敬老の日の意味や由来!2024年はいつ?何歳から祝うの?

敬老の日

2024年の敬老の日はいつ?敬老の日を英語で言うと?敬老の日の由来や意味!

国民の休日の一つである「敬老の日」。

おじいちゃんおばあちゃんに花やプレゼントを渡す日、と覚えている方も多いと思いますが、そもそも敬老の日にはどのような意味があるのかご存知ですか?

意味を知っているのとそうではないのとでは、お祝いする気持ちにも違いが出ますよね。

そこで今回は、敬老の日の由来や意味について調べてみました。

また、敬老の日に何を贈ったらよいのか毎年悩んでしまうという方のために、喜ばれるプレゼントもご紹介しています。

目次

敬老の日とは?

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敬老の日の意味

敬老の日の敬老とは、老(ろう)を敬う(うやまう)と書くことから、大体の意味を察すことができると思います。

国民の祝日に関する法律(祝日法)によると、敬老の日は、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝うもの」とされています。

なお、敬老の日は2002年までは9月15日となっていましたが、ハッピーマンデー制度により2003年からは9月の第3月曜と定められています。

敬老の日の由来

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敬老の日の由来については、2つの説があると言われています。

その説とは、まず1つ目は聖徳太子が593年に四天王寺を建立した際に、身寄りのないお年寄りや体の不自由な人、孤児などを収容する「非田院」(今で言う老人ホームや孤児院のようなもの)を9月15日に開いたのが始まり、というもの。

そしてもう1つは、717年に欽明天皇が、万病に効くと言われていた岐阜県の養老の滝に出向いたのが、9月の中旬だったからと言われています。

その際、欽明天皇は「醴泉は美泉なり。以て老を養うべし。蓋し水の精なり。」と注げて、元号を養老へと変更したことが故事に記載されていることから、この日を敬老の日としたというもの。

しかし、どちらも真偽については曖昧なため、現状では別の由来があるのではと推測されています。

2024年の敬老の日はいつ?

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敬老の日は、毎年9月の第3月曜日となっています。

2024年は、9月16日(月)が敬老の日となります。

ちなみに、2024年以降の敬老の日は次のようになっていますので、参考になさってみて下さい。

  • 2024年9月16日
  • 2025年9月15日

敬老の日は何歳からお祝いをするの?

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敬老の日が近付いてくると、その子どもや孫世代はお祝いのためにあれこれと考え始めると思います。

しかし、お祝いされる側の方には、「敬老の日」そのものに意識の違いがあるのも現実のようです。

例えば、あるアンケートによると20~40代の世代の半数以上は「敬老の日は60才以上の方をお祝いするもの」と考えているのに対し、60才以降の方は「70才以上が敬老の日の対象年齢である」と捉えているようです。

そのため、よかれと思ってお祝いしたはずが、お年寄り扱いされたことに内心ガッカリしている場合も少なくないということがあります。

なお、世界保健機構(WHO)や日本の老人福祉法では、65才以上の方を高齢者の対象としていますので、まずはその基準を元に、本人の意識を探りながらお祝いの席を設けるのがよいかも知れません。

敬老の日のプレゼントはどういうものが喜ばれるの?

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敬老の日にお祝いされる側、つまりはおじいちゃんやおばあちゃん世代の方に「敬老の日に貰って嬉しかったものは?」と尋ねると、約20%の方が「家族との外食」と答えているようです。

また、旅行や電話、手紙など、物を貰うよりも直接会ってどこかへ出掛けたり、声を聞いたり、心のこもった手紙を貰うのが嬉しいと答えている方が多くいらっしゃいました。

敬老の日に贈る花は何が良いの?

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おじいちゃんやおばあちゃんをお祝いするために、一緒に食事や旅行に行きたくても、諸事情でそれが叶わない場合もあります。

そのような時は、花をプレゼントすることをお勧めします。

実は、敬老の日に貰って嬉しいものの2位は花となっており、喜んでもらえる確率の高いものとなっています。

しかし、花と言っても多くの種類があるため、どれを選んだらよいか悩んでしまう・・という方は、「りんどう」を選ぶのがよいでしょう。

りんどうには、誠実や愛情といった花言葉があるだけではなく、昔から薬効があるとしてりんどうの根が重宝されてきたことや、高貴な方が身に付けるや紫の色をしていることから、敬老の日をお祝いするのにふさわしい花とされています。

敬老の日と老人の日の違いは?

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9月の第3月曜に制定されている敬老の日に対し、9月15日を「老人の日」と呼ぶことをご存知でしょうか。

上記にて敬老の日の由来は2つあり、どちらも真偽がわかっていないと説明しましたが、実は敬老の日が国民の祝日として制定されたのには、もう1つの由来があります。

時を遡ること、1947年。

兵庫県多可群野間谷村(現在は合併して多可町)の当時の村長が、「老人の知恵を借りて村作りを行おう」と55才以上の村人を集めて〝年寄りの会〟を開いたところ、これが県全体に広がり、やがて全国へと普及していきました。

年寄りの会は、農作業が一段落する9月15日と決められ毎年開催されており、その日を「年寄りの日」と呼ぶようになりましたが、その後年寄りという言葉がよくないということで、「老人の日」と名称が改められます。

そして、1965年には「子どもの日や成人の日があるのに、老人の日がないのはおかしい」として、老人の日が正式に国民の祝日として制定されます。

しかしこの時、老人の日という言葉もイメージがよくないことから、それをさらに敬老の日と名前を変えたのです。

その後、ハッピーマンデ―制度によって9月15日の敬老の日が第3月曜に変更されることが決まると、年寄りの日の提唱者や高齢者団体から反対の声が上がったため、元々の9月15日を老人の日、老人の日から一週間を老人週間、第3月曜を敬老の日と決めました。

このように、敬老の日と老人の日は、元々は同じ意味合いを持っていましたが、現在では文字通りに「老人を敬うのが敬老の日」であるのに対し、老人の日や老人週間は「国民の間に老人の福祉への関心と理解を深め、老人が自らの生活の向上に努める意欲を促す」という啓蒙の意味があるとされています。

敬老の日を英語で言うと?

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敬老の日を英語で言うと、Respect for the Aged Dayとなります。

ちなみに、アメリカには「祖父母の日」があり、日本と同様に孫からプレゼントなどを贈る習慣があるそうです。

敬老の日のまとめ

いかがでしたか?

敬老の日は、おじいちゃんおばあちゃんの誕生日とはまた違った、尊敬の気持ちを表す日となっています。

普段はなかなか会えないという方も、この機会に是非、おじいちゃんおばあちゃんに会いに行って、感謝の気持ちを伝えてみましょう。

2024年の国民の祝日一覧

曜日 祝日の名称
1月 1 元日
8 成人の日
2月 11 建国記念の日
12 振替休日
23 天皇誕生日
3月 20 春分の日
4月 29 昭和の日
5月 3 憲法記念日
4 みどりの日
5 こどもの日
6 振替休日
7月 15 海の日
8月 11 山の日
12 振替休日
9月 16 敬老の日
22 秋分の日
23 振替休日
10月 14 スポーツの日
11月 3 文化の日
4 振替休日
23 勤労感謝の日

1月の国民の祝日

●1月1日(元日)

1年の始まりである1月1日は、国民の祝日によって休日となっています。

元日は休みというのは日本においてとても一般的となっていますが、実は法律が施行されたのは昭和23年の新しい祝日法からとなっています。

それ以前も元日は休日となっていましたが、法が定める休日となったのはこの時からです。

●1月8日(成人の日

「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」を趣旨として制定された祝日です。

1999年までは1月15日に固定されていましたが、2000年以降はハッピーマンデー制度(祝日を特定の日から土日明けの月曜日に移動させることで、連休にするもの)によって、1月8日~14日のどれかになるため、1月15日に成人の日がくることはありません。

また、成人の日は、元は小正月に元服の儀が行われていたことが由来とされています。

2月の国民の祝日

●2月11日(建国記念の日

「建国をしのび、国を愛する心を養う」という趣旨により、昭和41年に制定されました。

元々は明治6年に「紀元節」(日本の初代天皇の神武天皇の即位日)として祭日となっていたものの、戦後にGHQの指示によって廃止されたものの、昭和41年に復活して祝日となった経緯があります。

●2月23日(天皇誕生日

天皇の誕生日をお祝いする日ですが、2019年に年号が平成から令和に変わり、今上天皇への譲位によって2020年から変更となります。

3月の国民の祝日

●3月21日(春分の日

「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ことを趣旨としていますが、昼と夜の長さが(ほぼ)同一となる日を春分日としています。

春分日は毎年異なりますが、通例では3月20日もしくは3月21日のいずれかになっています。

4月の国民の祝日

●4月29日(昭和の日

「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」ことを趣旨としていますが、元は昭和天皇の誕生日→みどりの日と2度の変更経て、2007年に制定された祝日となっています。

5月の国民の祝日

●5月3日(憲法記念日
昭和22年に日本国憲法が施行されたことを記念し、翌年の昭和23年に制定された祝日です。

「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」を趣旨としています。

●5月4日(みどりの日

元は昭和天皇の誕生日が4月29日であったことから、ゴールデンウィークを形成する休日の一つとされていたのですが、昭和64年に年号が昭和から平成に変わり天皇がお御代替えしたことで、天皇誕生日が12月23日へと改められたことを機に、当初は4月29日をみどりの日として祝日に制定していました。

さらに平成17年の法改正により、みどりの日は5月4日に移動され、4月29日は昭和の日と変更されています。

なお、みどりの日は「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」ことを趣旨としています。

●5月5日(こどもの日

端午の節句である5月5日に、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことを趣旨として昭和23年より制定されています。

6月の国民の祝日

6月は国民の祝日はありません。

7月の国民の祝日

●7月15日第3月曜日(海の日

平成8年に施行された当初は7月20日と固定でしたが、現在は7月の第3月曜日となっています。

「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」と趣旨としています。

8月の国民の祝日

●8月11日(山の日

平成26年に制定され、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨としています。

9月の国民の祝日

●9月16日第3月曜日(敬老の日

平成14年までは9月15日の固定となっていましたが、平成15年より9月の第3月曜に変わっています。

「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としています。

●9月22日(秋分の日

春分の日と同様に、昼と夜の長さがほぼ同じ秋分日を祝日としています。

例年9月22日か9月23日のいずれが1日となります。

「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」ことを趣旨としています。

10月の国民の祝日

●10月14日(スポーツの日

昭和39年に行われた東京オリンピックの開会式が10月10日だったことから、この日とスポーツの日(体育の日)として、「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」ことを趣旨として祝日にしています。

現在はハッピーマンデー制度により10月の第2月曜日となっています。

なお、2020年1月1日より、名称もスポーツの日(体育の日)からスポーツの日へと変更になりました。

11月の国民の祝日

●11月3日(文化の日

明治天皇の誕生日であり、日本国憲法が公布された日です。

「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨としています。

なお、文化の日から半年後の5月3日に日本国憲法は施行され、その日を憲法記念日としています。

●11月23日(勤労感謝の日

元は新嘗祭という天皇行事による休日だったのですが、GHQによって禁止された後、勤労感謝の日として復活して祝日制定となりました。

「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」ことを趣旨としています。

12月の国民の祝日

12月は国民の祝日はありません。

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