと言った意味があります。

スーパームーン
スーパームーンは、月が公転軌道内で地球に最も接近することで、地球から見た月がいつもより大きく見える現象を言います。
正式な天文学用語ではありませんが、世界的にスーパームーンは一大天体ショーとして人気があります。

マイクロムーン
スーパームーンとは反対で、月が公転軌道内で地球から最も離れるため、いつもより小さく見える現象をマイクロムーンと言います。

ブラッドムーン
ブラッドムーンは皆既月食によって、月が赤胴色に見える現象を言います。
皆既月食とは、太陽と地球、月が一直線に並ぶことで、月が地球の影に入るものです。
その際、太陽光線の中でも赤色のみが月まで届くことから、月が赤胴色に見えます。

ウルフムーン
ウルフムーンは1月の満月の呼び名です。
バックムーンと同様に、アメリカの先住民族が季節を把握するために名付けたと言われています。
北アメリカでは2月の繁殖時期に向けて、1月は狼の遠吠えが増えることからこの名前が付けられました。
また、先住民族にとって狼はとても神聖な動物であることも関係しているそうです。

スノームーン
スノームーンは2月の満月の呼び名です。
日本と同様に北アメリカでも2月は最も積雪量が多くなることから、このように呼ばれるようになったと言われています。

ワームムーン
ワームムーンは3月の満月の呼び名です。
ワームとは虫のことで、春が近づき温かくなってくると、冬眠していた虫が地表へと這い出てくる様子から、このように呼ばれるようになったと言われています。

ピンクムーン
ピンクムーンは4月の満月の呼び名です。
実際に月がピンク色に見えるわけではなく、北アメリカではこの時期に芝桜などが開花し、一面がピンク色に色づくため名付けられたと言われています。

フラワームーン
フラワームーンは5月の満月の呼び名です。
春から初夏に向かう時期には、北アメリカでも色とりどりの花が咲き乱れることから、このように呼ばれるようになったと言われています。

ストロベリームーン
ストロベリームーンは6月の満月の呼び名です。
北アメリカではこの時期がストロベリーの収穫の最盛期となるため、それにちなんでストロベリームーンという名前がつけられたと言われています。

スタージョンムーン
スタージョンムーンは8月の満月の呼び名です。
スタージョンとはチョウザメのことで、この時期に漁の最盛期を迎えることから、このように呼ばれるようになったと言われています。
また、チョウザメはアメリカの先住民族にとって魚の王様と考えられていたことも由来しています。

ハーベストムーン
ハーベストムーンは9月の満月の呼び名です。
果物や野菜、穀物が収穫の時期を迎え、農家の方々が夜遅くまで作業をする姿を月明かりが照らしている光景が由来となっていると言われています。

ハンターズムーン
ハンターズムーンは10月の満月の呼び名です。
夏の間に太った鹿などの野生動物を、ハンターが狩るのに絶好のタイミングであることから、このように呼ばれるようになったと言われています。

ビーバームーン
ビーバームーンは11月の満月の呼び名です。
11月になるとビーバーが越冬のために巣作りを始めることから、このように名付けられたと言われています。

コールドムーン
コールドムーンは12月の満月の呼び名です。
寒さが厳しくなり、本格的な冬となる時期に見られる満月という意味で、このように呼ばれるようになったと言われています。

まとめ
バックムーンは7月の満月の呼び名です。
ピンクムーンやストロベリームーンとは違い、あまり聞きなれない名前でしたが、由来や意味を知ってみると「なるほど」と思える部分がありました。
なお、2023年は7月14日となっています。
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