2024年オリオン座流星群の方角と観察するときのポイント!
流星群は思わず心ときめく天体ショー!
これからの時期、ぜひ見ておきたいのがオリオン座流星群です。
今年のピーク時は月明かりが少なく好条件!
天気が良ければ、1時間に20個近くの流星が観察できるかも。
今年の秋は、流星を探して美しい夜空を眺めてみましょう。
オリオン座流星群2024年はいつ?方角やピークの時間は?
2024年オリオン座流星群が多く見られる期間
2024年、オリオン座流星群が最も観測しやすいと言われているのが、
10月10日(月)~11月5日(土)にかけて見られます。特に
第一候補:10月21日22時頃~22日明け方まで
第二候補:10月20日又は22日の22時頃~翌明け方まで
です。
オリオン座流星群の観察に適した時間帯(ピーク)
2024年のオリオン座流星群のピーク(極大時刻)は、10月22日9時頃です。
22日の未明から明け方にかけてが一番の見ごろとなります。
細い月が2時半ごろに昇ってきますが影響は小さいです。
それほど活動規模が大きい流星群ではないものの、見晴らしが良いところで1時間あたり10個程度は見られるでしょう。
オリオン座流星群の観察に適した方角
オリオン座流星群の放射点、つまり星が放射状に流れる中心点は南東の空にあります。
星座で言えばオリオン座の中、ふたご座との境界の辺りです。
ただ、流星は放射点から90度以上離れた場所で発光する場合もあるので、全天を観察するつもりで臨みましょう。
簡単に言えば市街地の明かりを避けた暗い所ならどこを見てもOK!
思いがけず流星を発見した時は喜びもひとしおですね。
※放射点:流れ星(群流星)が飛び出してくるように見える天球上の点。
10月下旬に見られるオリオン座流星群についての解説です。
オリオン座流星群は、ハレー彗星が原因で起こる流星群で、彗星が太陽の周りを回る途中で残したちりが地球に降り注ぐことで流星群が発生します。
オリオン座流星群は、10月22日にピークを迎えるが、ピークがなだらかなため、ピークを過ぎても数日間楽しむことができます。
流星群の特徴として、流れる流星の速さが早く、明るい流星が多いことが挙げられます。
また、観察の際の注意点として、流れ星の光る筋は放射点近くでは短く、離れたところでは長く流れるため、全天を見ることが推奨されています。
- オリオン座流星群はハレー彗星が原因で発生する。
- 10月22日にピークを迎えるが、ピークがなだらかなので数日間楽しめる。
- 流れる流星の速さが早く、明るい流星が多い。
- 流星群の放射点だけでなく、全天を見ることが推奨される。
- 今年のオリオン座流星群の期間は、月が出ていないため、観察条件が良い。
- 11月には獅子座流星群や牡牛座流星群など、他の流星群の観察のチャンスもある。
- 流星観察をする際は、防寒対策をしっかりと行うことが推奨されている。
この動画は、星空や宇宙に興味を持つ人々に向けて、オリオン座流星群の魅力や観察のポイントをわかりやすく解説しています。
おはようございます
最近、鳥見で野鳥を撮っていません。
星見をしていると両立は厳しいです。
オリオン座流星群が10/22に極大になります。
その流星群とは別だと思うが10/9 3:35 に流星が撮れました。画像処理はしていません。16mm F2.8 13s ISO6400 #オリオン座 #流星 pic.twitter.com/M0EQx0aW1c
— moncyu (@moncyu2) October 9, 2024
そもそもオリオン座流星群というのは何?
オリオン座流星群とは速度が速いため、比較的明るく見える流星群の一つ。
全流星群の中でも2番目に速く、明るいため、ペルセウス座流星群や獅子座流星群などと並び、初心者でも観測しやすく人気のある流星群です。
毎年観察されるのは、10月半ば頃。
母天体であるハレー彗星の塵、つまりかけらであると言われています。
観察するときの5つのポイント
1.明かりを避けましょう
星の観察の大敵は明るい街の明かりや月明かり。
山奥では驚くほど星が美しく見えるのは空気が澄んでいるというだけではなく、周囲に全く明かりが無いから。星の光はとってもささやかなもの。
肉眼でしっかりと流星群を捉えるためにはなるべく郊外の明かりが少ない場所を選ぶのがおすすめです。
どうしても暗い場所が確保できない場合は、街灯の光や月明かりに背を向け、光を避けるように観察してみましょう。
今年のオリオン座流星群出現のピーク時は月齢が高く、月があまり明るくないのでチャンスですよ!
2.暗闇に目を慣らしましょう
人は明るい所から暗いところに行くと、しばらくは真っ暗で何も見えませんが、徐々に目が慣れて物が見えるようになります。
目が慣れないうちは小さな星の光をはっきりと見ることはできません。
暗い屋外に出て10分以上は暗闇に目を慣らしましょう。
夜の澄んだ空気を吸い込んでリラックスしたら、観察にも意欲的に取り組めそうですね。
3.広い場所で観察しましょう
広い夜空に広がる星々。
その星の中に流星を見つけるためには、できるだけ広い範囲を見渡せる場所が観察に適しています。
近くに建物があまりなく、周囲を見渡すことができる場所を選びましょう。
4.15分以上観察を続けましょう
市街地や住宅街ではどんなに暗い所を選んでみても、明かりのために流星の小さな光を見逃してしまうこともあり、たくさん観察することはできません。
少なくとも15分以上は夜空を眺め、流星を探して見ましょう。
日頃、時間に追われて生活している方にとっては、たまにはのんびり夜空を眺めるのもよいものです。
親子で、また友人や恋人同士、語らいながら観察するのも楽しいものですね。
5.持ち物や服装をチェックしましょう
オリオン座流星群が見頃の10月の夜は、冷え込むことも多くなります。
天気の良い時は特に放射冷却によって気温が下がります。
せっかくのスターウォッチングも風邪を引いては台無しです。
温かい服装で観察しましょう。
軽くて保温性のある羽織物やニット帽などがおすすめです。
観察に疲れた時には温かい飲み物やおやつがあれば嬉しいですね。
また長時間の観察には折りたたみイスが便利です。
寝転がって夜空を眺めたいという方にはレジャーシートや簡易クッションなどもよいでしょう。
それから夜空の観察に便利なのが星座早見盤。
小学校の時に誰でも一度は手にした事がある円盤状のシートです。
蓄光や蛍光機能のあるタイプなら暗闇の中でも星座探しを楽しむことができそうですね。
まとめ
「流星群の観察」というと、マニアックな響きがあるかもしれません。
でも夜空に美しく光る流れ星を見れば、誰でも心躍るもの。
オリオン座流星群の観察には望遠鏡など特別な器具は必要ありません。
またわざわざ遠い外国に出掛ける必要もありません。
誰でも気軽に観察できる素晴らしい天体ショーです。
各々が星を眺め、美しい星々に思いを馳せることができるのです。
流星を見て思わず興奮してしまう方もいれば、時にはロマンチックに感傷に浸りたい方もいることでしょう。
みなさんそれぞれの流星群観察を楽しんでみましょう。
コメント