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十方暮の意味や由来、読み方について!2020年はいつ?

十方暮と陰陽五行説の関係!やってはいけないことはなに?

十方暮とは陰陽五行説に関係している特別な日なのですが、現代日本では知名度が低く知らないという人も多い選日となっております。

今回はこの十方暮とは一体どのような日なのか、陰陽五行説との関係や意味や読み方、そして2020年だといつが該当するのかを調べて参ります。

日本人なら誰しもが聞いたことがある陰陽道と密接な関わりがある日なのです。



十方暮の意味や由来は?


十方暮とは「四方八方が闇に閉ざされてしまっている凶日」という意味があります。

その由来は陰陽五行説からきており、その陰陽五行説において「相手を打ち滅ぼす陰の関係である相剋が多発する期間」という理由から定められているのです。

ちなみに、この十方暮の「十方」というのは北や南東といった八方向の方角に上と下の天地をくわえたもので、自分たちから見たあらゆる方角という意味があります。

そして「暮」というのはそのまま「日が暮れる」という表現に使う「暮」であり、ここでは「闇」を意味するのです。

つまり、文字の意味をそのまま抜粋したのが「「四方八方が闇に閉ざされてしまっている」となり、かなりわかりやすい選日となっております。

また、「途方に暮れる」という言葉から派生した、つまり語呂合わせによってこの十方暮という選日ができたという記載もありましたので、こちらも説得力のある説でしょう。

ちなみに、この十方暮は十干十二支を用いた60日間サイクルの日の干支の10日間に該当しますので、十方暮に対する記載があるカレンダーには「十方暮始まり」とか「十方暮終わり」といった記載がされるようです。

ただし、選日や暦注が記載されているカレンダーはかなり少なくなっており、お付き合いがある人達からもらったカレンダーやなんとなく気に入ったカレンダーに記載されていないことの方が多いでしょう。

そのため、「十方暮始まり」とか「十方暮終わり」といった記述を見たことが無いという人の方が多いと思われます。

かくいう筆者もカレンダーにこの「十方暮始まり」とか「十方暮終わり」という表記は見たことがありません。

十方暮の読み方


十方暮の読み方は「じっぽうぐれ」です。

基本的に「十方」という単語はきちんと辞書に記載されているような単語ですので、この選日を知らなくても読めるという人は多いでしょう。

ちなみに、この十方は「東西南北の四方と東南・東北・西南・西北の四隅と上下」という意味や「あらゆる方角や場所」という意味がありますので、使い勝手はそこそこ良い単語となります。

ちなみに、この十方という単語は仏教用語の「十方三世」という過去と現在と未来におけるあらゆる時間や空間という表現にも用いられており仏教界隈の言葉に詳しいという方はそちらから知ったという人もいると思います。

また、こちらも仏教用語となるのですが、仏教界隈ではこの「十方」という単語は「禅宗で、法系や門派を問わず、広く自由に住持を招く制度」という意味も持っているので、やはりこの業界では使う頻度が多くなりそうな言葉というイメージがあります。

2020年の十方暮はいつ?


2020年の十方暮配下の通りです。

2月:11日から20日まで
4月:11日から20日まで
6月:10日から19日まで
8月:9日から18日まで
10月:8日から17日まで
12月:7日から16日まで

参照サイト:2020年 | 選日 | 暦注カレンダー
参考URL: https://rekichu-calendar.com/senjitsu.php

基本的に十干十二支は「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」という十干と「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」という十二支を掛け合わせた60通りのモノを使いますが、それを日に当てはめることで60にサイクルとしてぐるぐると回るようになっているのです。

そのうち今回紹介する十方暮は10日間存在することになりますので、だいたい1年間に60日ほどこの十方暮が訪れると考えることができるでしょう。

1年が365日なので十干十二支はだいたい6サイクルできるようになり、6回は十方暮が訪れるという単純計算ができるのです。

十方暮と陰陽五行説の関係


十方暮は陰陽五行説に密接に関わっており、十方暮を詳しく知りたいという方はどうしても陰陽五行説をある程度は理解しないといけません。

まず、陰陽道とは「この世のすべての物事は陰陽に分類できる」という考え方で、五行説は「この世のすべての物事は木・火・土・金・水の五種類の元素から成り立っている」という考え方になります。

この二つの考え方がセットになることで、木・火・土・金・水に陰陽が発生して10種類の元素ができあがるという考え方になるのです。

これが進化したモノが十干になります。

そしてこの十干には木・火・土・金・水という五行に当てはめることも可能で、十二支にも当てはめることが可能なのです。

そこで誕生する十干十二支を五行表現した時に相性が十方暮に関わってきます。

五行説と相剋について

また、五行説における木・火・土・金・水というのはそれぞれ、大きな意味を持っており木は木行として「春を表す樹木の成長する様子」で、火行は「夏を表す火のような灼熱」を表し、土行は「季節の変わり目を示す万物を育成する様子」で、金行は「秋の象徴であり金属のように冷徹さや堅固さを表す」というもので、水行は「冬の象徴であり泉からわき出る水や胎内と霊性を表す」と言われております。

そして、この五行には順送りにすることで送られた側がサポートされる「相生」と逆に討ち滅ぼす関係になってしまう「相剋」が存在するのです。

この相生が「木⇒火」「火⇒土」「土⇒金」「金⇒水」「水⇒木」で、相剋が「木⇒土」「土⇒水」「水⇒火」「火⇒金」「金⇒木」となります。

十干十二支を五行で表したときもこの相生や相剋が発生しているのですが、下の表を見ると21番目から30番目まで相剋の関係が多発していることがわかります。



周期干支読み十干の五行十二支の五行
1甲子きのえね陽の木
2乙丑きのとうし陰の木
3丙寅ひのえとら陽の火
4丁卯ひのとう陰の火
5戊辰つちのえたつ陽の土
6己巳つちのとみ陰の土
7庚午かのえうま陽の金
8辛未かのとひつじ陰の金
9壬申みずのえさる陽の水
10癸酉みずのととり陰の水
11甲戌きのえいぬ陽の木
12乙亥きのとい陰の木
13丙子ひのえね陽の火
14丁丑ひのとうし陰の火
15戊寅つちのえとら陽の土
16己卯つちのとう陰の土
17庚辰かのえたつ陽の金
18辛巳かのとみ陰の金
19壬午みずのえうま陽の水
20癸未みずのとひつじ陰の水
21甲申きのえさる陽の木
22乙酉きのととり陰の木
23丙戌ひのえいぬ陽の火
24丁亥ひのとい陰の火
25戊子つちのえね陽の土
26己丑つちのとうし陰の土
27庚寅かのえとら陽の金
28辛卯かのとう陰の金
29壬辰みずのえたつ陽の水
30癸巳みずのとみ陰の水
31甲午きのえうま陽の木
32乙未きのとひつじ陰の木
33丙申ひのえさる陽の火
34丁酉ひのととり陰の火
35戊戌つちのえいぬ陽の土
36己亥つちのとい陰の土
37庚子かのえね陽の金
38辛丑かのとうし陰の金
39壬寅みずのえとら陽の水
40癸卯みずのとう陰の水
41甲辰きのえたつ陽の木
42乙巳きのとみ陰の木
43丙午ひのえうま陽の火
44丁未ひのとひつじ陰の火
45戊申つちのえさる陽の土
46己酉つちのととり陰の土
47庚戌かのえいぬ陽の金
48辛亥かのとい陰の金
49壬子みずのえね陽の水
50癸丑みずのとうし陰の水
51甲寅きのえとら陽の木
52乙卯きのとう陰の木
53丙辰ひのえたつ陽の火
54丁巳ひのとみ陰の火
55戊午つちのえうま陽の土
56己未つちのとひつじ陰の土
57庚申かのえさる陽の金
58辛酉かのととり陰の金
59壬戌みずのえいぬ陽の水
60癸亥みずのとい陰の水

つまり、十方暮とはこの相剋が多発する10日間のことで、「相剋が多発している⇒天地の気が相剋しまくって凶日となってしまう日」という扱いをされるようになってしまいました。

そのため、この10日間は「何をやってもうまくいかない凶日」としても現代でも残ってしまっているのです。

八専との違いについて

この十干十二支と五行の関係を用いて特別な日という扱いをしているのは十方暮だけではありません。

八専も49番目から60日まで十干の五行と十二支の五行が重なる(陰陽五行説では「比和」という
)ことが多発して「良いことはよりよくなって悪いことはより悪くなる日」という扱いを受けるようになりました(現代では「悪いことはより悪くなる日」という扱いを受けることの方が多い)。

ただし、八専の12日間の中に五行が重ならない「間日(まび)」が存在しており例外の日として扱われています。

しかし、今回紹介している十方暮は相剋ではない23番目と26番目も周りの日が相剋なので凶日という扱いをされているのです。
ここが大きな違いでしょう。

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十方暮にやってはいけないこと


基本的にこの十方暮は何をしてもうまくいかない日という扱いをされていますので、あらゆる事柄がやってはいけない事に該当してしまうでしょう。

色々と調べて見ましたが、どれが特に駄目であるという表現は見つかりませんでしたので、ほとんどの行動がうまくいかないと考えた方が良いです。

十方暮と選日の関係


選日とは暦注にある「六曜・七曜・十二直(中段)・二十八宿・九星・暦注下段以外のもの」です。

つまり、八専や天一天上一粒万倍日不成就日、そして今回紹介する十方暮も該当します。

要するに、選日というカテゴリーわけされたモノの一つが十方暮なのです。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか。

今回は十方暮とは何かを記載して参りました。

十方暮はいわゆる60日間サイクルの日の十干十二支において10日間ほど続いてしまう凶日だと言うことがわかりました。

つまり、1年間に60日もある面倒な凶日なのです。

何をやってもよろしくない日という凶日ですが、あまり意識しすぎると行動しにくくなりますので多少気をつける程度で十分だと思います。



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