2023年の敬老の日はいつ?敬老の日を英語で言うと?敬老の日の由来や意味!
国民の休日の一つである「敬老の日」。
おじいちゃんおばあちゃんに花やプレゼントを渡す日、と覚えている方も多いと思いますが、そもそも敬老の日にはどのような意味があるのかご存知ですか?
意味を知っているのとそうではないのとでは、お祝いする気持ちにも違いが出ますよね。
そこで今回は、敬老の日の由来や意味について調べてみました。
また、敬老の日に何を贈ったらよいのか毎年悩んでしまうという方のために、喜ばれるプレゼントもご紹介しています。
敬老の日とは?
敬老の日の敬老とは、老(ろう)を敬う(うやまう)と書くことから、大体の意味を察すことができると思います。
国民の祝日に関する法律(祝日法)によると、敬老の日は、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝うもの」とされています。
なお、敬老の日は2002年までは9月15日となっていましたが、ハッピーマンデー制度により2003年からは9月の第3月曜と定められています。
敬老の日の由来
その説とは、まず1つ目は聖徳太子が593年に四天王寺を建立した際に、身寄りのないお年寄りや体の不自由な人、孤児などを収容する「非田院」(今で言う老人ホームや孤児院のようなもの)を9月15日に開いたのが始まり、というもの。
そしてもう1つは、717年に欽明天皇が、万病に効くと言われていた岐阜県の養老の滝に出向いたのが、9月の中旬だったからと言われています。
その際、欽明天皇は「醴泉は美泉なり。以て老を養うべし。蓋し水の精なり。」と注げて、元号を養老へと変更したことが故事に記載されていることから、この日を敬老の日としたというもの。
しかし、どちらも真偽については曖昧なため、現状では別の由来があるのではと推測されています。
2023年の敬老の日はいつ?
2023年は、9月18日(月)が敬老の日となります。
ちなみに、2023年以降の敬老の日は次のようになっていますので、参考になさってみて下さい。
- 2023年9月18日
- 2024年9月16日
- 2025年9月15日
敬老の日は何歳からお祝いをするの?
敬老の日が近付いてくると、その子どもや孫世代はお祝いのためにあれこれと考え始めると思います。
しかし、お祝いされる側の方には、「敬老の日」そのものに意識の違いがあるのも現実のようです。
例えば、あるアンケートによると20~40代の世代の半数以上は「敬老の日は60才以上の方をお祝いするもの」と考えているのに対し、60才以降の方は「70才以上が敬老の日の対象年齢である」と捉えているようです。
そのため、よかれと思ってお祝いしたはずが、お年寄り扱いされたことに内心ガッカリしている場合も少なくないということがあります。
なお、世界保健機構(WHO)や日本の老人福祉法では、65才以上の方を高齢者の対象としていますので、まずはその基準を元に、本人の意識を探りながらお祝いの席を設けるのがよいかも知れません。
敬老の日のプレゼントはどういうものが喜ばれるの?
敬老の日にお祝いされる側、つまりはおじいちゃんやおばあちゃん世代の方に「敬老の日に貰って嬉しかったものは?」と尋ねると、約20%の方が「家族との外食」と答えているようです。
また、旅行や電話、手紙など、物を貰うよりも直接会ってどこかへ出掛けたり、声を聞いたり、心のこもった手紙を貰うのが嬉しいと答えている方が多くいらっしゃいました。
敬老の日に贈る花は何が良いの?
おじいちゃんやおばあちゃんをお祝いするために、一緒に食事や旅行に行きたくても、諸事情でそれが叶わない場合もあります。
そのような時は、花をプレゼントすることをお勧めします。
実は、敬老の日に貰って嬉しいものの2位は花となっており、喜んでもらえる確率の高いものとなっています。
しかし、花と言っても多くの種類があるため、どれを選んだらよいか悩んでしまう・・という方は、「りんどう」を選ぶのがよいでしょう。
りんどうには、誠実や愛情といった花言葉があるだけではなく、昔から薬効があるとしてりんどうの根が重宝されてきたことや、高貴な方が身に付けるや紫の色をしていることから、敬老の日をお祝いするのにふさわしい花とされています。
敬老の日と老人の日の違いは?
9月の第3月曜に制定されている敬老の日に対し、9月15日を「老人の日」と呼ぶことをご存知でしょうか。
上記にて敬老の日の由来は2つあり、どちらも真偽がわかっていないと説明しましたが、実は敬老の日が国民の祝日として制定されたのには、もう1つの由来があります。
時を遡ること、1947年。
兵庫県多可群野間谷村(現在は合併して多可町)の当時の村長が、「老人の知恵を借りて村作りを行おう」と55才以上の村人を集めて〝年寄りの会〟を開いたところ、これが県全体に広がり、やがて全国へと普及していきました。
年寄りの会は、農作業が一段落する9月15日と決められ毎年開催されており、その日を「年寄りの日」と呼ぶようになりましたが、その後年寄りという言葉がよくないということで、「老人の日」と名称が改められます。
そして、1965年には「子どもの日や成人の日があるのに、老人の日がないのはおかしい」として、老人の日が正式に国民の祝日として制定されます。
しかしこの時、老人の日という言葉もイメージがよくないことから、それをさらに敬老の日と名前を変えたのです。
その後、ハッピーマンデ―制度によって9月15日の敬老の日が第3月曜に変更されることが決まると、年寄りの日の提唱者や高齢者団体から反対の声が上がったため、元々の9月15日を老人の日、老人の日から一週間を老人週間、第3月曜を敬老の日と決めました。
このように、敬老の日と老人の日は、元々は同じ意味合いを持っていましたが、現在では文字通りに「老人を敬うのが敬老の日」であるのに対し、老人の日や老人週間は「国民の間に老人の福祉への関心と理解を深め、老人が自らの生活の向上に努める意欲を促す」という啓蒙の意味があるとされています。
敬老の日を英語で言うと?
敬老の日を英語で言うと、Respect for the Aged Dayとなります。
ちなみに、アメリカには「祖父母の日」があり、日本と同様に孫からプレゼントなどを贈る習慣があるそうです。
まとめ
いかがでしたか?
敬老の日は、おじいちゃんおばあちゃんの誕生日とはまた違った、尊敬の気持ちを表す日となっています。
普段はなかなか会えないという方も、この機会に是非、おじいちゃんおばあちゃんに会いに行って、感謝の気持ちを伝えてみましょう。
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