海の日の意味や由来!2024年はいつ?英語で何て言うの?

海の日

海の日とは?2024年はいつ?主なイベントは?

現在、日本には16日もの祝日が存在します。

しかし、16日も祝日があると、全部覚えているという方はなかなか少ないのではないでしょうか。

1月1日の元日を始めとして、2月11日の建国記念の日、5月3日の憲法記念日、春分の日、秋分の日などは学校の授業で習ったことがある方も多いと思いますが、比較的最近になって制定された祝日である「海の日」は、まだまだ認知度が低いのが現状のようです。

そこで今回は、海の日の意味や由来を調べてみました。

また、海の日に行われるイベントもご紹介していますので、この機会に是非、海の日について覚えて頂けたらと思います。

目次

海の日とは?

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国民の祝日に関する法律によると、海の日「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」という趣旨になっています。

四方を海に囲まれた日本は、魚や貝が獲れる世界でも有数の漁業国です。

季節ごとに旬の魚を味わうことができ、栃木県、群馬県、埼玉県、長野県、山梨県、岐阜県、滋賀県、奈良県以外は、全て海に面した県となっています。

まさに、海と共に生きる国と言えますよね。

ちなみに、海開きと海の日には全く関係がありません。

気温により、北海道の海開きは海の日に行うところも多いようですが、沖縄では3月、九州では6月となっており、最も早いところでは小笠原諸島の父島では、何と1月1日に海開きを行っているそうです。

海の日の由来

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海の日は、元は「海の記念日」と呼ばれていました。

明治天皇が蒸気船〝明治丸〟に乗船し、東北や北海道の地を訪れ、無事に横浜港へと帰着されたのが、明治9年7月20日のことから、その日を海の記念日と定めたのです。

その当時、軍艦によるご巡幸(天皇が各地を回られること)はあったのですが、軍艦以外の船での長旅はこれが初めてで、国民はとても心配をしていました。

しかし、明治天皇が元気な姿で帰港された様子を見た国民は、船に対する安全性を確認したことで、以降、船旅や海運が大きく発展していったと言われています。

これにより、日本は海洋国家の道を進むことになり今に至ります。

1941年にはそれを記念する「海の記念日」が作られました。

とは言え、海の記念日はあくまでも海の仕事に従事する人のみで行われていましたが、1996年に国民の祝日として制定され、「海の日」と名称を改められました。

2024年の海の日はいつ?

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2024年の海の日は、7月15日(月)(7月の第3月曜)となっています。

2002年までは7月20日に固定されていましたが、ハッピーマンデ―制度の対象となり2003年からは第3月曜となっています。

ハッピーマンデ―制度とは、祝日の日付を固定するのではなく月曜に移行させることで、土曜・日曜と連休が取りやすくするものです。

海の日以外にも、現在は成人の日敬老の日スポーツの日(体育の日)がハッピーマンデーの適用となっています。

子ども達にとっては、夏休み前にも関わらず3連休が訪れるというラッキーな状態ですが、親の立場からすると長い夏休みを前に連休なんかいらないのに・・と、ちょっと恨めしい気持ちになる祝日ではないでしょうか。

海の日とハッピーマンデー

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祝日の中には、固定された日ではなく、第2月曜や第3月曜のように曜日のみが指定された形で存在するものがあります。

海の日もその一つで、元々は7月20日でしたが2003年からは第3月曜に移行し、土曜・日曜とくっつけて連休が取りやすくなっています。

しかし、海の日のように移行させて連休にする祝日がある一方で、相変わらず平日にぽつんと一日だけ祝日があることもありますよね。

この違いは何なのかと言うと、日にちが固定されているものは、天皇や皇室に関わる祭事が元となった祝日となっています。

なお、海の日は現在の自民党では、再び7月20日に固定する方向で動いているそうです。

海の日の主なイベント

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海の日は、やはり海にちなんだイベントが行われています。

港まつりを始め、海の日が制定される切っ掛けとなった横浜港では、帆船・日本丸が常時展示されていますし、海上保安庁の巡視船や練習船の一般公開などが各地で行われています。

また、海にちなんだ絵画や写真のコンクールの開催や、海岸の一斉清掃などを行っている地域もあるそうなので、お住まいの市町村のイベントをチェックしてみるのもよいかも知れません。

海の日は英語で何て言うの?

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海の日を英語で表すと、〝Marine Day〟となります。

ただし、海の日という祝日があるのが世界で日本だけなので、その言葉のみでは海外の方に意味までを知って頂けないのではないかと思います。

そこで、海外の人に海の日を説明する時には、次の文章を覚えておくとよいでしょう。

Marine Day is the day when I’m thankful for benefit in a sea as well as wish prosperity in country surrounded by the sea Japan.It was July 20 originally, but it’s 3rd Monday of July at present by a change in a law.

海の日とは、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」日です。元々は7月20日でしたが、法律の改正により、現在は7月の第3月曜となっています。(※エキサイト翻訳を使用)

海の日のまとめ

海の日という祝日は、世界で日本にしかない特別なものとなっていますが、ハッピーマンデ―制度の適用によって毎年祝日が変わる現状にあります。

このような上場は、明治天皇が汽船にてご巡幸されたという背景から考えてもいかがなものか、という意見も多くあるようです。

ですが、現在のところは以前として第3月曜のままとなっています。

2024年の国民の祝日一覧

曜日 祝日の名称
1月 1 元日
8 成人の日
2月 11 建国記念の日
12 振替休日
23 天皇誕生日
3月 20 春分の日
4月 29 昭和の日
5月 3 憲法記念日
4 みどりの日
5 こどもの日
6 振替休日
7月 15 海の日
8月 11 山の日
12 振替休日
9月 16 敬老の日
22 秋分の日
23 振替休日
10月 14 スポーツの日
11月 3 文化の日
4 振替休日
23 勤労感謝の日

1月の国民の祝日

●1月1日(元日)

1年の始まりである1月1日は、国民の祝日によって休日となっています。

元日は休みというのは日本においてとても一般的となっていますが、実は法律が施行されたのは昭和23年の新しい祝日法からとなっています。

それ以前も元日は休日となっていましたが、法が定める休日となったのはこの時からです。

●1月8日(成人の日

「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」を趣旨として制定された祝日です。

1999年までは1月15日に固定されていましたが、2000年以降はハッピーマンデー制度(祝日を特定の日から土日明けの月曜日に移動させることで、連休にするもの)によって、1月8日~14日のどれかになるため、1月15日に成人の日がくることはありません。

また、成人の日は、元は小正月に元服の儀が行われていたことが由来とされています。

2月の国民の祝日

●2月11日(建国記念の日

「建国をしのび、国を愛する心を養う」という趣旨により、昭和41年に制定されました。

元々は明治6年に「紀元節」(日本の初代天皇の神武天皇の即位日)として祭日となっていたものの、戦後にGHQの指示によって廃止されたものの、昭和41年に復活して祝日となった経緯があります。

●2月23日(天皇誕生日

天皇の誕生日をお祝いする日ですが、2019年に年号が平成から令和に変わり、今上天皇への譲位によって2020年から変更となります。

3月の国民の祝日

●3月21日(春分の日

「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ことを趣旨としていますが、昼と夜の長さが(ほぼ)同一となる日を春分日としています。

春分日は毎年異なりますが、通例では3月20日もしくは3月21日のいずれかになっています。

4月の国民の祝日

●4月29日(昭和の日

「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」ことを趣旨としていますが、元は昭和天皇の誕生日→みどりの日と2度の変更経て、2007年に制定された祝日となっています。

5月の国民の祝日

●5月3日(憲法記念日
昭和22年に日本国憲法が施行されたことを記念し、翌年の昭和23年に制定された祝日です。

「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」を趣旨としています。

●5月4日(みどりの日

元は昭和天皇の誕生日が4月29日であったことから、ゴールデンウィークを形成する休日の一つとされていたのですが、昭和64年に年号が昭和から平成に変わり天皇がお御代替えしたことで、天皇誕生日が12月23日へと改められたことを機に、当初は4月29日をみどりの日として祝日に制定していました。

さらに平成17年の法改正により、みどりの日は5月4日に移動され、4月29日は昭和の日と変更されています。

なお、みどりの日は「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」ことを趣旨としています。

●5月5日(こどもの日

端午の節句である5月5日に、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことを趣旨として昭和23年より制定されています。

6月の国民の祝日

6月は国民の祝日はありません。

7月の国民の祝日

●7月15日第3月曜日(海の日

平成8年に施行された当初は7月20日と固定でしたが、現在は7月の第3月曜日となっています。

「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」と趣旨としています。

8月の国民の祝日

●8月11日(山の日

平成26年に制定され、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨としています。

9月の国民の祝日

●9月16日第3月曜日(敬老の日

平成14年までは9月15日の固定となっていましたが、平成15年より9月の第3月曜に変わっています。

「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としています。

●9月22日(秋分の日

春分の日と同様に、昼と夜の長さがほぼ同じ秋分日を祝日としています。

例年9月22日か9月23日のいずれが1日となります。

「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」ことを趣旨としています。

10月の国民の祝日

●10月14日(スポーツの日

昭和39年に行われた東京オリンピックの開会式が10月10日だったことから、この日とスポーツの日(体育の日)として、「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」ことを趣旨として祝日にしています。

現在はハッピーマンデー制度により10月の第2月曜日となっています。

なお、2020年1月1日より、名称もスポーツの日(体育の日)からスポーツの日へと変更になりました。

11月の国民の祝日

●11月3日(文化の日

明治天皇の誕生日であり、日本国憲法が公布された日です。

「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨としています。

なお、文化の日から半年後の5月3日に日本国憲法は施行され、その日を憲法記念日としています。

●11月23日(勤労感謝の日

元は新嘗祭という天皇行事による休日だったのですが、GHQによって禁止された後、勤労感謝の日として復活して祝日制定となりました。

「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」ことを趣旨としています。

12月の国民の祝日

12月は国民の祝日はありません。

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