スポーツの日の意味や由来!2024年はいつ?英語では何て言うの?

スポーツの日

スポーツの日の由来や意味!2024年はいつ?

スポーツの秋とも言われるように、秋は運動をするには最適な時期。

特に10月には、スポーツの日(旧体育の日)が制定されており、この日は国民の休日ということもあって、運動にちなんだイベントが数多く開催され、意識して体を動かす方も多いのではないかと思います。

では、このスポーツの日、そもそもの由来や意味は何なのか、ご存知の方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。

スポーツの日は、数ある国民の祝日の中でも私達にとって比較的身近な存在ながら、その内容については詳しくはよくわからないという方が多いと思われます。

そこで今回は、スポーツの日(体育の日)の由来や意味などを調べてみましたので、是非この機会にその理由を知って頂けたらと思います。

目次

スポーツの日とは?

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スポーツの日の意味

体育は、小学校や中学校、高校の授業で行われるもののため、聞き馴染みの多い方が殆どだと思います。

体を育てると書く通り、運動やスポーツを通じて健康な体作りを行うのが主な目的ですが、同時に人間形成をめざす教育ともされています。

つまり、運動そのものによる身体的な成長だけではなく、運動を通じて健康について考えたり、人と関わることも体育の大切な要素だと言われています。

このようなことから、スポーツの日は体を動かすだけではなく、心の成長にも繋がるような経験をすることに意味があると言えるでしょう。

スポーツの日の由来

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スポーツの日(旧体育の日)は、元々10月10日に制定されていましたが、これは1964年に開催された東京オリンピックの開会式が行われた日にちなんでいます。

東京オリンピックは、日本で初めて開催されたオリンピックということもあり、その感動や輝かしい成績を称えてこの日を記念日とすることにし、なおかつ「国民がスポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう日」として、を国民の祝日に制定されています。

また、当時の東京オリンピックは戦後の復興を世界の方々に知って頂きたいという想いの元に開催された背景もあることから、現在よりも重みのあるものとなっていたようです。

このようなことから、スポーツの日(体育の日)は国民の祝日となっており、各種スポーツイベントは勿論のこと、体力測定やスポーツ施設の無料開放など、国民が運動やスポーツ、そして健康作りに親しみやすい行事がたくさん開催されています。

スポーツの日2024年はいつ?

2024年のスポーツの日は、10月14日(月)です。

通常、スポーツの日は、10月の第2月曜となっています。

ハッピーマンデ―制度によって、10月10日の固定から第2月曜に変更になっています。

ハッピーマンデ―とは、週の間にある祝日を月曜に移動させることで、土曜・日曜・月曜と連休になるようにするもので、スポーツの日(体育の日)の他にも成人の日、海の日、敬老の日が該当し、全部が4つの祝日がこの制度によって毎年日付が変わっています。

スポーツの日の晴れの確率は?晴れの特異日って本当?

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近年開かれているオリンピックの殆どは、7~8月に開催されています。

そのため、オリンピックは夏に行われるものというイメージを持っている方も多いと思いますが、日本初開催となった東京オリンピックは、10月に開催されていますが、これには「晴れの特異日」が関係していると言われています。

特異日とは、特定の気象状態が高確率で現れる日のことを言い、晴れの他にも雨や猛暑など、高い確率でその気象状態になる日が特定されています。

東京オリンピックが開催された1964年は、10月14日が晴れの特異日とされたことから、10月に開催することになったそうです。

しかし、実際の開会式は10月14日ではなく、10月10日となりました。

これは、10月10日が土曜だったため、より人々の注目を集めやすいからと判断されたようです。

そして、当時の天候は前日までは台風の影響でぐずついていましたが、当日は快晴となったそうです。

なお、気象庁の発表によると、1966年から1999年までの34年の間に、スポーツの日(体育の日)に1mm以上の雨が降った回数は5回となっており(東京のみ)、かなりの確率で晴れていることがわかります。

スポーツの日を英語で言うと?

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スポーツの日を英語にすると、Health Sports DayもしくはHealth and Sports Dayとなります。

もし、海外の方に「10月の第2月曜日は、スポーツの日(体育の日)です。この日は、1964年に東京オリンピックの開会式が行われており、それ以降、国民がスポーツを通じて心身の健康をつちかうために、国民の祝日として制定されました。」と説明するのであれば、「2nd Monday of October is Health Sports Day.The opening ceremony of Tokyo Olympic Games was performed in 1964, and this day was established as a national holiday for the people to grow health of a mind and body through a sport after that.」となります。

(※エキサイト翻訳を参照して英訳しています)

スポーツの日の豆知識:運動会の始まり

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小学生や中学生にとって、秋の大型イベントといったら何と言っても運動会ではないでしょうか。

最近は春に開催する学校も増えていますが、天候の穏やかな秋に開催する学校もまだまだ多いようです。

日本で最初の運動会は、1874年に海軍兵学寮と言われています。

寮の厳しい規則に耐えかね、退寮希望者が続出した際に、イギリス人の教師であったストレンジ氏が、ストレスの解消と共に海軍兵としての身体鍛錬などを目的として提案し、開催されました。

当時は「競闘遊戯会」と呼ばれていましたが、その後の1883年に東京大学で「運動会」の名で開催されたことを切っ掛けに、初代文部大臣の森有礼が全国の小中学校にも実施するように通達し、各地で開催されるようになりました。

スポーツの日のまとめ

スポーツの日(体育の日)は、日本で初めて開催されたオリンピックの開会式の日にちなんだものでした。

現在、リオオリンピックでは連日、日本代表選手の輝かしい成績に歓喜に沸いていますが、4年後は再び東京にてオリンピックが開催されます。

スポーツの日(体育の日)の制定の切っ掛けとなった大きなイベントが、日本で行われることから、今一度、スポーツの日(体育の日)の意味や由来をしっかりと知っておき、来る日のために心身共に健康であるよう、運動を行っておきたいものですよね。

2024年の国民の祝日一覧

曜日 祝日の名称
1月 1 元日
8 成人の日
2月 11 建国記念の日
12 振替休日
23 天皇誕生日
3月 20 春分の日
4月 29 昭和の日
5月 3 憲法記念日
4 みどりの日
5 こどもの日
6 振替休日
7月 15 海の日
8月 11 山の日
12 振替休日
9月 16 敬老の日
22 秋分の日
23 振替休日
10月 14 スポーツの日
11月 3 文化の日
4 振替休日
23 勤労感謝の日

1月の国民の祝日

●1月1日(元日)

1年の始まりである1月1日は、国民の祝日によって休日となっています。

元日は休みというのは日本においてとても一般的となっていますが、実は法律が施行されたのは昭和23年の新しい祝日法からとなっています。

それ以前も元日は休日となっていましたが、法が定める休日となったのはこの時からです。

●1月8日(成人の日

「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」を趣旨として制定された祝日です。

1999年までは1月15日に固定されていましたが、2000年以降はハッピーマンデー制度(祝日を特定の日から土日明けの月曜日に移動させることで、連休にするもの)によって、1月8日~14日のどれかになるため、1月15日に成人の日がくることはありません。

また、成人の日は、元は小正月に元服の儀が行われていたことが由来とされています。

2月の国民の祝日

●2月11日(建国記念の日

「建国をしのび、国を愛する心を養う」という趣旨により、昭和41年に制定されました。

元々は明治6年に「紀元節」(日本の初代天皇の神武天皇の即位日)として祭日となっていたものの、戦後にGHQの指示によって廃止されたものの、昭和41年に復活して祝日となった経緯があります。

●2月23日(天皇誕生日

天皇の誕生日をお祝いする日ですが、2019年に年号が平成から令和に変わり、今上天皇への譲位によって2020年から変更となります。

3月の国民の祝日

●3月21日(春分の日

「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ことを趣旨としていますが、昼と夜の長さが(ほぼ)同一となる日を春分日としています。

春分日は毎年異なりますが、通例では3月20日もしくは3月21日のいずれかになっています。

4月の国民の祝日

●4月29日(昭和の日

「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」ことを趣旨としていますが、元は昭和天皇の誕生日→みどりの日と2度の変更経て、2007年に制定された祝日となっています。

5月の国民の祝日

●5月3日(憲法記念日
昭和22年に日本国憲法が施行されたことを記念し、翌年の昭和23年に制定された祝日です。

「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」を趣旨としています。

●5月4日(みどりの日

元は昭和天皇の誕生日が4月29日であったことから、ゴールデンウィークを形成する休日の一つとされていたのですが、昭和64年に年号が昭和から平成に変わり天皇がお御代替えしたことで、天皇誕生日が12月23日へと改められたことを機に、当初は4月29日をみどりの日として祝日に制定していました。

さらに平成17年の法改正により、みどりの日は5月4日に移動され、4月29日は昭和の日と変更されています。

なお、みどりの日は「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」ことを趣旨としています。

●5月5日(こどもの日

端午の節句である5月5日に、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことを趣旨として昭和23年より制定されています。

6月の国民の祝日

6月は国民の祝日はありません。

7月の国民の祝日

●7月15日第3月曜日(海の日

平成8年に施行された当初は7月20日と固定でしたが、現在は7月の第3月曜日となっています。

「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」と趣旨としています。

8月の国民の祝日

●8月11日(山の日

平成26年に制定され、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨としています。

9月の国民の祝日

●9月16日第3月曜日(敬老の日

平成14年までは9月15日の固定となっていましたが、平成15年より9月の第3月曜に変わっています。

「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としています。

●9月22日(秋分の日

春分の日と同様に、昼と夜の長さがほぼ同じ秋分日を祝日としています。

例年9月22日か9月23日のいずれが1日となります。

「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」ことを趣旨としています。

10月の国民の祝日

●10月14日(スポーツの日

昭和39年に行われた東京オリンピックの開会式が10月10日だったことから、この日とスポーツの日(体育の日)として、「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」ことを趣旨として祝日にしています。

現在はハッピーマンデー制度により10月の第2月曜日となっています。

なお、2020年1月1日より、名称もスポーツの日(体育の日)からスポーツの日へと変更になりました。

11月の国民の祝日

●11月3日(文化の日

明治天皇の誕生日であり、日本国憲法が公布された日です。

「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨としています。

なお、文化の日から半年後の5月3日に日本国憲法は施行され、その日を憲法記念日としています。

●11月23日(勤労感謝の日

元は新嘗祭という天皇行事による休日だったのですが、GHQによって禁止された後、勤労感謝の日として復活して祝日制定となりました。

「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」ことを趣旨としています。

12月の国民の祝日

12月は国民の祝日はありません。

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